金(ゴールド)の大暴落

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

金(ゴールド)が凄いことになってますね~~。

金(ゴールド)投資が良いなんてついこの前騒がれていましたが、そうだそうだなんて思って買った人は真っ青になっているはず。さてここはナンピン買いするべきかどうか悩んでいるのでしょうか。

なーんて、金ファンドを持っているお前も他人事じゃないだろうなんて言われそうですが、去年の11月からCFDでヘッジができるようにしたのはここに何度か書いたとおりで、このチャートを見ればわかるように、陽転、上げトレンドに変わった場所は一つもない。一月末の陽転はトレンド変換があるかのように見えましたが直近の高値も更新できず、小学生が見ても下げトレンドだというのはわかる動き。

12月にバヌアツに行ったときには相場の動きも見れず売買も出来ないので、CFDの売りポジションを外したと書きましたが、あの時のチョンボが悔しいだけで、その後は下げトレンドがはっきりしていて難しい動きも無く、ヘッジ玉は放置。

そしてその延長線上の動きとしての暴落なので、被害はありません(無くはないですが)。

なんでこんなことになったのか調べてみても、これぞという大きな要因は見つかりませんでした。

ではなぜ金が買われていたのかといえば、アメリカの没落、EUの問題があって、基軸通貨が非常に不安定であり日本円に逃避行動が見られて円高になったという筋書きと同じように、大きなお金が金(ゴールド)に向かっていたという説明があります。そして今、アメリカの復活が見えてきて、円安、ドル高、そして株高という世界的な動きの中で金(ゴールド)からお金が離れていったということらしい。そして下げ幅が大きく、ロスカットポイントが次々にヒットして売りが売りを呼んだという説明。

まぁ、そういう説明を聞けばなるほどと思いますし、それを予見していた評論家もいますので、もっと世界経済を勉強しようなんて思う人も多いのでしょう。

でも、金(ゴールド)は上がると騒いでいたのも間違いがなくて、ではどちらの言い分が正しいのか、その時点で判断するのは簡単じゃないですね。これがわかれば株でも為替でもなんでも大儲けできて、世界の富の10%ぐらいは手に入れられるわけです。

結局、こういう説明は、私は後講釈としてしか聞きませんし、いくらそれを真剣に検証したところでさて将来はわかるのかとなると、これは全く別だと思うんですよ。

そういう当たり前のことにいつ気がつくか、あるいは気がつかないかで大きな差が付くんじゃないかと思っています。

気がつかないとどうなるかというと、競馬の予想屋が多くいる中で誰が当たるのか右往左往するのと同じで、そしてそのうち、自分も予想屋の一人になっていくんですね。

だから相場の現状、将来の予想を語らせるとそれはそれは凄い人になるんですが、では勝てるかというと話は別。まさに今回の金(ゴールド)と同じで、下げると言っていた人もいれば上がると言っていた人もいるわけで、勉強をちゃんとすれば下げるのが予見できたのかというと決してそういうことでは無いと思うんです。ましてや相場の動きを利用して大儲けを狙う存在がいるわけで、彼らはそのチャンスを狙って仕掛けてくる。これも臨機応変なわけで、どうしてそんなことが起きるか起きないか、事前に感知できるのか?絶対に無理でしょ?

未来の相場がどう動くかをしゃべるのが好きな人っていますよね。参院選挙の頃に日経平均はいくらぐらいになっているかとか、その時、円安はどうなっているかとか。だから買いだの売りだのと。こういうのを聞いてと勉強しているなぁ、凄いなぁ、なんて思っちゃだめなんですね。こういう人こそ、相場の初心者なんです。これが真相。誰でもが通る道でしかない。(笑)

で、当たったり外れたりが普通に起きて、ある日、フト気がつく。自分が初めて相場に手を出した頃と何も変わっていないって。

普通、相場を何十年もやっていると誰でもそういうことを自ら経験するわけですが、周りを見ていると大体その辺で相場から離れていく人が多いのがわかります。やっぱり無理だ、難しいと。

相場の格言に「相場は相場に聞け」という有名な言葉がありますが、まさにこれを言っているんですね。また「当て屋になるな」というのも同じ。

当てることと勝つこととは別なんですね。これがわからない人は「相場はギャンブルだ」なんていう。

私自身は常に「当てようと思うな」ということを自分に言い聞かせています。やっぱり将来の動きは気になるし、それがわかれば凄いことになるわけですから。でも下手な読みは邪魔にしかならないと思っています。

死ぬ気で勉強した結果、上がると結論を出したとしましょう。でも今もし下がっていたらどうします?必ず上がるんだからどんどん買います?こういう行動をするとあっという間に資産を減らすことになると思います。一番下手な人の行動がこれ。

一歩譲って、上がると信じるなら、上げトレンドを確認してから買えば良いんじゃないですか?(その後、すぐに陰転するかもしれませんが)

今日のチャートをあらためて見てください。こういう動きをしているときに、どこで買おうか考えるのは無謀であると思いませんか?

