ドンキの「鮮選寿司」って閉店したんですか?

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マレーシアのドンキが「鮮選寿司」という寿司店を経営していましたが、2024年の3月に閉店していた様子。

知らなかった・・・・・。一度も行ったことがなくて、行って「スシロー」と比べようと思っていたのですが。

「鮮選寿司」のマレーシアのサイトに行ったらこんな表示。

やっぱり苦戦していたんでしょうね~。

2024年3月31日で閉店ですか。

スシローがマレーシアに出店調査・準備の為にSushiro Malaysia Sdnを設立したのが2024年4月5日。ちなみに株主ですが、51%がマレーシアローカルで49%がSushiro GH Singapore。そしてオープンしたのが2025年2月7日。

スシローが出来たらドンキの寿司店は撤退するんじゃないかなんてブログに書きましたが、もうその時点で閉店していたのね。

しかしドンキの行動の素早さって凄いと思いますわ。

ドンキのお寿司はデリバリでしか食べたことがなかったのですが、「品質の落ち方」も早かった。

2023年の春ごろのデリバリ。この頃は本当にドンキに救われたと思っていました。

でもその年、2023年の10月には「品質が落ち始めた」のがわかった。

そして去年、2024年の6月には「ここまで落ちた」のね。

これが我が家が食べた最後のドンキのお寿司で、いささかこのレベルのお寿司だと「もう二度とドンキからお寿司を買うのはやめよう」って思ってしまう。

ドンキのお寿司に関してはこのブログで文句ばかり書いていましたが、それでも感謝していたんですよ。実際に文句ばかりじゃなくて「有難う~」「これからもよろしく~」とも書いてきましたし。

でも「閉店」って結構、私にしてみると衝撃的で、「品質が落ちてきたこと」や「閉店したこと」に関しては心が痛むところもあるのね。

ドンキだって目一杯頑張った結果が上の品質の低下であり閉店なわけで、担当者もどんな思いで続けてきたのかが簡単に想像できてしまう。

なんだか他人事とも思えなくて、私が長年生息していた「零細企業の世界」でも同じようなことを感じたことは何度もあった。

客に喜んでもらおうと頑張って受け入れられることもあるけれど、「質と価格の維持」って難しいし、そこで踏ん張っていても段々と売上が落ちるなんてことは普通に起きるわけで、そして坂を転げ落ちるように駄目になっていき、ある時、閉店、あるいは倒産なんてことが起きるのは本当に普通のことでした。

私も同じで、私の場合は「逃げ足が早い」ですから、ちょっと難しいなと思ったらすぐに撤退しちゃいますから大事に至ったことはありませんが、お客はもちろんのこと自分の会社も協力会社も皆が良い状態で長く続くことって本当に少ない。それは世の常だとは思いますが、やっぱり寂しいし、悲しいし、途方に暮れるし、やる気の継続も難しいし、他社に起きたことでもそれを知ると気持ちが暗くなってきます。

ドンキも頑張ったんだよね~。それは間違いないと思うんですよ。

今までどうも有難うと言いたい。ドンキのお陰で私は随分、救われました。

「鮮選寿司」は閉店だとしても「寿司の販売は続ける」ようで、もしかしたら店舗がない方が「寿司の質はそこそこのところで維持できる」かもしれない。

是非ともこれからも頑張ってほしいなぁ~。でも「悪いと思うところは悪い」と書き続けるつもり。提灯記事も嘘も書くつもりはない。

スシローに行って、期待とは随分違っていて驚いたけれど、やっぱり「マレーシアでの回転寿司」の限界ってあるんだろうと思いました。あの「レベルと価格」が今のマレーシアの実態を表しているのかもしれない。でもそれでもスシローが成功するかどうかはわからない。

マレーシアの発展スピードは早く、収入の増え方もかなり早い。そのうち、20代でも年収300万円台になる時代は遠くないかもしれないし、そんな頃になれば「マレーシアのお寿司」も随分変わって、シンガポールや香港のお寿司に追いつくのかもしれませんね。

そんな頃には日本人のロングステイヤーは悲鳴を上げる時代になるんだろうけれど・・・。

でもそれはこの50年、東南アジアで起きてきたことで、私は1970年代初頭から東南アジアには遊びと仕事で良く出かけていましたが、あの当時は本当に安かった。香港、台湾、韓国、フィリピンも私達が行くと「王様気分になれた」のね。

それこそどんなレストランに行っても、「高いものから注文する」なんてバカなことをやったことが何度もあったけれど、それでも「安いね~~~」なんて日本人は皆,言っていたのだから本当に時代の移り変わりは早いし面白いし、そして怖いと思う。

1991年にオーストラリアに渡った私達家族も、「オーストラリアは何でも安い」と思いましたっけ。それって食べるものの話ですが、自宅でやるBBQパーティでは「アワビや伊勢海老」を普通に焼いていたのを思い出します。当時は外食に出ても家族4人で1万円あれば十分という時代。息子たちの話を聞くと、今じゃ、良いお店が増えたということがあるにしても家族4人だと8万円は当たり前みたいな感じで、話を聞いてるだけでも背筋がゾクゾクしてきます。(笑)

牛肉も安かったっけ。

一番高い肉でもキロ単価が2000円台で、グラム300円以下ってこと。でも当時はWagyuは売っていなかったし、ほとんどの牛肉は「牧草飼育」でサシなんて全く入っていない「全部が赤身肉」みたいな時代。

今、思い出すと懐かしいのはやっぱり「牛タン」ですかね。これは美味しかった。そして激安。

こんな1.5キロはある牛タンが500円ちょっと。キロ単価は300円台。今、マレーシアでこれと同等のものは1万円以下では見つからない。

あああ、アワビも本当に安かった。

ヨメさんがアワビ大好き人間なのだけれど、オーストラリア時代に「アワビを食べようか」なんていうと大喜びだったのは今も同じで、当時は「活アワビ」でこの大きさ(800グラムぐらい)のものを「一人一匹ずつ食べる」なんてことが出来ていました。一匹は刺し身で一匹は焼いて、半分づつとか。

でも今じゃ、アワビと言えばこういう大きさのものしか食べられない。(笑)

今はまだまだ安いマレーシアだけれど、きっと同じことが起きるだろうと思っています。

「マレーシアの回転寿司も悪くないじゃないか」って思う頃は、物価も恐ろしいことになっているかもですね。

時代の流れに乗るしかないのだけれど、歳を取ると「過去を常に引きずっている」から結構、厳しいものがある。

 
 
 

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