前に何度か紹介しましたが、我が家がいつも牛肉を買う事が多い店である「Wmart」の【和牛スライス】が安く美味しかったのでレポートします。
最初に書いておきますが、私の実家は飲食店でしたし、零細企業のオヤジを長らくやってきましたので、私はどうしても「コストを常に考えるクセ」があります。だから「お金に細かすぎてウザい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その辺はよろしくおねがいします。(^_^)v
まずは「牛丼用」として売られている牛肉スライスですが、【A5伊賀牛】のスライスです。部位はわかりませんが、バラ肉などの「コマ肉」「切り落とし」と考えればよいかと。
1パック200グラムでRM32。2パックだと400グラムでRM55。つまりキロ単価はRM137.50となります(グラム480円)。この価格ってB.I.G.やビレッジグローサーなどで買う「安い無印オーストラリア牛」の価格で、和牛としては「激安」なんてもんじゃないと思います。前からこれを売っていたのですが、「安すぎる」から敬遠していました。でも今回買ってみたら全く問題ないどころか「大当たり」で、まさに牛丼とか炒め物には最適で、あるいは(家族用)すき焼きにも使えるレベルだと思います。ああ、ハヤシライスなんて「絶品」なのが出来るはず。
牛丼ですが、やっぱり「和牛」で作る牛丼は一味違う。美味しかった~~。
クリックするとWmartの商品ページが別窓で表示されます。
それと上の和牛スライスより「ちょっと良い和牛スライス」もあります。この手は前から何度か紹介していて、我が家ではしゃぶしゃぶでさえもこれで十分と思うほど良いと思っています。これも「A5和牛」。
1パック200グラムでRM50。3パック買うと1パックおまけになって、4パック800グラムでRM150。キロ単価はRM187.50(グラム650円)でこれは多分もも肉ですが、非常に良いと思います。近年、オーストラリア産アンガス牛でもRM250はするようになりましたから、ましてやしゃぶしゃぶにも使える薄切りって普通、売っていないですし、この肉は我が家の救世主と言っても言いすぎじゃないです。ただ当然、A5和牛のリブロースじゃテンダロインじゃとこだわりがある人向けではない。そういうグルメな方はこの6~8倍出せば間違いのないものは手に入るはず。我が家はその手の和牛は買ったことはありませんが。
これらの和牛スライスの「価格」をヨメさんに言うと、「嘘~~~。それって変な肉じゃないの?」と言いますが、「いや、いつも食べてるじゃん。問題ないでしょ?」というと納得する。要は私達がよく見る価格は「リブロース、サーロイン、テンダロインなどの高い部位」の価格なのね。そしてスーパー等に並んでいる肉もそういう肉が圧倒的に多い。でも本来そういう部位は全体の10分の1以下と言ってもよくて、安くて美味しい部位は他にもいくらでもあるってことなんですね。でも「それを見つけるのは簡単ではない」し、和牛の薄切り肉、しかも安い肉なんてどこを探してもないと言っても良いくらい。
これがグラム650円のA5和牛。マレーシアでこれがこの価格で買えるのは「野球での9回の裏、満塁逆転ホームラン」みたいに私は嬉しい。(笑)
クリックするとWmartの商品ページが別窓で表示されます。。商品ページの写真より現物の方が良いです。でも「期待を裏切られることもある」のがマレーシアで、それは諦めるしか無い。だから気になる人はWmartの実店舗へ行って「現物を確かめる」のが良いんじゃないですかね。
ただ和牛ではなくて「もっと安い牛肉スライス」も欲しいので、1キロRM56~RM70(グラム200円~250円)ぐらいの激安冷凍牛肉スライス(部位はブリスケット)も常備するようにしています。多くは「オーストラリア産の無印牛」だと思いますが、問題らしい問題も無い。この手の肉は「和食材の卸業者」の多くが扱っていて(例えばSUMING TRADING)、私達一般も買えますし、巷の多くの牛丼はそういう肉だと思います。
下の画像をクリックするとShopeeの商品ページが別窓で表示されます。
Shopeeでも売っていますが、彼らのフェイスブック(ここをクリック)から「Whatsapp」で連絡を取り、商品+価格リストをもらい、Whatsappから注文すると「上の冷凍牛肉スライス」はキロ単価RM66で買える(もっと安く売る卸業者もある)。またそういう風に買うほうが安いだけじゃなくて「商品種も多い」のね。これで牛丼を作れば、育ち盛りの子どもたちがいて「特盛」でも牛肉のコストは一人前250円以下に収まる。配達も早く、その日中か次の日には配達される。
我が家の「特大うなぎの蒲焼」はここから買っています。
