えええ~。日本のGDP、来年はインドと英国に抜かれ「世界6位」の見込みだとIMFが発表したらしい。
英国にも抜かれるって信じられない。英国の人口って7000万人弱なのに。
各国の名目GDPの推移 - Yahoo!ニュース(読売新聞オンライン)…
まぁ、「円安の影響」があるにしても、私としては「為替も国の実力の内」という基本的な考え方を持っているから、「円高になれば大丈夫だよ」なんて一切思わないし、どの国だって「為替の影響はある」のだからそれを「言い訳にする」のってアウトだと思う。
「自国通貨が安くなる」と【国家は良くなる】のが経済学では「常識」で、逆に他の国々してみると【製造業や雇用が打撃を受ける】から「お前、通貨を安くしてズルするな」となる。これは「近隣窮乏化」という現象が起きるから。
とは言うものの「過度な金融緩和や通貨安が進行」すると、相手国からの需要を奪うだけでなく、輸入物価が高騰して自国の実質賃金や購買力が低下し、【自己窮乏化】が起きるのは【落ちぶれた国家】を見ればすぐわかる。
さて、日本はどうなるのか。
円安は「輸入品の値上がり」となって、特に「エネルギーの外国依存率が高い国」って悪い影響があって、それは「国民生活を直撃する」わけで、「日本そのものは円安のほうが良いのだ」と単純には言い切れない。
でも「円高」の時代には、日本の景気も悪くなり「産業構造まで変わった」し、当然、失業率は上がり、製造業は海外に出て「他国のGDPを押し上げるのに貢献する」なんてことも起きた。
私が若い頃には「韓国を助けろ。中国を助けろ」なんて【(過去に対する)贖罪意識を持つ企業人】も多く、技術移転やODAを含む投資を積極的にやってきて、それの効果は出て「韓国も中国もすごいスピードで発展した」じゃないですか。
そして今じゃ「彼らが上に立つ」ようになってきた。
ま、日本もそうやって海外、特にアメリカに助けられて「大きくなった(アメリカは落ちぶれた)」過去があるから文句は言えないにしても、私は「日本は真面目過ぎる」と思っていて、「本当に大事なところを出してしまう」のね。これは「鉄鋼、半導体、新幹線」が特に目立つと思っているのだけれど、アメリカみたいに「取るべきものは取る」「市場も手に入れる」とか「代わりに何かを買わせる」とか【裏の仕掛けがない】と感じています。
ま、「日本も善意だけじゃない」し、「他国に対する協力も日本企業が下請けに入る」とかあるにしても、「真面目過ぎる」「戦略がない」感じはしています。
仲がよく見えるインドとも「新幹線」に関してはうまくやられちゃっているし、日本には「したたかさ」を感じない。
だからこんなGDPが落ちて6位になっても「他国から奪い取る」なんて考え方は日本人はしないし、「頑張って伸ばそう」「円安を是正すれば良い」とか、ま、【そんな日本が好き】でもあるのだけれど、【競争に負けるのを座視したい】とも思わない。
日本が伸びようと政府が頑張っても、海外にしてみると「市場を取られる」と思うからいろいろ文句をつけるのが当たり前で(日本の左派の多くはそれに乗る)、彼らは「日本人はとっくに忘れている」【日本が伸びる時には世界を席巻する強さがある】のを歴史を通してしっかり覚えているのだと思う。
私は「1200年代の元寇の役」から「日本ってちょっと諸外国とは違う」のが見えたし、「秀吉の朝鮮出兵」にしてもそうだし、後進国の日本に【鉄砲】が伝来した後に【世界一の鉄砲保有国になった】とか、「なぜスペインは日本侵略を諦めたのか」とか、「明治維新に日本が奇跡のような変身を遂げ」「世界最強と言われた【清】や【ロシア】を打ち負かし」、「第一次世界大戦の勝利に貢献し、アジア唯一の国際連盟の常連理事国になった」り、「世界最強のアメリカに戦いを挑み苦戦をしいた」り、戦後は焼け野原に近い状態から【一気に蘇った】り、世界一豊かなアメリカに「一人当たりのGDPでは迫る勢いで伸びた」り、家電、半導体、自動車では「世界一の座を取っていた」り、私はなぜ「アジアの隅っこにある小国の日本がこれほど凄かった」のかは本当に驚きで、こういう国って他にもあるのかどうかを知らない。
でもそれは「全て過去のこと」となってしまったし、かつての日本人の面影も消えてしまっているようにしか思えないのね。でもその「日本の異常なほどに凄い歴史」を諸外国は覚えているわけで、「ちょっと軍備を拡張するだけ、ちょっと右寄りの発言」でも大騒ぎする近隣国がいるのも良く理解できる。
かつて「日本が伸びた根源」が今でも残っているとは思うけれど、「頑張れば世界を席巻できる」のを日本人は覚えていないように思う。
逆に「日本はまだまだ凄い」と「日本を賛美する声」も大きく、逆に「すごいスピードで伸びている中国を下に見る」傾向があるけれど、中国にも「いろいろな顔がある」わけで、私は「中国が伸びている分野」を見ると、侮れないどころか(中国の体制もあって)【世界のトップになる蓋然性はかなり高い】と思っています。だからこそアメリカは中国の「土台を崩そう」と一生懸命なわけで、私はそれを見ると「かつてアメリカが日本を叩こうと一生懸命だった頃」を思い出すんですよ。
日米関係を見れば「アメリカの言う事を聞くしか無い」のは明白で、アメリカの言いなりになってきたけれど、中国はそうじゃない。当然、「国力」には【武力も大きな関係がある】わけで、中国の言動を見れば「中国が何を狙っているのか」を想像するのは難しくない。
そういう意味では「歴史的に煮え湯を飲まされ続けた中国」が【世界一を目指して躍進してトップとなる未来】も来るかも知れない。でも「中国共産党がトップで民主主義ではない」というところがアキレス腱となるかどうかは私にはわからない。
「中国を分断していくつかの国にし、民主主義国にするのが良い」なんていう論者もいるけれど、私はそれこそ、それが「中国連合体」が世界のトップになる近道かもしれないなんてことも思ったり。
でもま、そうやって「世の中は変わり続ける」のだろうし、「過去の話しをしたところでどうにもならない」のは当たり前のこと。
今の時代、「アレキサンダー大王」「ジンギスカンとその子どもたちの偉業」「ローマ帝国の凄さ」を言う人はいないし、近代では「あのアルゼンチンが世界トップクラスの先進国だった」ことを知る人も少ない。
日本もそうなって「日本?ああ、観光には良いね」なんて国になるのかどうか。
悔しいぞ~~~~~~~~~~~~~~~。
