キュウリを嫌いな人って少ないと思いますが、ゴールドコーストで売っているキュウリは巨大なキュウリです。長さは30センチ以上あって、太さはバナナかもう少し太いくらい。
これって困るんですよね。キュウリではあるけれどキュウリらしい料理にならない。だから昔はそれこそ瓜のつもりで中身をスプーンで削り出しちゃって、外側だけを使ったり。
もっと細くて小さいのが欲しい。もしかしたらそれが家庭菜園を始めた切っ掛けだったかもしれません。日本の種屋さんから暑い場所に適した品種を選んで送ってもらったり、日本料理屋で使う小さなモロキュウ用の品種とか、ボツボツがはっきりしていてコリコリしているスーヨーキュウリとか。
でもキュウリって伸びるのが早くて、放っておくとどんどん大きくなるのね。で、そんな感じのキュウリがこちらのキュウリ。もっと小さいときに収穫してくれれば良いのに。
でも、そういうキュウリを売っているお店があります。オーストラリアフェアの中のウールワース前にある八百屋さん。韓国食材も若干おいてあって、ここは穴場だと思います。安いし、物が良い。ニラなんかここより良いのを見たことがありません。そして安い。ユーエンより良い。でも品揃えでユーエンには負ける。
ここで売っているキュウリですが、いわゆる規格外ってやつなんですね。細いの、小さいの、曲がったの。そういうのを袋に入れて売っています。オーストラリアの基準で言えば半端ものだから安い。
でもこれが一番キュウリらしいキュウリで、これを食べだしたら普通のはもう食べたくなくなります。
どういうわけか最近、我が家では自家製キムチみたいなのを常備するようになりました。オイキムチというべきか。白菜は使いませんが、その細くて小さくてポリポリしているキュウリと、大根、ニンジン、タマネギで作ります。味は薄めでごっそり作っておいて、サラダのつもりでバリバリ食べます。
これもその細くて小さくてポリポリしたキュウリじゃないと食べる気がしないんですね。キュウリって大事な食材だと思うなぁ。
ああ、この情報をここに書くともう買えなくなっちゃうかもしれないなぁ。いつもそんなに一杯あるわけじゃないし、売り切れのときも多いし。
ま、いっか。