ホヤの塩辛(?)

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食べる話なら毎日10話ぐらいでも書けそうなんですが、今ちょっと凝っているのがホヤです。あれれ、このことはもう日記に書いたっけ?見てみよう。

書いてなかったようです。

最近、というか前からですが、買い物に行くのに結構韓国食材店に行くことがあります。もしかしたら最近は日本食材店より頻繁に行くかも。韓国食材店に限らず中国食材店て安くて良い物が結構あるんですよね。和食に使える食材も日本製じゃなくて韓国製、中国製だとウソみたいに安かったり。

中国の冷凍餃子問題がありましたが、私はああいうのは結構平気なんですよ。中国野菜も危ないなんて考えたこともないです(でもないかも)。普通の食品でも賞味期限切れなんか全く関係なくて、期限切れとか期限間近で安売りしていたら嬉しくてどんなのがあるのかついつい探しちゃいます。(子どもが小さい頃は結構神経質でしたが)

こういう習慣ってどうもグアムにいたころに着いてしまったようで、グアムでは本当に酷かったんですよ。今のグアムは知りませんが、30年以上前のグアムは日本食料品店もありましたが、規模も小さく、食材は現地の大手スーパーか中国食材店で買うのが普通でした。で、当時の中国食材店で売っているものが酷いのなんのって、缶詰なら賞味期限がどうのどころじゃなくて、缶が膨れていたり、寂びていたり、シールは半分破けちゃってるなんのてが当たり前にありました。

最初は気持ち悪かったけれど、食べ慣れるとなんてことないんですね。そもそもそれしかないし。それと私がいつもお世話になっていたグアム人のお宅なんですが、ご主人が米軍基地に勤めていたんです。で、帰りにいつも基地のスーパーから廃棄処分する物をもらって帰ってくるんですよ。

基地ってやっぱり食べ物の基準もしっかりしているんでしょう、賞味期限が過ぎた缶詰なんてもちろん売らないで段ボール毎捨てちゃうんですね。で、そのオヤジさんは小型トラックで通勤していたのですが、日によっては荷台に一杯積んでくる。私はビールに賞味期限があるのもその時知ったんですが、ある日、オヤジさんがビールを20ケースぐらい持って帰ってきた時には歓喜しましたね。

まぁ、いろいろもらってきていました。で、そんな中で生活しているとちゃんとしたスーパーで売っているものなら、ちょっとやそっと変でも平気になるんですね。ただどうしても躊躇したのは生卵でした。パックに入って売ってるわけですが、一個でも割れるとパック毎捨てるんですね。日本でもそうでしょうか。あれをいちいち詰め替えなんかしたら手間暇が掛かってどうしようもないんでしょう。だからほぼ毎日生卵をもらってくるんですよ。いくつか割れてるパックの生卵。

こんな話を聞いただけでもゾッとする人がいるかもしれませんが、私もまさかそのオヤジさんが廃棄処分するものをもらってくるとは知らず、どうして毎日こんなに色々持って帰ってくるのか気になってある日聞いてみたんですよ。で、さすがに事実を知った時には思わず後ずさりしました。でも慣れたらぜんぜーーん平気。

そして中国食材店で買う缶詰は膨れていたり錆びていたりですから、日本で賞味期限切れを売っていて文句を言ったとか、中国産がどうだとか、私にしてみれば贅沢なことをいってるなぁ、ぐらいにしか感じないんです。

ましてや今の時代、スーパーで売っているものを怪しんだら切りがないと割り切っています。

私はいつも思うんですよ。食に気をつけなければいけないのもその通りだけれど、ちょっとやそっと変な物を食べても動じない身体が欲しいって。お陰様で、友人と一緒に食事にいって皆が食あたりになっても私だけは大丈夫みたいな身体になりました。海外で生水を平気で飲めるまでにはなっていませんが、この20年、食あたりになった記憶はありません。

とまぁ、いつもの通り話が長くなりましたが、韓国食材店で買い物することが非常に多いんです。ゴールドコーストには日本食材店が3店舗あって、我が家から近いのはその内の二店舗なんですが、まぁ、品揃えは似たようなものです。で、韓国食材店なんですが、この数年どうしちゃったのか凄い増え方で10店舗以上あるんじゃないでしょうか。で、当然のごとく、新規出店する店は品揃えは豊富だし値段も安い。競争が進んでいます。

