なんだか右耳に違和感があったんですよ。そして痒い感じがする。
こういう時にどうするかと言えば「小指を耳の穴に入れて掻く」わけですが、小指の先に何か当たるものがある。
んんん?
なんじゃこれ?
耳垢にしては大きすぎるけれど、とりあえず取ろうと思うじゃないですか。で、小指でなんとなく取れる気がしたんですよ。
ところが、それが「もっと奥に押し込む」ことになったわけで、益々、取れそうも無くなってきた。(┰_┰)
一体、耳に何が入ってしまったのか・・・・。
え?あれれ?まさか・・・、と思ったのがこれ。
イアフォンの先っぽについてる「イヤーピース」。
私は仕事柄、イヤフォン・ヘッドフォンを毎日、10時間以上装着したままなんですが、大きなヘッドフォンは使いません。マレーシアは暑いし、ヘッドフォンだと蒸れるし、重いし、非常に疲れるのね。だからいつも小さなイヤフォンを使っているんですよ。普通に聞こえれば十分なわけで音質に拘る必要もありませんから、普通の安物イヤフォンを使っています。
マイクも付いていて、スマホで使うやつね。これをパソコンのUSBに接続できるようにアダプターを介して繋いでいます。
この先っぽのイヤープラグって結構簡単に外れちゃって、無くなることも多いのね。
実は数日前に、フト気がついたら右側のイヤープラグが付いていないんですよ。だから「また取れたのか。しょうがないなぁ」と思いつつ机の周りを探したけれどなかったんです。結構、机の下に落ちていることが多かったのだけれど、どこを探しても見つからない。だから、【予備のイヤーピース】を装着していたわけ。
でもまさか、無くなったイヤーピースが耳の中に入ったままだなんてまったく気が付かなかったし、新たなイヤーピースを付けても違和感がなかったんですよ。それだけ奥にグリグリ押し込んだのだろうし(イヤフォンって外れやすくて結構ゴリゴリ押し込む)、その時に普通は気がつくだろうと思うのだけれど全く気が付かず。このイヤーピースって樹脂製で柔らかくて【違和感がないように作られている】のかもね。700円ぐらいの安物ですが。でも耳に入ったままなのに気が付かなかったって異常。(┰_┰)
これが年老いるということなのか・・。
耳に詰まっているのが「樹脂製のイヤーピース」なのがわかって一安心はしたのですが、小指で取れそうなのに取れない。(┰_┰)
ピンセットでつまめば簡単に取れそうですが、ピンセットを自分では見えない耳の穴に入れるのってやっぱり怖いわけです。私はそもそもドジだし、もっと奥に突っ込んだらどうしようとか、そんなことが気になりました。
ヨメさんに頼むしか無いか・・・・・。
ということでヨメさんが鎮座まします我が家の最高クラスの部屋でヨメさん専用のスイートルームでもあるメインベッドルームに行き、ヨメさんに頼んだんですよ。
「耳の中に異物が入ったまま詰まって取れない。助けてくれ」と。
ヨメさんはかなり驚いたようで、「一体全体、どうしたのよ」と。
私はカクカクシカジカでと説明をしたら・・・・。
あのバカタレは大爆笑。(┰_┰)
あのね~~、こっちは異物が取れなくて困っているのに大爆笑ってないだろうに、もう愛はとっくの昔に消えていったのを確認しました。
そして心のなかでこの歌が響いていました。
土下座こそしなかったけれど、最上級の言葉を使ってお願いしました。
実はこういうことをするのはヨメさんは好きなのね。ニコニコしているだけじゃなくて、ワクワクして楽しんでいるのが伝わってきます。
「アンタって・・・ドジね」と言いつつ嬉しそう。
で、そのイヤーピースはいとも簡単に取れたのですが、ヨメさんは「なんで耳に詰まったのよ。ドジね」と、【ドジ】を連発しながら、私がさっき説明したことをまた聞く。
しかしまぁ、ヨメさんは本当に嬉しそうな顔をしていました。
ヨメさんはバラエティー番組が大好きで、ユーチューブでそればかり見ていますが、あれほど嬉しそうに笑った顔って最近見たことがありませんでした。
きっと、今年一番の大当たりギャクみたいなもの。
不思議なもので、大笑いをしているヨメさんを見て、なんだか私は「良いことをした」ような気になってきました。
でもま、異物は取れたし、耳には何も問題がなく、ヨメさんにお礼を言って私はトレーディングルームに戻ったのですが、またある歌が頭の中で聞こえてきました。
そして私が決心したこと。
次はヨメさんが「抱腹絶倒」して顎が外れるようなことをやってやろうと。(^_^)v