さてさて、ペロシ下院議長は台湾に行くんでしょうか。
台湾メディアは「来る」と報道し、台北で泊まるホテルも特定されている様子。
本当に行くのかなぁ・・・。
中国は「絶対に許さない」と大騒ぎですし、「飛行機を撃墜せよ」という声も大きくなっていて、台湾では「臨戦態勢」を組んだ様子。
アメリカも空母打撃群を近海で待機させているし、中国も二隻の空母を中心にした艦隊が出港したそう。
「万が一のことは起こりうる」
中国は中国でメンツがあるし、ペロシの訪台、蔡英文総統との会談を許したら、北戴河会議を控えた習近平への批判は半端じゃなく大きくなる。ペロシはペロシで訪台を諦めたら「中国に屈服した」と烙印を押されるわけで、まさにチキンレース状態。
どうなりますかね~。
米中になにか起きれば、当然、日本も巻き込まれるわけで、日本の準備は大丈夫なんですかね。でも日本では憲法9条の縛りがあるし、自衛隊も実態は「警察と同じ」でまともに戦える組織じゃない。かと言って、「日本は関係ありませんから」とか「こっちには来ないでください」なんて言っても、万が一の時には当然、日本国内のアメリカ基地も標的になるし、日本が後方支援をしても「日本も参戦したことになる」のは間違いなし。
台湾って本当に日本に近い距離にある。
こういう地図を見るとゾッとします。
ここは是非、左翼の方々に「憲法9条」と大きく描かれた旗をなびかせ、中国、アメリカ大使館の前で「戦争反対」の大規模なシュプレヒコールをやって頂きたい。そして台湾には「どうにか我慢して運命を受け入れてください」と頭を下げる。
そういえば、つい最近、日本の「戦争体験者」の話をユーチューブで見たのですが、「戦争は駄目。戦争だけは絶対に駄目」と何度も言っていた。そしてそれを聞く人たち全てが頷いている。
私も戦争は大反対。当たり前の話。
でもフト思ったんですよ。日本の「戦争体験者」の中には「他国に侵略される恐怖」を語れる人は一人もいないということ。
だからウクライナ戦争でも「早く降伏しろ」なんて言えるのだろうと思った。降伏して「民族浄化」や「大量殺人」「資産没収」「強制労働」「奴隷化」「家族の生き別れ」に会い、言語も文化も伝統も消し去られることを経験した日本人はいない。でも世界を見ればそういう歴史は腐るほどあるし、戦後の日本みたいに「とてつもなく優しい征服者であるアメリカに占領された経験」を持つ国って日本以外にあるんだろうか。そんな経験しかないから「戦争になりそうなら【頭を下げてしまえば良い】」ってことになるんじゃないですかね。それどころか「より良い国に侵略されるのは良いことだ」なんて考える日本人もいるかもしれない。
私は「韓国併合」は大失敗だと思っていますが、「日本のお陰で近代化したんだろう。お礼を言われても良いぐらいだ」なんて人もいるのね。こういう人たちはまさに上に書いたようなことを考えているのかもしれない。もし日本がアメリカに併合されるようなことがあったら、私は千年どころか未来永劫恨むし、協力者も絶対に許さない。たとえそれで旧日本が栄えようと関係ない。
日本が経験した大きな侵略は「元寇の役」のみでしょう。あの時、鎌倉武士が戦うこともなく、日本が元に占領されていたらどうなったのか。当時、アジアからヨーロッパまで勢力を拡大した元は各国で何をしたのか、そんなことはちょっと勉強すればわかることになのに、それを知ろうともしない日本人って・・・。戦争末期にソ連が突然参戦して、満州や樺太で何が起きたのかを知らないはずもないのに。
ま、臭いものには蓋をするのが得意な日本ですが、それで国が未来永劫幸せで生きていけるとは、私には思えず。
かつて世界には「日本がその気になったら本当に怖いぞ」というコンセンサスがあった。だから日本は侵略戦争なんかする気は全く無いのに、隣国は「いつか日本が動き出すはずだ」と恐怖を持っているのもわかる。でも日本人の大半は、【なにか起きたらいの一番に逃げることしか考えていない】なんて、世界のどの国も想像さえしないんでしょうね~~。
クリックすると大きく表示する表ですが、「もし戦争が起きたら国のために戦うか?」という質問に対する各国国民の答え。
日本はダントツで、ぶっちぎりのビリ。(笑)
国を守るために命を賭けたくないというのは、万が一の時に「家族も愛する人も助けたくない」ということを意味すると思っている私。
私?
ジジーに何が出来るわけもないけれど、必要とあれば息子たちも連れて馳せ参じます。たとえ政治家がバカで避けられる戦争を避けなかったにしても、私は行く。行きたくないけれど、しゃーない。