皆さん、マレーシアの魚介類には満足していますか~~~?。
私はというと、「良いものもある」けれど、「それに遭遇する確率は低い」と思っています。
探しに行くのは面倒ですしコロナのこともありますから、通販を使うことが増えています。そして価格的に折り合えば「日本食材輸入商」経由の魚介類を手に入れて「かな~~~り幸せ」になれる。でもケチな私はそんなことが出来るのはOnce in a while。
日頃食べる魚としては、安い輸入物とローカル物でまぁまぁ足りると言えば足りる。特に鮭、サバ、サンマが好きな人は困ることはないかも知れない。これにローカルの定番の2,3種あればよいのかもね。
またローカルの魚と言っても馬鹿にできなくて「活け締めの鮮魚(養殖)」も手に入るし(Ikejime Fish)、、輸入物の刺身類でもそこそこの価格で提供する店も出てきた(Top Catch Fisheries)。
だから「マレーシアでの魚サバイバル」は難しいとは思わなくなりました。
ただやっぱり「好きな魚介類」が欲しくなることはなくならない。
その筆頭ですが、私の場合は「ギンダラ」なんです。昔からギンダラは大好物で、焼いてよし、煮てよし、そして鍋物にも最高。
でもかなり高いんですよね。100グラム辺りRM20を超えている。キロRM200以上。この価格って我が家には結構痛くて、家族3人で満足に食べようなんて思ったら「素材としての魚だけで、4000円は行ってしまう。
ということでやすいお店を探すのですが、キロ単価RM150が限度かな。
でもこの辺になるとややこしくて、「ギンダラ」ではなくて「メロ(銀ムツ)」が主流なのね。まぁ、メロも美味しいからそれで良いのだけれど、困るのは「Cod」という表示で、「何Cod」かわからないものが大半だということ。
ギンダラ=Black Cod
メロ(銀ムツ)=Chilian Cod
でも「Cod」とだけ表示しているものが非常に多い。
そして最近目にするようになったCodでキロ単価がRM100ぐらいのもの。見た目はほぼ同じ。
これってタラ好きには嬉しくて飛びつくのだけれど、これってギンダラでもなければメロでもないのね。第三種のCodとして出回るようになってきた。
これって困るんですよね。私には見た目ではわからないから。
でも食べてみると違いはすぐにわかる。正直な所、ギンダラやメロには負ける。
この第三種のタラは「大西洋タラ(Atlantic Cod)」なのね。
切り身はこんな。私にはギンダラ、メロとの違いが全くわからない。
でも食べるとすぐにわかるわけです。(┰_┰)
これはタイセイヨウダラですが、私達が慣れ親しんでいる【マダラ】は「太平洋ダラ」で、それならそれで大歓迎なんだけれど。大西洋と太平洋でこれだけ違うのかと思う。
私が買ったのはプロモーションで、キロ単価RM88で激安だと思ったわけです。でも聞いてみたら「大西洋タラ(Atlantic Cod)」ですと。
このタイセイヨウダラは、日系のお店である「旬鮮マーケット」でも売り出した。
この価格を見て、安いっ!と思うタラ好きは多いと思うけれど、これをギンダラ、あるいはメロと思って食べるとがっかりするはず。そしてマダラとも違う。
なんだか美味しくないね~、なんて思っている人も多いかも知れない。
このお店では「鱈が入荷しました」とだけ書いてあって、【何ダラ】かは書いていない。
まったくも~~と思ってWhatsappで聞いてみたら「タイセイヨウダラ」との返事。
表記はちゃんとして欲しいなぁ~~~~。
でも我が家では「鍋」に入れて食べたからすぐに違いがわかりましたが、西京漬けにするとか、煮魚にしたら大きな差はわからないかもしれない。
だからこの「タイセイヨウダラ」は駄目っていうのじゃなくて、わかって買っていれば、それなりの料理方法で美味しく食べられるはず。
ま、一度は買って研究してみる価値はあるんじゃないかなぁ。旬鮮マーケットのこのタイセイヨウダラも一度買ってみようと思う。
私としては「煮魚」と「フライ」を試してみて、それで問題がなければ十分かもしれない。でも鍋に入れたり蒸したりはしない。
私が危惧するのは、このタイセイヨウダラは安くて良いってことになって、多くの販売店がこれに切り替えること。当然、和食店でもこれをすでに使って「ギンダラの西京焼き」とかで売っているところもあるかもしれない。
本物のギンダラは高いけれど、それはそれとして納得して美味しいギンダラをたまには食べたいと思う。
鱈は英語ではCodだけれど、実はCodと書かれている他の「鱈類」もあって、注意しないとがっかりすることもあるはず。例えば、ニュージーランド産の「ホキ(Hake)」とか「Blue Cod」も【Codとして流通】することもあるから、本当に注意しないと何を掴まされるかわからないのね。特にホキ(Hake)は安い魚の代表で、オーストラリアでもフィッシュアンドチップスに使われることは多いのだけれど、これを「日本のタラという感覚で食べるとがっかりする」はず。
日本でも「XXXアジ」と呼ばれる魚はたくさんあるじゃないですか。アジ科って本当に種類が多い。それらが全て「アジ」として売られているとしたらどうします?
そう言えば、ローカルの魚で私が好きな「Golden Pomfret」もアジ科の魚。マルコバン。マナガツオ科ではない。
Pomfretの中で一番美味しいと言われるのがChinese Pomfret。これはマナガツオ科のシナマナガツオ。
特徴は「見た目が薄汚い」からすぐわかる(笑)。目も小さく胸鰭に特徴がある。そして価格も一番高い。CNYの頃はとんでもない値がつく。特に大型。
そもそもPomfretというのがマナガツオを意味するわけですが、マレーシアは形が似ているだけでPomfret(マナガツオ)として他の魚も一緒にしている。
1 Black Pomfret Bawal Hitam ←アジの一種 クロアジモドキ
2 Chinese Pomfret Bawal Tambak ←シナマナガツオ
3 Golden Pomfret Bawal Emas ←アジの一種、マルコバン
4 White Pomfret Bawal Putih (これが私にはよくわからない)
このGolden Pomfret(マルコバン)は焼いても煮ても蒸しても美味しいし、私はこれの大ファン。きっとこれの刺し身も美味しいと思うのだけれど・・・・。
Top Catch FisheriesではこのGolden Pomfretの「活き締め」を宅配している。一尾RM20だったかなぁ。
まだ買ったことは無いんですよ。そのうちそのうちと思いつつ、月日が経つばかりなり。
コロナが一段落したら、どうにか探したいのが「スマ(がつお)」です。
マレーシアってカツオやマグロがただみたいに安いのね。火を通すとパサパサになるからでしょう。3キロで800円とか。
でもこのスマガツオは絶品でした。本当に美味しかった。どこで見つけたのか?それはNSK。
ただし、カツオと言えば「アニサキス」ですので、注意が必要。一度、冷凍しちゃうなんてのも良いのかもね。
それともう一種、是非手に入れたいと思う魚があります。それは「カサゴ」。
ええ~~、マレーシアにカサゴを売っているのか?って思うじゃないですか。これもまた、私がいつも食レポを楽しみにしている「ブログ村マレーシア情報にある」「ねころぐのりょこさん」がソラリスで見つけたという日記がありました。
これって大ニュースだと思いました。カサゴの煮付けなんてもう何年も食べていませんし。
ただ検索してみると「マーケットで売っている」こともある様子。Kepogの近くにある「Pasar Pagi Desa Jaya」というマーケット。
ここもいつか行ってみたい・・・。