特大ウナギが美味しい我が家の「うな重」 & そしてマレーシアの大事な友人たちとの思い出

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ウナギを食べたい、ウナギを食べたいと週に一度ぐらい言い続けていたらやっとヨメさんがその気になりました。(笑)

まぁ自分で作っても良いのだけれど、それって「あたしを無視するのね?好きにすれば?」ということになるわけです。これって後が怖い。^^;

ということで久しぶりの「うな重」。

我が家のは特大で、ウナギは規格としては25Pと呼ばれる大きさで、約400グラム。マレーシアで出回っている多くのウナギは大きめでも45Pで一般的には50Pで、重さとしては200グラムぐらい。

だから我が家がいつも食べるウナギは平均の2倍の大きさ。(笑)

これを食べると、「ウナギを食べた~~~」という満足感でいっぱいになります。なんでその大きさが良いかというと、私は「厚み」だと思うのね。重さだけで良いのなら、普通のを二枚にすればよいと思いがちだけれど、やっぱり「厚みがあるとフワッとなる」のね。口に含んで噛んだ時の満足感ってかなり大きい。

ヨメさんは「前世はチワワか?」と思うほど少食なんだけれど、そんなヨメさんでも「この特大ウナギが良い」と言います。当然、ヨメさんは一度で食べ切れるわけもなく、2度に分けて食べますが、それがまた良いのですとさ。(笑)

この25P400グラムのウナギってどこでも売っているわけではなくて、私の知っている限り一件しか無い。

Suming Trading japanese Food Supplyという卸業者。下の画像をクリックするとそのサイトに飛びます。

Rm125という価格は「キロ単価」で、大体はRM50(約1500円)となります。

またWmartでも「特大」を売っていますが、大きさの規格が表記されていないし、前にはWmartのこれをいつも食べていましたが、どのくらいの大きさだったか記憶にありません。どちらが美味しいかもわからない。^^;

ただし、我が家ではこれで「十分美味しい」と思うのだけれど、これが本当に美味しいかというと私も疑問なのね。だって「美味しい~~~♫」というほどの大きな満足感はありませんから。

そもそも「日本の美味しいウナギ」なんて我が家はとっくの昔に忘れているわけです。というか、私は本当に美味しい専門店の最低でも3500円以上するようなウナギを食べたのは70年の人生でも5回ぐらいしかないはず。それも大昔なわけで、私が30代の頃、つまりもう40年も前から「スーパーで売っている安いウナギの蒲焼」ばかり食べ続けて来ました。1パック1000円ぐらいのやつね。

マレーシアに来てからも似たようなもので、「中国産の安い冷凍ウナギの蒲焼」専門です。日本産はかなり価格が高いし、中国産で満足していますからあえて高い日本産を買おうとは思わないのね。

でもたまに思うんですよ。このいつも食べている中国産の冷凍ウナギの蒲焼ですが、当然、養殖物ですし、ウナギはウナギでも種類としては「ニホンウナギ」じゃない可能性も大きいのね。多くの中国産は「ヨーロッパウナギ」だと言われていて、その違いはこんな風に言われている様子。

一般的にヨーロッパウナギは脂が多く、臭みも控えめな分大味であり、ニホンウナギは身がしまっており鰻本来の味と香りを楽しめる、と言われているようです。

また私は「天然物」を食べたことがあるのかどうかもわからない。それこそ30~40年前に1万円近くするうな重を食べたことがあるけれど、値段からいうとあれは天然物なんだろうと思うものの確信もなければ、その時、驚くほど美味しかったかどうかは全く覚えていません。

大体、私の舌は「バカ舌」だろうと思っていて、今、満足しているのなら「あえてウナギ沼に自らハマる必要もない」だろうと思っているわけです。(^_^)v

とは言うものの、ユーチューブの動画を見ていますと、【日本の場所によって随分違う】ようで、「清流」に住んでいたウナギと、「吃水域」に住んでいたウナギと違うようで、当然、個体差もあるし、料理人の腕で大きく変わるんでしょうね。また私は江戸っ子ですから、「背開き」で「蒸したもの」の方が好きで、関西系の「腹開き」「蒸していない」ものは違う料理のような気さえしてきます。また「ひつまぶし」って何?とも思うわけで、興味もない。

要は私は「全く美味しいウナギを知らない」ってことなんですが、私としては「中国産の冷凍ウナギの蒲焼」が分相応だと思っています。それどころか「うなぎの蒲焼を食べられることが幸せ」と思っています。

マレーシアでもデサスリハタマスに「ウナギの活魚」を使う店もあるのね。「生きているウナギ」を仕入れて調理して出す店。

私はその店には行ったことがありません。というか絶対に行きたくないのね。それってウナギには関係なくて、あの店がオープンしたときに私の知り合いが板長として参画したんですよ。その彼は2007年頃にクアラルンプールで「正真正銘の天ぷら屋」をやっていた人。実家は京都の老舗の天ぷら屋。

でも時流に乗れずにその天ぷら屋は閉店することになり、彼はその後、海外を渡り歩き苦労もしていたのね。でも「良い人と出会えて、再びマレーシアでお店を開くことになった」と喜んでいたし、頑張っていたんですよ。

そのお店には仲間と一緒に行って、頑張ってね~~、応援するからね~~と皆も楽しみにしていたのね。

この写真は2017年の1月のものです。ステップ1の中村社長、当時はまだ元気で数年後にガンで亡くなるなんて誰も想像さえしなかった私の大親友の大西さんも一緒。ヨメさんも大西さんとは大の仲良し。(笑)

