日本の種は全く違う。凄いわ。

先日、手抜きカイワレ栽培の実験でトイレットペーパーとお茶(出汁)パックを使う方法を紹介しましたが、あれは24日。今日は28日。5日目でこれだけ育ちました。ご立派。

23日に種を水に漬け、24日に播種(種まき)。

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本日28日。もう収穫を初めてもOK。今日まで一切水の補給はもちろん、水の取り替えもやっていません。放置です。ただ葉を緑にするために真っ暗闇から日の当たる場所に替えたのが昨日でした。

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水に漬けた時に「過酸化水素水」を数滴投入したのは書きましたが、それがどれだけ関係有るのでしょうか。今までの経験より2日ほど育ちが早い感じがします。そしてカイワレ大根が綺麗。美味しそうというより、美人だなぁ・・・って思う。白い色が透き通るような白さ。(笑)

やっぱり種が違うと実感します。発芽は揃うし、育ちもまぁまぁ。やっぱりこういうカイワレ大根じゃないと日本では通用しないんでしょうね。本当に凄いと思います。

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ところで、トイレットペーパーとバーミキュライトでどれだけ違うか比較してみましたが。左がトイレットペーパー、右がバーミキュライトですが、バーミキュライトの圧勝。育ちがまるで違います。でも日にちで言うと1日違うという感じでしょうか。たった一日ですが、種を蒔いてから4日ですから、一日の違いはかなり大きいと思います。

この違いはやっぱり通気性だろうと私は考えています。

トイレットペーパーも良いとは思いますが、水に浸かると溶けたようになって通気性が悪いんですね。その点、バーミキュライトはスカスカで通気性は良いしまた保水性も抜群。もちろん水を種の近くまで目一杯やってしまえば溺れるのは同じですが、ほんの数ミリでも底に水があればそれを表面まで持ち上げる毛細管現象も凄い。ゴールドコーストの今は25,6度で涼しいですが、もし30度を超えるような、そして湿気も多く、水が腐りやすいような時期、場所だとしたらトイレットペーパーと通気性の良いバーミキュライトの差はもっと大きく出てくるんじゃないでしょうか。ただ細かいポップコーンみたいなものですから、扱いがちょっと面倒ですね。家の中でひっくり返してばら撒いたらかなりうまくない。

多分、ベストは下の写真のような安いプラスチックカップとバーミキュライトの組み合わせでしょう。これなら手抜き、放置ができますし、面倒なことがなければ飽きることもないかも。でもバーミキュライトはカイワレを育てるにはコストが掛かり過ぎる。カップは何度でも再利用が可能ですが、バーミキュライトはそうはいかないと思います(でも数十円のコスト 笑)。熱湯消毒すれば何度でも使えるかなぁ。それと気になる人は気になるかもしれませんが、バーミキュライトは燃えるゴミじゃないんですね。石を焼いて作ったポップコーンみたいなもので自然由来のものではあるけれど、ゴミの分別をしなくてはならない場合は面倒かも。

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ちなみに上の写真は「三つ葉」です。これは本命中の本命ですからしっかり育って欲しいのですが、上のカイワレ大根と同じ日に種を蒔いたのに全く発芽の予兆さえ見えず。ちゃんと目を出してくれ~~。

もう一つの本命ですが、順調です。シソのカイワレ。芽が一斉に出だしました。

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でもこのカイワレ用シソも不思議です。シソは好光性ですから、日に当てないと発芽しないというのが常識。ところがこの中原採種場の「シソの芽」は暗いところに置いておけと説明に書いてあります。どうしようか悩んだのですが、説明書き通りに真っ暗闇で育てましたが見事に発芽が揃いました。シソの発芽もこれだけ揃った経験がないのでびっくりしています。きっとそういう種類なんでしょうね。発芽も揃いやすく(シソは揃わないのが普通)、また光がなくても発芽する。

これはカイワレですからこのままヒョロヒョロ長くする為に、5センチぐらいになるまでは真っ暗闇で育てる予定。でもこれを普通のシソの様に日の当たるところで育てたらどうなるんでしょうね。もちろん大きく育てることは可能でしょうが、え?これがシソ?なんて育ち方をする可能性もなくはないですね。葉っぱもまるで駄目でシソの葉として使えなかったり。この種はあくまでシソの芽として売っていますから、それでも一向にかまわないわけですが、気になります。カイワレ大根もそうで、カイワレ大根として良ければそれで良いわけで、それを大根に育てたら全く美味しくないとか、病気に弱いとか、育ててみたらカブだったなんてことがあるかもしれません。

