ヨメさんの策略にうまく乗せられてしまい、再び餃子を作りました。
前回は懲りすぎていろいろ入れてわけのわからん餃子になったので今回は出来るだけシンプルに。シンプルすぎて何か入れるのを忘れているような感じでしたがそこそこの出来でした。
いつもと違うところはキャベツを茹でたこと。
いつもは刻んで塩で揉んで絞るのですが、前回わけのわからん餃子の餡が大量に残り、それを修復(?)するときに入れた茹でたキャベツが美味しかったので今回はそれにしました。結構いい感じ。キャベツの甘さが引き立ったと思います。
ショウガとニンニクは刻みました。おろして入れると味が全体に広がりますが、刻むとそれを噛んだときに一瞬に味が広がる感じが好きです。でも刻むと量を多めにいれないと駄目なんですが今日は入れすぎ。特にニンニク。これは失敗。
そして今日は初めての餃子の皮を使いました。これはゴールドコースト在住のちりとてさんご推薦のもの。いつもは日本食料品店で売ってる日本製のを買うのですが、これはウールワースという地元のスーパーで売っている中国産(?)のもの。これはさすが料理のうまい(食べたことあります)ちりとてさんが推薦するだけのことはありました。かなりの高得点だと思います。オーストラリア在住の方は使ってみる価値あり。
私は餃子の皮は自作せずに、数種類気に入ったものを買い揃え気分によって使い分けるのが好きです。皮で随分変るんですよね。今回の皮はちょっと厚めかなと思いましたが、焼きあがってみるとちょうどいい感じでした。また焼き上がりが綺麗なのもこの皮の特徴みたい。
日本製の皮で結構好きなのがあるのですが、それは綺麗に焼くのが難しい。不思議です。
しかし餃子は本当に難しいと思います。いや、簡単な料理なんて存在しないわけですが、餃子って簡単な様で奥が深く、なかなか満足できるものが作れません。
そもそもスーパーで売っている豚ミンチじゃ駄目なんですね。こちらの人たちはとにかく脂を嫌いますから牛でも豚でも鶏でもLeanばっかり。でも私は肉のうまさって脂にあると思っていて、健康的なミンチでは美味しくない。だからきっと不健康だとは思うのですが、中国人がやっている肉屋で買います。まるで味が違う。あれって豚そのものが違うとは思えないんですが、また脂の量が違うだけではないのでしょうが、とにかく中国人の肉屋のミンチは美味しい。不思議~。
美味しい餃子屋さんですが、ラードを入れるところもあるようですし、材料(ミンチ)を肉屋に注文するときに脂の比率を50%という恐ろしい割合で頼むところもあると聞きました。
そんな情報を仕入れてラードを入れて作ったこともあるのですが、ラードにもきっといろいろあるんでしょう。スーパーで買ったものを入れても美味しいとは思いませんでした。日本のラーメン屋で使う背脂なんて入れたらどうなんでしょうか。実はこれはこちらでも売っていまして(ゴーゴーマート)、一応手に入れたのですがまだ開封していません。結構大きな袋に入っていて、一度開けたら使い切るのに大変なことになりそうなので開封できず。
いつもはトントロやばら肉を刻んで混ぜるのですが、今回はミンチのみ。これはこれで美味しくて、あえて違う部位を混ぜる必要はないなって思った。
一度プロに徹底的に教えてもらいたいなぁ・・・・。
何も特別な餃子の作り方を知りたいんじゃなくて、私は日本でどこにでもある駅前のラーメン屋の普通の餃子。あの安っぽさが好きなんです。でもあの感じがどうやっても作れません。何がポイントなんだろうか。肉を多く入れないってのも意外に大事なポイントのような気がするんですが・・・