昨日作った「大失敗」の自家製ソーセージですが、晩御飯にヨメサンが焼いていました。見た目が見た目なので何か文句を言うかと思ったらそれもなし。
それどころか皆でひとくち食べて、「美味しい~~」の連発。
なんなんだこの反応は。 (^_^)v
見た目の悪さは焼いてしまうと全くわかりませんし、食べた食感としてはソーセージと肉の中間みたいな不思議な感覚。この食感は私が狙っていたものでもあるし、それはそれで良いのですが、ミンチというか刻み方が大きすぎたのは間違いがなく、もう少し細かく、しかし粗挽きよりも荒く刻む調度良い所をいかに見つけるかがこれからのポイントだと思いました。(ミンサーのダイで言えば8ミリか)
それとやっぱり背脂が美味しいという確認もできました。ただ背脂も同じように刻んだのは失敗。これはもっと細かくて良いはず。背脂はバラ肉などの脂肪より溶けづらいし、刻みが大きいと(いかにも背脂を噛んだというのがわかる)シャキッとした背脂の歯ごたえがあるのでもっと細かいほうが良いと思いました。ただ焼き過ぎると脂が全部溶けてしまうので焼き過ぎは厳禁となるんでしょう。やっぱり茹でておいて、焼く時には焼き目を付けて温めるだけぐらいの感じがよいかもしれないと思いました。
塩が少なすぎたのは、ケチャップを付けたのでわからず。調度よい感じ。
塩分摂り過ぎは絶対に駄目な私としては、ソーセージだけを食べたらちょっと塩分が足りない感じでも、しかしちゃんとミンチ+塩の働き(保水力+粘弾性)を確保する調度良い程度を探すのも今後の課題だと思いました。塩は全重量に対して1%以下でも大丈夫かどうか、そこがポイントになると思います。
なおかつ、このミンチの大きさと塩の少なさがあってもエマルジョン化が可能であるのかどうか、もしそれが可能ならかなりの前進(プリっとさせてなおかつしっかり歯ごたえを残す)になるはずなので、次回は是非それも試してみようと思います。(エマルジョン化させるのであれば、最初は塩だけでそれを行い、スパイスは後から投入)
基本的にこのチョリソ風ソーセージは茹でて食べるのではなくて焼いて食べるのが基本ですから、殺菌、保存のために一応茹でるにしても、その後の見た目は気にしないほうが良いのかも。焼いた時の見栄えは全く問題がありませんから。
まぁ、私としては昨日の時点では大失敗だと思っていますが、狙った方向性はきっちり出ているのは間違いがなく、今後改良すれば、どこにも売っていない「摩訶不思議な」「美味しい」ソーセージが完成するかも。(笑)