イタリア料理には欠かすことが出来ない「パルメジャーノレッジャーノ」ですが、マレーシアではどこを探しても売っていない。あるいは「在庫なし」状態。
なんでだろう。どうしたんだろうか。我が家の在庫ももうなくなる寸前。
私は子供の頃から「パルメザンチーズ」が大好きでした。イタリアンと言えばパルメザンチーズ。いや、チーズと言えばパルメザンチーズというくらい好きで、ピザやパスタ、グラタンにもパルメザンチーズ。
ところがいつの頃だったでしょうか。オーストラリア時代だったけれど、あのパルメザンチーズって「プロセスチーズ」だと知った。いわゆるパルメジャーノレッジャーノに似せて作ったもの。
となれば本家のパルメジャーノレッジャーノとやらを食べてみたくなるじゃないですか。
で、買って使ってみたら驚いた。レストランの味。(笑)
そして「パルメザンチーズの上位互換」だと思ったのね。半端じゃなく美味しい。
その美味しさを知ったら元には戻れない・・・な~んてこともなくて、パルメザンチーズ(いわゆる粉チーズ)も我が家には常備しているのだけれど、やっぱり「ここぞ」と思う時にはパルメジャーノレッジャーノを使いたい。
でももう残り少なくて、買おうと思ったら売ってないんですよ。あるいは在庫切れ。
しょうがないのでShopeeで買おうと思っても出てこない。「無い」なんて考えられないので本当にびっくり。在庫なしならわかるけれど、「無い」っておかしくないですかね。
そこでAIに聞いてみたところ、どうもパルメジャーノレッジャーノって「ノンハラル」みたいなのね。原材料に「仔牛の第四胃から抽出された動物性レンネット(Rennet)の使用が義務付けられている」そうで、そうでなければパルメジャーノレッジャーノという名は使えないのだけれどこの動物性レンネット(Rennet)がハラルではないらしい。
でも豚肉だってShopeeで売っているのに、パルメジャーノレッジャーノがノンハラルだから「売らない」ということはありえないはず。
普通に検索して出てくるのも「在庫なし」と出る。今まで買っていた「Bottega」というイタリアンレストラン・食材店も同じ。
無いとなると結構慌てちゃいます。
マレーシアに来てから「フランスの発酵バター」の美味しさを知って、私はパンプリー(Pamplie)が好きなんだけれど、これももし市場から消えたら慌てるかもしれない。でもフランスの発酵バターって何種類も売っているし、他のブランドでも美味しいのがあるからどうにかなる。
でもパルメジャーノレッジャーノはパルメジャーノレッジャーノであって、それに替わるものが無い。(┰_┰)
レストランでも使っているから「無いはずは無い」のだけれど、検索で出てこないのも不思議。
ここでAIに助けを求めました。
すると、グラナパダーノというチーズがあるそう。
「グラナ・パダーノはパルメジャーノ・レッジャーノより広い地域で生産され、熟成期間も短く、価格も手頃です。イタリアでは家庭でよく使われる「キッチンの夫」として親しまれています」
「Grana Padanoの風味は、比較的マイルドです。バターのような、あるいは、ナッツのような、優しく、甘い乳の風味が、その中心にあります。熟成による旨味は強いですが、香りは、あくまで穏やかです」
これならJaya Grocerでも売ってるし、Bottegaにもある。
これを買ってみますかね。
でもパルメジャーノ・レッジャーノの代用品だと思ったら大間違いだと、パルメジャーノ・レッジャーノを持ち上げることをAIは忘れない。
お前、誰に忖度してるんだ?なんて思ってしまった。(笑)
日本の和牛は美味しいのはわかっていても、オーストラリア牛をメインに食べる我が家だし、このグラナ・パダーノで十分美味しいかもですね~。
とりあえずそれがあるので救われた~。\(^o^)/
見た目は、パルミジャーノ・レッジャーノにそっくりな「グラナ・パダーノ」は、古い伝統を持つ、イタリアの超硬質大型チーズ。と…
こういうチーズやバター、調味料もそうだけれど「それがあるだけで料理がガラリと変わる」から凄いことだと思う。
良い食材が手に入らない。あるいは高くて手が出ないにしても、調理法やそういう調味料でどうにかなるって決してコスパは悪くないし本当に面白い世界だと思う。