どの日本食料品店にもちくわぶが無い。不思議だ~~。
売り切れ?と聞いてみると、「いや~~、ここのところ入荷してませんねぇ」との答え。それって食品の輸入にうるさいオーストラリアの問題?小麦粉だから?いやー、そんなことはあり得ませんね。冷凍うどんも日本の小麦粉も売ってるし。なんでだろう・・・・。
となると諦めるのが普通なんでしょうが、そこで諦めると私ではなくなるわけで、やっぱり手作りでやってみようかといろいろ調べてみました。
クックパッド辺りには簡単にできると書いてあって
○ 中力粉を使う
○ 水
○ 塩
材料はこれだけで、捏ねて捏ねてこねまくって、平たく伸ばし棒に巻きつけ、それを蒸すだけ。
簡単じゃん。
ところがプロのサイトを見るとまるで違う。
○ 強力粉を使う
○ 水
○ 塩
この強力粉も日本の強力粉ではグルテンが少なすぎて強いコシがでないとのこと。どうも読んでみると限りなく「うどん」に似ています。足で踏んで、伸ばしてまた踏んでみたいに。そして蒸すのではなくて茹でると書いてある。それも高温で。
そして出来上がるのはかなり固くて歯でもかみ切れないぐらいらしい。そしてポイントはそれを水に漬けて「伸ばす」作業をするとのこと。これを「熟成」と呼ぶプロもいるけれど、要は「ふやかす」のでしょう。それで柔らかくなると書いてありますから。
なんでそんなことをするのかというと、ちくわぶって味も何もないですから煮こむのが普通。ところがこのプロみたいに作らないと、「煮崩れる」「溶ける」ってことなんですね。煮過ぎるとコシがなくなる、汁が濁るなんてことを素人は書いていますから、普通に作るとそういうちくわぶになるのでしょう。。
煮込んだら茹で過ぎたうどんみたいにコシがなくなって、汁が濁るようなちくわぶなら要らないわけで、かと言ってプロのようなものが出来るのかどうか。
レシピを見ると殆どの人が中力粉(あるいは強力粉+薄力粉)を使うのも、強力粉だとコシが強すぎて扱いきれないってこともあるんでしょう。そして出来上がったものは固すぎるとか。
でもねぇ、うどんで言えば、「簡単ですよ。小麦粉に塩を混ぜて練って、それを切って茹でれば良いんですよ」的なものなら作りたくないですよねぇ。スイトンの形が違うだけみたいなちくわぶもいらない。
ということで、強力粉で作ろうと思って用意をしだしたのですが、ヨメサンが
「何を作るの?」
「ちくわぶだよ」
「やめてよね~」
「なんでだよ」
「煮こむ内に溶けちゃったらどうするのよ。ちゃんと昆布も鰹節も使って出汁を取るのに」(敵はどういうものになるのかきちっと読んでる 笑)
「だから~、そうならないようなものを作るんだよ」
「どうやってよ」
「プロが作るみたいにやろうかと・・・・」
「ネットで見るだけでそんなことができるなら誰も苦労しないわよ」(そりゃそうだ)
「やってみなくちゃわからないだろうよ」
「煮てもコシがあるうどんがあるからそれで良いんじゃないの?」
「いや~~、うどんはうどん。それじゃ駄目」
「お餅を揚げに入れるとか、その方がよっぽど美味しいんじゃないの?」(敵は九州女でちくわぶの美味しさがわからない)
「お餅はお餅、それはそれで作ろう」
「でも手作りちくわぶなんてやめてよね」
「良いじゃないかよ~~~」
「ちくわぶごときで、あんたも男らしくないわねぇ」(って関係ないだろうが~~~)
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
さて、私はここで諦めるべきでしょうか・・・・・。
でもどうして何を作るとか、そういうお許しをいちいちもらわないとならないんだ?なんか納得いかないぞ~。
うううう、ちくわぶが食べたくておでんにしようと思ったのに・・・・・・ (┰_┰)
そうだ!自作ちくわぶはおでんの鍋とは別に煮るってことで妥協して頂くか?
もし美味しかったら土下座してもらいたいくらいだわ。フンッ
でもね、もし美味しかったら敵はなんというかもわかっているんですよ。
「あんたもやればできるじゃん」って。 (笑)
ふてくされて私はこれを書いているわけですが、ヨメサンが
「作るなら早く作ったら~~~?」ですと
わけのわからんやっちゃ。 (笑)
さぁて、頑張って作ってみよう~~~~~~~~~~。