糖質制限をしたら具合が悪くなった友人がいた

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かなり前のことですが、私が糖質制限ダイエットを始めた時に、一緒にやりだした友人がいます。

ところがですね、数日してから「めまいがする」「力が出ない」と言い出して、しまいに「歩けない」というほどまでになってしまいました。

私は何度も糖質制限をしていますがそういう経験は一度もなく、また医者でもありませんから何がどうなっているのかさっぱりわからず。

ところがですねぇ、話を聞いてみたらバカみたいなことがわかったんですよ。

その友人もご飯を作る奥さんも、「糖質制限」って何かがよくわかってなかったんです。いや、「糖質を」「制限」することはわかっていたのですが、目的がダイエットだったんです。ですから「カロリーも落としたほうが良い」と考えて「脂肪分を殆ど摂らない」食事をしていたんですね。

私も若い時と比べて糖質制限に寄るダイエットがなかなか効かなくなって、摂取カロリーをも落とさないと痩せないようになりましたが、私は元々が大食いなんですよ。ステーキだって600グラムぐらいはペロって食べちゃうような大食漢。

ところがその友人はいたって「普通の人」だったんですね。

でも「糖質制限」ですから、ご飯、パン、麺類、イモ類、野菜でも糖質の高いものを食べないのは良かったものの、「脂質も食べない」という余計なことを思いついたんですね。

これで何が起きたかというと、「カロリーが足りない」状態が毎日続いたということ。

つまり断食状態みたいなもんで、そりゃめまいはするし歩けなくもなりますよ。

ご飯とか麺類って糖質も高いですが、カロリーもかなりあるんですよね。それを食べない。なおかつ脂質も摂らないとなると主なカロリーはタンパク質からとなりますが、アジの干物一枚がどのくらいカロリーがあるんでしょうか。だいたい110キロカロリーぐらいのはず。でもアジの干物を3枚も4枚も食べられませんし、2枚食べたとしてあとは葉っぱものしか食べないとしたら、300キロカロリーぐらいにかならないわけですよ。

鶏の胸肉だササミも同じで、あんなものでお腹いっぱいにしたところで、カロリーって以外に低いんですね。

糖質制限して痩せるのだから、どうせなら脂質も減らそう、運動もしようなんてことになったら、そりゃ痩せるかもしれませんが、目眩はするし力が入らなくなるのは当たり前。

私は以前、断食をしたことがありますが7日目で止めました。このままでは本当に死ぬんじゃないかと思ったから。

頭はぼーっとするし、身体に力が入らないし、精神的にもおかしくなってくるのがわかったんですよ。で、このまま行くと死ぬだろうなと。(笑)

糖質制限をするとなれば、その分のカロリーも減るわけですから、それを補う事も考えないとうまくないってことですよね。

でも、脂肪も減らせば良いだろうなんて、余計なことを考えてしまう。

こういう根拠の無い先入観が「常に邪魔をする」と考えても良いと思うんですよ。よくあるのが、「蕎麦」「玄米」を食べていれば大丈夫とかって言いますでしょ?あれも大嘘で、うどんやラーメンより蕎麦のほうが良い。白米より玄米のほうが良いっていう意味でしかなくて、蕎麦と玄米を食べていれば「糖質制限になる」と「錯覚」する人が結構いるんですね。

それと「野菜を食べていれば健康」だという宗教みたいな根強い思いがあると思います。これは実は私もそうで、とりあえず野菜だけ食べていれば大丈夫だし、その内「野菜なら何でもOK」という方向へ知らないうちに行っちゃうんですね。だから「糖質制限」をしているのにニンジンやイモ類も平気でガンガン食べちゃったり。

こういう思い込みがあると一体何のために糖質制限をしているのかわからなくなるんですね。糖質制限は糖質制限であって、脂質は関係ないわけですよ。でも脂質は摂らないほうが良いと信じていますから、それを食べなくて具合が悪くなったり。また野菜ならなんでも大丈夫だろうとこれまた信じ込んでいますから、「糖質制限をしている」のに糖質を野菜から一生懸命摂っちゃったり。