日本では「超巨大」と言われる大きさで、一尾400グラムでRM46。1600円ぐらい。大きいから美味しくない、硬いなんてこともなく、大満足。【厚みがある】のが良いと思っていて、少食のヨメさんもこれが好きで「二度に分けて食べる」なんてことをしています。一般的にマレーシアで売られている鰻はこれの半分以下の大きさで180グラム~220グラム。もちろん「中国産」ですが、我が家では全く問題なし。ちなみに「日本の鰻重の鰻の重さは平均100グラム」らしい。
一尾250グラムぐらいのうなぎの蒲焼も売っていて、一尾RM34。1200円ぐらい。それでも大きい方で、鰻を買う場合には必ず「重さ」をチェックして「キロ単価」を計算する必要があると思います。「値段はこなれているけれど小さい」なんてこともあって、結構高い中国産も流通しているから注意。高いからって美味しい、安全ってわけでもないと思う。
「食の安全」に関しては、それを気にしたら「マレーシアで食事は出来なくなる」かもしれない。野菜もそうで「新鮮な野菜」は売っていても「安全」に関してはわからず。特に「マーケット」で売っているものは私は全く信用していないし、それは「ホーカーズ、屋台」の料理も同じく。ただし、「日系の食品卸問屋」が扱っているものはそこそこ大丈夫だろうと想像しています。オーガニックの食品にしてもマレーシアではその認証を取っている生産者は驚くほど少ない。真面目で一生懸麺な生産者も多いけれど、それはもしかしたら「自画自賛」かもしれなくて、「それならなぜオーガニック認証を取らないの?」と私は思うわけです。
それは「生でも食べられます」という「鶏卵」も同じで、そういう会社のサイトを見ても、どうやって安全を確保しているのかの説明もそのための施設の写真もなかったり。ただ「頑張っている」というのは多分、間違いはないんでしょう。ちなみに我が家は「普通にスーパーで売っている鶏卵」でも生で食べちゃいます。そういう意味では「マーケットの鶏卵は危ない」かもしれない。殻が糞で汚れているようなのは生で食べないどころか、「扱い」に気をつけないと手や台布巾、まな板から菌が拡散するはず。「マレーシアは高温多湿だから雑菌は常に運動会をしている状態」なのは忘れるべきじゃないと思う(生ぬるい料理には注意)。そもそも「鶏卵の場合、菌は殻に着いている」事が多いのに、「生では食べない」という人が「鶏卵の扱いにも気をつけている」という話は聞いたことがありません。面白いでしょ?
もしもサルモネラ菌やカンピロバクターが気になるなら、「自分で殺菌すれば良い」し、60度のお湯に5分浸すだけででほぼOKで見た目は全く生卵と変わらない。こういう方法で殺菌されてスーパーでも売っているのが「Pasteurized Egg」。また62,3度で30分低温調理をすると「かなり柔らかめの温泉卵」になって、これで食べる「卵かけご飯」は「ズルっとした白身の食感は無くなって普通の生卵より美味しい」と思う。62度で10分なら文句なしに厚労省の基準をパスできる。これだと「白身がちょっとだけ固まる」程度。下の表で気をつけるべきことは「温度」は【中心温度である】という点。これは「一般的な低温調理」でも同じで、「中心温度を気にしない。測りもしない」人が多いのは注意すべき点だと思う。ちなみに「ステーキは焼く前に常温に戻す」と良く言われますが、冷たいステーキを20分やそこら常温で放置しても中心温度はほとんど上がらないのね(だからジップロック等に入れて熱伝導が早い水道水に浸ける)。低温調理も同じことが言えて、なかなか中心温度は上がらない。
またお蕎麦やラーメン、スープに生卵を落とす場合、次の表が参考になる。
これを見ると、洋食で良く使われる「ポーチドエッグ」は安全なのがよくわかりますね。もし「生卵が怖い」とするなら、ポーチドエッグを作れば良いんじゃないかと。ポーチドエッグで食べる「卵かけご飯」は私はかな~り美味しいと思う。
その他、ローストビーフ用にオーストラリア産WagyuのブロックをWmartで買ってみました。これは初めて買う肉で、Wagyuとしては安い部位ですが、サシがしっかり入っているので「脂がきついと感じる」可能性があるのね。その場合は「ステーキ」にするか、もったいないけれど「煮込み」に使ったら激ウマかもしれない。
ちなみにこの2種類はオーストラリアWagyuの「Mayura」ブランドで、一般的なWagyuは和牛ではなくて日本で言う「F1ハイブリッド、交雑牛」ですが、この「Mayura」ブランドは日本の純血和牛(Full blood)なはず。でもなぜか安いのね。だからあまり期待はしないで食べてみるつもり。
ただ、オーストラリア産の無印牛やアンガス牛では物足りない人にはそれらの牛肉とほぼ同じ価格ですし、試す価値はあると思います。
部位は「肩ロース」。このブロックは形も悪く、脂身も結構あったので「煮込み用」かな?