結構、こういう植物や花の世界もいい加減なところがあって、問題になったレストランの食材表示不正ではありませんが、この業界にもいろいろあるようです。ましてやアマチュア相手ですし、カイワレとして育って、シソの芽の味がすればそれでOKなんでしょう。もしかしたらシソ科の植物じゃなかったなんてね。

実は当地オーストラリアでもSnow pea sprout、つまり豆苗であり、サヤエンドウのカイワレですが、実はサヤエンドウではないのがわかっています。サヤエンドウは背が低くて育つのに時間がかかるのね。でもその親戚で味は似てて育ちも早くヒョロヒョロと伸びる性質のあるカイワレに適したマメ科の植物もある。これが日本語で言えば豆苗の芽とかサヤエンドウカイワレという感じで売られていて、スプラウト、カイワレで食べる、流通する分には問題がないそうです。でもこの種を本物のSnow peaだとして販売したとして、買った人が大きく育てみたらわけのわからない豆になってしまって詐欺になる。かと言って、そのカイワレにわけのわからない聞いたこともないような、しかしそれが本当の名前だとしてもその名前を使えば買う人は極端に減ってしまう。

きっとこの「シソの芽」もそういう種類じゃないかと思っています。今までのシソの常識とは全く違う育ち方をしますから。

しかし本当に日本の種って凄いと思います。大根でもキュウリでもそうですが、物凄い種類があるし、品種改良は終わりのない戦いで常により良いものが出てくるんでしょうね。そして北海道から九州まで様々な条件下で育つものも開発される。もちろんオーストラリアとで同じなはずで、日本向けの小麦も日本向の特殊な小麦を育てているとのことで、そこらにあるものを売っているわけじゃない。また北はダーウインという熱帯から南はタスマニアみたいに恐ろしく寒くなる地方もあるわけで、名前は同じでも地方にあったものが存在するのは間違いがないと思います。でもそれはプロの世界の話で、日本みたいにアマチュアがそういう世界にアクセスすることはできないんですね。同じ種を手に入れたいと言っても無理。何百キロも買うのならどうにか手に入れる方法もあるんでしょうが。(笑)

でもこういう植物の種の世界を見ても日本って異常なくらい凄いと思います。プロ職人の探究心とか、アマチュアが求めるレベルも高いのね。これってレストランでもどんな業種でも同じだと感じます。競争が激しいからプロも真剣なんでしょうが、そういうハイレベルを要求する消費者がいるってことなんですね。でも海外に行ってすぐ気がつくことは、消費者もたいしたものを望まないし、売る方もあるものを売るだけみたいな感じ。サービス業も同じ。

そういう世界ってイライラするんだけれど、慣れると楽。でも自分がどんどん時代遅れになっていくという恐怖を感じなくもありません。マレーシアに長年住んでいる方も同じように感じるんじゃないでしょうか。自分を取り巻く環境ってのんびりしていたほうが良いのだけれど、でも自分がこだわりたいものに関してものんびりしていて望む物品もサービスも手に入らないってのはやっぱり困りますよねぇ。

でも今の時代、日本の種が素晴らしいのがわかれば日本から取り寄せれば良いし、地元に満足の行くサービスがなければ望むものがある場所にすぐ移動することも簡単だし、自分のフットワークが軽くなればなんでも美味しいとこ取りできるんでしょうね。

しかしまぁ、これほど日本の種が凄いのを確認できたのは嬉しかったです。

ところで前回豆苗カイワレを育てた時に、もう少し長く育てて可愛がりたいような素振りを見せていた嫁さん用に豆苗を育てました。ここまで芽が育ちましたので、乾燥させない、水をやり過ぎないことだけに注意していればどうにかなるはず。餌やり(肥料やり)は私の仕事。でも2週間もしない内に1ルームに家族4人住んでいるのと同じ状態になるはず(笑)。その時は植え替えるのか、それとも食べちゃうのか、ヨメサンが決めることですが何を言い出すか楽しみです。

左向け~左っ!いうことをよく聞く可愛い奴らです。(笑)

ヨメサンにこれを見せたら「ありがとう」でも無ければ「可愛い」でもなくて「あんた、自分のドンブリを使っちゃってどうするの?」だとさ。

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