そういえば、かなり昔だけれど私達が初めてマレーシアに視察に来て、KLCCにあった彼の天ぷら屋に初めて行った時、カウンターの隣りに座っていてそれがキッカケで知り合ったのがStep1の中村氏でした。そして意気投合して、その後、一緒に飲みに行ったのが大西さんの「やしのみ」という店で、初めて大西さんと知り合ったのでした。つまり、この写真に写っている仲間は「皆、同じ日に出会って知り合った」のね。2008年のことだったと思う。もうあれから15年も経つ。(一番左は我が家の長男)(真ん中のジャバザハットが私)

そうしたら、ある日ある時、突然に「辞めることになりました」と。

え?どうして?と思ったわけですが、それは彼が「良い人と出会えた」と喜んでいたスポンサーの「心変わり」だったのね。突然の「解雇通告」。

その後、その店はどうなったかというと、店名も替えて、新しい職人を入れてやっている。

突然の解雇通告なんて、それなりの理由があったのだろうとは思うけれど、「他のスタッフが仕事を覚えれば、給料も高い日本人の板前は不要になる」とこの業界ではよくある話だと私は思っているわけです。

私は彼が何度も言っていた「良いスポンサーと出会えた」という言葉が忘れられないのね。そして彼はまた、国外に新天地を探して出ていった。

だからあの店にはどんなことがあっても「絶対に行きたくない」と思うわけです。世界一美味しい店だとしても、私は行きたくない店。

マレーシアで食べるウナギにはそんな大事な「思い」や仲間との大事な「思い出」も詰まっています。

-----(追記)-----
 

ウナギには「山椒の粉」が絶対に必要で、それなくしてウナギは食べたくないと思うくらい。

ところが山椒ほど「保存が難しい調味料」って無いと私は思っていて、【あっというまに香りが飛ぶ】のね。だから我が家では「冷凍庫」に入れて置くのですが、それでもちょっと月日が経つとだめになるのは今回も同じでした。

不思議ですよね~~。

だから今回もこれでもかとばかりに山椒を振りかけましたが、香りはイマイチでベロの痺ればかりが目立ちました。(笑)

ヨメさんが「また日本から買ってくれる?」と言うんですが、どうしましょうかね。まだ在庫は「封を開けてないもの」まで含めてありますから。封を開けて無ければ大丈夫だろうとは思うものの、今回はそれを確かめるのも怖いような気がして新たには開けませんでした。だって封を開けたものがたっぷり残っていたから。

ヨメさんは「封を開けていないものも駄目だと思う」と言いますが、そんなことがありますかね。でもヨメさんはもう何十年も山椒の粉とは付き合っているわけで、ヨメさんがいうのが正しいかもしれない。

もしかしたら「胡椒」と同じで、「山椒の実」を買って、使うたびにそれを磨るのが一番なのかもですね。でもそれはやったことがない。

ただ「生の山椒の実」が美味しいのはわかっていて、生の醤油漬けは「我が家の定番」として昇格したものの(日本のアマゾンで購入)、やっぱりそれとウナギって合わないのね。やっぱり私は「ウナギには山椒の粉」が美味しいと思う。

良く、ウナギや焼き鳥の「焼いている時の煙だけでごはんが食べられる」と言われますが、あれって本当にその通りだと思っていて、私は「ウナギのタレと山椒の粉」だけでもごはんを美味しく食べられると思っています。(^_^)v

だからやっぱり「美味しい山椒の粉」が欲しい。

(乾燥した)山椒の実を買って、使うときにはグラインダーってのをやってみますかね。

-----(追記)-----
 

調べてみると「山椒も胡椒と同じ」でゴリゴリやったほうが香りも立つと言う人が多いのがわかりました。ということでアマゾンで買ってみることに。

まぁ、考えてみれば「中華の花椒」も同じで、良く売っている「粉」はすぐに香りが飛んじゃうのね。だから我が家ではかなり前から「粒をゴリゴリする」ようになっていて(使う量が多いので石の臼を使う)、また花椒も赤と青がありますし、その辺のわけのわからないものを買うと美味しくないのもわかり、アマゾンからGABANのを買っています。また近年は、「花椒油」なるものが存在してこれが手軽に使えて良いのがわかりましたので、これに頼るようになりつつあります。

いろいろ考えていると「七味も同じじゃないだろうか」と思うわけで、これまた調べてみると「ミルで使う直前にゴリゴリやったほうが美味しい」という人もいる。

となれば試したいのですが、ヨメさんは大反対。そもそも我が家は七味を使うケースでは「原了郭の黒七味」が抜群に美味しいと思っていて、普通の七味はほとんど使わない。でも「ゴリゴリ」が美味しいと聞けばやってみたいわけで・・・。

結局、この件は「ヨメさんと口喧嘩」に発展し、当然、いつもの通り私の負けになりました。(笑)

どちらにしても、スパイス系って洋食に使うものでも何でも同じで、「回転を良くする」か「冷凍庫に保存」するしかないと思っています。

特に劣化が早いと私が思うのは「山椒の粉」で、封を開けた瞬間から【どんどん駄目になっていく】ぐらいに思っています。

本当はちゃんとしたメーカーの【使い切りの小袋】がベストなんじゃないかと思ったり。

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