もちろんここまで突っ込むとその反動も必ず出てきますし、買いから入ってもどこかで利益を出せる局面はあると思います。でも下がっていたら売りだけ考えていれば良いんじゃないでしょうか。

と言いつつ、CFDでのヘッジをどこで外すべきか今結構悩んでいます。つまり、戻りを利益として取りたいという考え方。(笑)

こういうスケベ根性をだすと失敗するんでしょうね。12月のバヌアツ旅行の時ですが、11月の動きは上げトレンド継続中かどうか非常に悩む場面でもありました。で、上げトレンド継続中だとしたらヘッジ玉ははずさないと利益を逃すと考えたんです。だからヘッジ玉を外して出かけましたが、下降トレンドになる可能性は考えていませんでした。バカだよね~。

で、まさにバヌアツへ行っている時、それを狙ったように下げだした。ヘッジって相場が上がろうが下がろうが利益も損もでないのだから、その状態にして離れるというのが当たり前だと思うのだけれど、欲が前面に出てしまうとそんなことも一切考えなくなるから怖いと思います。良い勉強になりました。

ま、上がると読んで買おうが、絶対に下がると確信して売ろうが、相場はこちらの思惑とは関係なく動くわけで、その時その時、手当てをするわけですよね。進路変更も考える。そのまま放っておいて良いはずがない。(これがまさに相場はギャンブルだと思う人のやりかたがこれ)

ということはつまり、途中で動きに合わせて手当てをするのだから、最初から上がるか下がるかの読みが無くても、上か下か全く予想が出来なくても良いって事になりませんか?

少なくとも過去と現在はどう動いているかチャートを見ればわかるのですから、そのチャートの示す方向性だけ見ていれば良いとおもっています。

これが私のようなテクニカル分析を何よりも重視する立場の言い分なのね。ところがそれと相反して、世の中のファンダメンタルズを読まないと絶対に勝てないという立場のファンダメンタルズ派もいる。でも私の知っているその手の人でも、目先の売買タイミングはチャートで見ると言う人は多いのだけれど、チャートからは全く何もわからない、わかるはずがないと断定する人もいるのね。

どちらが正しいのか議論しても意味がないと私は思っていて、凄く嫌味ではあるのだけれど、相場で今までどのくらい稼ぎました?というのを私は暗に聞くことにしています。(笑)

それと我々一般投資家が絶対に注意しなければならないと思うことがあります。それはプロの意見をどう聞くかってこと。プロは予想をしますよね。ま、プロって言ってもいろいろですが、いわゆるテレビ等のメディアに出てくる人たちとします。

相場がどう動くのか気になる人たちって凄い数、存在しますよね。商社もそうだし、自動車メーカーや電気、機械、貿易に携わっている人たちは為替に一喜一憂する。これって当たり前だと思うんですが、たとえば5月末に米ドルを3千万ドル用意しなくちゃならないとか、8月に輸出する商品の値はいくらにするべきかとか、為替相場の読みが何もなかったら仕事にならない。

こういう人たちが大マスコミでああじゃこうじゃ言うわけですよね。そしてその読みって本当に大事で彼らの生死が掛かっている。

これを我々一般の投資家が聞いて、一緒に悩むのね。私はこれって本当に滑稽だと思うんですよ。

我々って、5月末に為替がどう動こうと関係ないじゃないですか。その時に、どうしても米ドルが必要な人なんかいない。これは為替に限らず石油でも株でも同じ。その時点で我々は売りポジションを持とうが買いポジションを持とうが自由なんですね。だから臨機応変に動ける。わからないと思えば何もしなければ良いんですから。

こういう恵まれた状態なのが個人投資家なんだから、個人投資家としてどうするべきかが大事であって、プロの話を理解できるようにならないと駄目なんだ、なんて考える必要もないし、彼らの言うことを聴く必要もないと私は考えています。ましてや彼らの様に「世界が見えるようになりたい」なんて思うのは愚の骨頂。

競馬って出走前に馬券を買いますよね。で、ゴールしなければ勝敗はつかない。当たり前の話ですが、相場っていつでも売買できるんですね。ですから出走前に買って、走り出す前に売ることも出来れば、第一コーナーを回った時点で買って第二コーナーに入る前に売ってもOK。ゴールの5メートル前に買うことも可能。

私が短期売買しかできないのはこういう理由からです。こういう売買が出来れば勝つケースが増えると思っています。ところが長期投資って競馬で言うと一頭の馬に投資するのに似ていて、その馬が3年なり5年なりの間にどれだけ勝てるのか、稼げるのかに投資するのが長期投資。

こんなのは私にわかるわけがないのは明白。だから長期投資は不得手というか、私にはわけがわからんのです。不動産投資も同じ。株の長期保有も同じ。でも債権とか定期もそうですが買った時点で利益確定なら長期投資もどうにか考えられるって感じでしょうか。

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へ