それと落とし穴は調味料なんですね。ケチャップ、ソースは「砂糖の塊」と思って間違いがありません。また全く甘くありませんから「片栗粉」も大丈夫だろうと思ったり。

こういう「思い込み」があると絶対にうまくいかないと思います。だからどうせやるならちゃんと知識を得たほうが良いし、そしてそれ以上に大事なのは「血糖値の測定器」を使って「血糖値を計る」こと。これをやっていれば、糖質制限がうまく行っているのかいないのかはすぐに分かるじゃないですか。理屈では「血糖値が上がるはずがない」のに上がっていればどこかで勘違いしているというがわかりますから。

逆を言えば、どんなに勉強しても自分の血糖値を計ることなくして、糖質制限は無理なんですね。「やってるつもり」になるだけ。

でも計れば、「絶対に食べないほうが良いもの」がわかりますし、「ダメだと思っていたけれど大丈夫なもの」もわかるってことなんですね。

想像で糖質制限をすることがいかに馬鹿げているかをまず知ること。これが最初の一歩だと思います。

私の親しい友人が糖尿病で非常に宜しくない状態だと聞きました。負荷試験で二時間後の血糖値が300mg/dlを超えているとのこと。とんでもない数値ですよね。でもその人は甘いモノが好きで、虎屋の羊羹が大好物。机の周りには飴やチョコレートがあるとのこと。これって自殺行為と同じだと思うんです。

もし身体に癌があったとして、さてどうやったらその癌を消し去ることが出来るか?そんなことは私にはわかりませんが、血糖値の場合は簡単なんですね。血糖を上げるのは「糖質」ですから、糖質を摂らなければ上げようと思ったところで上がり様がないわけです。もしも空腹時(朝起きた時)の血糖値が200を超えているような人でも糖質を制限すれば、3日もすれば体内の糖質は蓄えもなくなってかなり数値は下がるはず。(糖新生に関してはここでは考えていません)

是非真剣にやってみてくださいね~~~~。大阪のオトーサン。本当に簡単なんですから。

頭にきて捨ててしまったという血糖値の測定器ですが、すぐに買ってきてください。あれがなければ老眼鏡も掛けずにモニターを見ようとするのと同じことですから。(笑)

私の言うことなんか信用する必要もなくて、糖尿病でも糖質制限をすればどうにかなるという医師は増えていますし、まずは是非、この先生のブログ、また書籍をいろいろ出していますから是非読んでみてください。

ドクター江部の糖尿病徒然日記 

ちょうど「糖質制限用」の「本物の」チョコレートの話が出ています。どうしても甘いモノが食べたければ、こういうものがありますから、是非頑張って血糖値が低い状態を維持する努力をしてみたら良いと思います。食べた分、運動して・・なんてのはナンセンスだと思います。運動オタクならどうにかなるんでしょうが。

それと糖質制限を始めると「うんち」がでなくなります。ご飯の食物繊維って凄いんですね。それがなくなって、ゴボウやサツマイモは「糖質の塊」みたいなものですから食べては駄目ですし、葉っぱ類をちょっと食べたところで食物繊維は非常に少なくて、「出るべきものが出ない」状態になるはず。少量のべっとりしたものがでるようになります。

これが気になるようなら食物繊維をしっかり摂ればよいですが、糖質が少なくて食物繊維がタップリあるものってありそうでないんですね。一番良いのは「フスマ」でしょうが、それを喜んで食べる人はかなり変わった人でしょうし、私がオススメしたいのは「サイリウムハスク」です。これは糖質制限と関係なくても食べるとかなり調子が良くなるはずで、また食物繊維は血糖値の上昇を抑える効果もあるらしいですから良いと思います。

全く駄目なのが「食物繊維が入っているドリンク類」じゃないでしょうか。あれって食物繊維が入っているのは間違いがありませんが、若干入っているというだけで、何本飲んだところで全く駄目だと私は思っています。食物繊維が入っています的なものは皆似たり寄ったりではないでしょうか。

チアシード(Chia seed)も良いかもしれません。でも糖質が若干高いので注意。やっぱりサイリウムハスクが一番かな。オオバコの種皮で、健康食品を扱っているところならどこにでもおいているはず。

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