買い物に行って、久しぶりに一人で飲茶を食べました。オーストラリアフェアの中のあの大型店。
あの店には今まで何回行きましたかね。オーナーがまだ中国からの留学生で、サーファーズでウェイトレスをやっていた時からの付き合い。その後、結婚して独立して小さな店を持ち、頑張っているなぁと思ったら突然のゴールドコースト一番の大型店をオープン。あれから何年経つのかも忘れましたが、とにかく彼女の店の中華は私のゴールドコーストの中華の歴史と言っても良いくらい。
でもまずくなったという噂を聞いていました。そうかなぁ、なんて思っていたのですが、この数年、本当にどんどん酷くなる感じがします。オーナーは店を売りたいなんて言っていましたが、やる気がなくなったんですかね。それとも客は入っているように見えるけれど商売として妙味がないのか。
そもそも飲茶ってのは作るのが大変だと聞いていて、飲茶職人は普通の中華職人より給料も高いとのこと。ましてや飲茶って小さな点心を恐ろしい数作りますから、一人二人で出来る作業じゃないんでしょう。
ということでどこでも使っているのが「冷凍の出来合い品」。
これなら小さな店でも冷凍庫と蒸し器さえあれば飲茶は出せるわけで、どこでも同じようなものばかり。でも店によってはその店独自のものも併用して出すのは見ていてわかります。
で、久しぶりに飲茶を食べたのですが、今まで以上にまずくなっていました。私は必ずハーガォ(海老餃子)を食べるのですが、見るからに冷凍品で食べてもイマイチ。でもま、ハーガォって冷凍品でも違いが大きく出ない点心だと私は思っています。ところが(あまり好きではない)チャーシュウパォを食べてビックリ。あきらかに不味い。こんなのはゴールドコースト中でもないんじゃないかと思うくらい不味い。
これって前とは全く違う味で、仕入れを変えたのかなと思いました。
それともチャーシュウパオは店で作っているのかな?だとしたら救いようがないと思うんですよ。自分で作ったほうが冷凍品より不味いってことになりますから。
それと定番のポークスペアリブ(豆鼓蒸排骨)。これもイマイチ。
しょうもねぇなぁと思いながら他の物を食べようと思ってワゴンを待ったのですが、ワゴンがそもそも回っていない。周りを見渡したらもう客はまばらでお昼は終わる時間。じゃぁメニューから頼もうかと思ったんですが、なんだか食欲も失せてそのまま出てきてしまいました。
ヒジョーに寂しい感じがします。
昔、彼女が同じ店でウェイターをしていた若者と結婚し、独立した当時の小さな店は本当に凄かった。何を食べても美味しかったし、ちょっと文句を言うとすぐ作り直すようなやる気満々。その後、大きな店になってからは正直なところ味が落ちた気がしたけれど、それでも我々としては大事にしたい店だったんですよ。
そしてあれから何年?15年?どれだけあの店に通ったかなぁ・・・。
でも、もうこれで終わりだなと思った。
ありゃりゃ、そういえば顔見知りのスタッフもいなかったような・・・。店を売って経営が変わったかな?