結構前から韓国の唐辛子は美味しいとか甘いとかそんなことを聞く機会はよくありました。でも私としては唐辛子は唐辛子だろうよと思っていたわけです。
ところがですね、最近、韓国料理も作るようになって、レシピ(ユーチューブ専門)を見ていると使う量が凄いんですね。おいおい、大丈夫かよと思う量。レシピを真似るにしてもそんなに唐辛子を入れたら「死ぬ」と思いますし(笑)、そんな大量の唐辛子なんて我が家にはないわけです。家にあるのはいわゆる「一味」であって、一振り二振りは美味しいけれど、大さじ3杯4杯入れたらどうなるのかは簡単に想像が付きます。そしてあるのはあの小瓶に入っているものだけで、大量の在庫なんか無い。
ということでいつも行く韓国食材店で韓国メーカー(どこ産だかは知らない)のを買ってきました。でもそれだって一番小さな袋で250グラムぐらい入っていて日本の感覚で言えば一生分かぁ?みたいな量。
でもま、それを使っていろいろ作っていますが、本当に日本の唐辛子みたいに辛くないのね。そして味があるのに生まれて初めて気が付きました。
単に辛さがマイルドなのかと思ったらそうではなくて、鍋物にしてもコクと言っていいようなものが出るんですね。出汁と一緒。これって新発見で、作ったスープというか鍋物みたいなのにちょっと物足りなさがあったんです。でもコチジャンを入れると甘くなるし、どうしようかと悩んで、結局辛さももう少しあっても良かったので結構な量の唐辛子を足してみたんです。すでに大さじ4,5杯使っているのにそれに大さじ3杯分ぐらい足しました。
うま~~~~~~~~~い。まるで味が変わりました。辛さも結構辛いですが飛び上がるほど、ベロが焼けるような、汗がでて止まらないような、そういう辛さじゃないんですね。そういう辛さは生の唐辛子が凄いわけですが、韓国の唐辛子って全く違う。
さすがに甘いとは感じませんでしたが、味があるのは確か。って唐辛子だけ舐めようとは思いませんが。(笑)
きっとそういう韓国の唐辛子にもいろいろあるんでしょうし、それを調べて凝ろうとは思いませんが、韓国の粉末唐辛子はかなり使い道がありそうなのでこれからは積極的に使おうと思いました。
そういえば昔見たテレビ番組で、京都の漬物の老舗が似たようなことを言っていたのを思い出しました。唐辛子が違うのだと。
もしかしたら韓国の唐辛子って、日本で言うカンズリに近いのかな?