大嫌いな鳥の胸肉、ささ身ですが、「水晶鶏」にするとかなり美味しいのがわかりました。なおかつ「濃縮蕎麦つゆに漬けるだけ」で十分なのがわかりましたので、健康のためにもダイエットのためにもこれを常備することにしたのは書いた通り。
私と長男とで、「これ、美味しいよね～～～」なんて喜んでいたわけですが、ヨメさんも食べて「これはいける！」と太鼓判を頂戴しました。（笑）
で、間食用、小腹が減った時の為に用意していた「ささ身の濃縮蕎麦つゆ漬け」を「全て供出するように」との下達。
ええーーと思ったのですが、女王陛下の上意ですから下々の者は逆らえません。
全部で30本ぐらいあるはず。
これに「片栗粉」を混ぜ込んで茹でるだけ。本当にそれだけ。
片栗粉はまぶすというより、混ぜ込みます。
それを沸騰したお湯に投入し、コトコト火を通す感じで5分（薄切りなら2,3分）。火を消して5分放置。いくらしっとり出来上がると言っても火を通しすぎるとやっぱり固くてパサパサになるんじゃないですかね。
これを冷水で冷やすのですが、すぐに食べるので常温ぐらいが一番美味しいと思います。
付け合せはキュウリとモヤシでもあれば十分。タレは今回は「ポン酢」でしたが、酢醤油＋和辛子とか酢醤油＋ごま油＋コリアンダーで「料理屋に出てくる一品」としても全く問題ないレベルになる。
メインのおかずはこれだけ。でも物足りない感覚は一切ないし、ヘルシーで良いと思います。ダイエットや血糖値コントロールをしている方は「片栗粉」が気になるはずですが、しっかり衣のようにまとわすのではなくて少量でも大丈夫ですし、「糖分とりすぎ」にはならないと思います。でも片栗粉は少ないほうが良いし、多すぎると「ヌルっとした食感が強くなる」わけで、「どこまで減らせるか」が勝負みたいな気がします。
これの応用って限りなく考えらますし、前に読者の方から「カレー粉」を混ぜて漬け込むと美味しいとコメントをいただきましたし、塩コショウだけのシンプルなものでもソースやタレで自由自在に好きなようにアレンジすればいいですし、この「片栗粉をまぶして茹でるだけ」という水晶鶏はかなり面白いと思います。
そしてですね、胸肉やささ身じゃなくて「もも肉」で作ったらやっぱり味は濃くて美味しいと思ったし、そのへんも自由自在じゃないですかね。手羽はどうだろうか。いつかやってみましょう。ただし「鳥の皮」はきっとブヨンとした感じのままになるはずで、「皮なし」は基本かも。だから手羽は美味しくないかもね。
私は全く知りませんでしたが、この片栗粉をまぶして茹でる手法っていろいろあるようで、豚の冷シャブも面白いかもしれませんね。
楽しみだ～～～～。
こういうめちゃ安で十分美味しい食事が出来ると本当に嬉しいと思います。ちょっと高めの素材を買った時の言い訳にもなる。（笑）
でも私としてはこういうメニューが増えるということはヨメさんが作るまともなメニューが減るという意味でもあって、ヨメさんの「美味しいね～」という笑顔の裏に「私は楽ができる」という悪魔の微笑みが隠されていると思う。だまされないぞ～～～～。
今回は前と違うユーチューバーのレシピを紹介します。このカッチャンという女性は素人なのにかなり面白い料理をするし、きっと韓国系の人かもしれないと思うくらい韓国テイストの美味しそうな料理も多く、また動画を作るのがうまくて、ポイントがわかりやすいのね。料理をしたこともないオヤジが料理をするには非常に参考になると思います。是非彼女のチャンネルに登録するのと共に、過去の動画レシピも見てみてください。おおお、これ、作ろう～～と思うのが必ず見つかるはず。
ただ前にも書きましたが、重曹を使うと柔らかくなるものの、苦味を感じたり美味しくなくなることもあって使う量とか味付けはそれなりに注意が必要だと思います。また重曹を吸い込んだ肉は、火を通すと重曹から炭酸ガスが発生して、「肉がすぐに浮いてくる」。でもこれを「火が通った」と勘違いしちゃうまくないんですね。
ちなみに、ご存知だとは思いますが、中華ではこの重曹を使う料理って結構あって、「牛肉の炒めもの」なんて肉がフニャフニャになりますし、エビも料理する前にちょっと重曹をまぶすだけで「プリップリ」になる。中華でエビを食べた時に「このエビはプリプリで新鮮で美味しいね～」なんて思うのは重曹に浸けたからと思って間違いなし。でもうまく使えば、「海老の天ぷら」にしても「こんなプリプリの美味しいエビをよく見つけたね」なんて言われるから、重曹の使い手になるのは大きなメリットがあると思います。安くて大したことのない素材でも化けますから。（笑）