部位は「ウチモモ」。まさにローストビーフ用というWagyuだけれど「赤身肉」。
そして私の大好きな「A5伊賀牛のウチモモ」。
これは以前はローストビーフが主でしたがいまではオールマイティに使えて私の一番のオススメです。これで作る「ユッケ」も絶品で、価格も非常にリーズナブルだと思っています。私が買った後に「Out of Stock」になりましたが、来週には入荷する予定ですと。
「Wmart」には他にも牛肉の種類はあって、A5和牛のリブロース、サーロイン、テンダーロインもあるし(当然、高い。でも他店より安いと思う)、安めのオーストラリア産無印牛もあるし、また「(レベルが高い)牛タン」もあるのでオススメ。その他、シーフードも面白いのがある。
Wmart offers quality halal meat, seafood, fresh fruit and ve…
私は実店舗にはほとんど行きませんが、やっぱり「実際に見て買う」のが良いですよね。
また「普段遣いの牛肉」ではなくて、数ヶ月に一度食べるような「ちょっと良い肉」とか「変わった部位」、つまり「頬肉、中落ち(ゲタ、フィンガーリブ)、ショートリブ、オックステール、牛タン、スジ(アキレス腱)」とかが欲しい時にはこの「Feast Market」から買います(売り切れが多いから注意。ある時に買って冷凍する)。価格としては「激安ということはない」ですが、「リーズナブル」だと私は思っていて、たまにしか食べないような部位は「あまりケチらない」様にしています。例えば「オックステール」とかも安いものとそこそこの値のものとはは全く違うし、日本人は「薄味で料理を仕上げる」ことも多いし、素材の善し悪しがはっきり出ちゃうことは少なくないんですよね。
だから「一般的なローカルのお店」より「美味しい料理」を作れる可能性はあるってこと。
この店もWhatsappで登録しておくと、定期的に「商品リスト」を送ってきて、それは「お店のサイトの更新より早い」ですし、掘り出し物は売り切れるのが早いし、サイトにはない商品があったり。
また、「とにかく安い店」としては次の2つの業者ですかね。本当にメチャクチャ安いですが、「良いもの」があるとは思えず、でもこういう肉を巷のローカルの一般的な飲食店は使っているのだろうと思います。でもこういう店はまさに「卸専門業者」で、「他の店ではないもの」を扱っているのね。それは鶏肉もそうですが「大きな手羽(マレーシアの鶏は一般的に日本より小さい。また手羽はなぜか胸肉が付いている)」や「もも肉のカットが日本風(余計な骨が付いていない)、マレーシア風」のがあったり。ただ「鶏ミンチ」を買った時には驚きました。想像していた鶏のミンチではなくて、「すり身」だったり。いわゆる「ナゲット用」みたいな。でも本当に安くて、「牛タン」なんて上に紹介した店の10分の1みたいな価格。でも「インド牛の牛タン」だったりする。でもそんな牛タンを使う飲食店も多いはずで、「見た目がちょっと小さな牛タン」はほぼインド牛と思って間違いがないと思います。和食店、焼肉店でもそれを使っているのに気がついたことがあります。あまり安すぎると買うのにビビりますが、私達が一般的にローカルのお店で食べている肉類ってこの手の肉だと思います。
「インド牛」「バッファロー(水牛)」だなんて【マジっすか?】と思うけれど(笑)、私達は知らず知らずローカルのお店で食べているだろうし、「料理によっては問題がないもの」って多くあるはずなのね。だから決して「安かろう悪かろう」なんて思うべきじゃなくて、たまには「試してみる」のも良いと思っています。とは言いつつ、キロ単価RM21の牛肉って、ミンチを作るには良いかなとは思うものの、日本でいうとグラム70円なわけで、やっぱりビビってしまう。(笑)
またこういう店でしか売っていないようなものもあるし、「ブランド物」、たとえば「ミネラルウォーター」もそうですが、そういうものも安いので、私としてはやっぱり「外すことはできない店」なのは間違いなし。
どこでも売っている安い「合鴨のロースト」ですが、大中小とあって、大でも1ピースRM6.00と言うやすさ。
Groceries - We provide families with the essentials for your…
お役に立てれば幸いです。m(_ _)m