それと共に、最近の韓国中国の食材の進歩ってびっくりするくらい。やっぱり韓国とか中国台湾って昔の日本に似ていて、毎日食べる物を毎日買うという習慣が最近まであったようですね。で、それも壊れてきて、買い置きするような生活パターンになってきたんでしょう。インスタント物の進化のスピードが凄いんです。味も良くなったし種類も増えた。で、ウォン安も関係しているのでしょう。値段が安いんです。

私は冷麺とかビビン麺が好きなんですが、今気に入っているのはこれ。

これはインスタント冷麺ですが、なんと一袋45円です。日本の即席ラーメンはこの何杯もの値段がします。と同時にどういうわけか私はいつのまにか即席ラーメンが食べられなくなってしまいました。子どもの頃はエースコックの即席ラーメンとか結構好きだったし、出前一丁だとかよく食べました。でも最近は駄目なんです。唯一食べられるのが棒ラーメンって知ってます?マルタイというメーカーの。あれは美味しいと思う。そして安いし。どうしてあれなら食べられて他のが食べられないのか私もよくわからないんですよ。あと今でも売っているかどうか知りませんが、恵比寿ラーメンという即席ラーメンは食べられた。

で、韓国の冷麺とかビビン麺ですが、この即席は美味しいと思うんです。で、安いからケースで買ってくる。日本のラーメンは私は食べませんが、女房や子どものために買いますが、本当に高くて頭に来ちゃいます。特に高いのがカップ麺。大きい焼きそばだとかあるでしょ?ああいうのは400円以上するんですよ。で息子なんかあんなのを一つ食べてもお腹が一杯にならないから二つぐらい食べちゃう。だからかなり高い物につきます。

ってこういうことが気になる私ってケチですかね?

ま、それはおいといて、韓国食材店で買う物としてはキムチ。これも牡蠣入りのキムチとかあるんですね。美味しい~~。赤くない水キムチも良く買います。それと韓国海苔(女房専用)、韓国の冷凍餃子、その他色々買うんですが、先日偶然見付けたのがホヤの塩辛。塩辛と言っても日本の塩辛と全く違っていて、赤くて辛くて味噌味でそしてちょっと甘いあの手です。チャンジャって知ってます?鱈の内臓の塩辛。ああいうのが好きなんですが、ホヤがあったんですよー、ホヤが。

たいしたことはないだろうと思いつつ買ったんですが、これが美味しいのなんの。今まで韓国食材店で買ったあらゆる食材の中でこれほど美味しい物はなかったと思うくらいの大ヒット。いや、満塁ホームランでした。

聞いてみたところ、ホヤの冷凍と合わせ味噌やその他の物は韓国からの輸入だそうで、それをシドニーの会社で合わせて作っているとのこと。で、これは韓国人もかなり好きだそうで、多分世界中の韓国食材店で売っているはずだと言っていました。是非探してみてください。本当に美味しいです。

左側は水で洗ったものです。写真で見るとまずそうですが、美味しいですよー。ホヤの味が濃厚で、これだけしっかりしたホヤの味がするホヤって日本でも珍しいかもです。

ホヤってご存じですよね。生物学的には貝でもなければイソギンチャクやナマコとも違うみたいで、原索動物(脊索動物)といい、我々脊椎動物のご先祖様らしいです。でも背骨はない。回りはカチンカチンで中の肉(?)だけ食べる。

ホヤって磯の香りが強くて、そしてちょっとナマコの内臓であるコノワタに似た味がするんですが、好きな人は好き、嫌いな人はオェって感じかもですね。日本でも北で取れるもので、関東でも決してポピュラーではなくて西へ行けば行くほど評判が下がるそうです。というか関西の人はホヤの存在自体知らない人が多いと聞きます。

ホヤ自体は美味しいと思うのですが、そうは言っても、そして日本でも本当に美味しいホヤなんかなかなか口に入りません。それがどうして韓国食材店のホヤの塩辛は美味しいのか、それがヒジョーーーーーーに不思議です。でも本当に美味しい。コノワタの好きな人はわかると思いますが、あれって高価だし、チビチビけちくさい食べ方をするしかないでしょ?ところがこのホヤの塩辛はコノワタの代替品になるというか、味もかなり似ていて、それこそあのコノワタを好きなだけ口に入れたような満足感を得ることが出来ます。

コノワタ好き、ホヤ好きは、絶対に探すべしです。塩辛と言っても日本の塩辛をイメージすると全く駄目で、いわゆる韓国味噌、唐辛子などに漬けてあるやつです。で、ちょっと甘い。これさえあればご飯は二膳ぐらいペロリといけます。

これがホヤの塩辛の名前ですが、どう読むのか何度聞いても憶えられませんでした。^^;

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