久しぶりの餃子ですが、私の大好きな「春菊」の餃子にしました。
一般的には「キャベツ派」と「白菜派」、あるいは両方いれる人もいるらしいですが、私は「白菜派」です。でもキャベツだと美味しくないとかそういうことは思わない。
で、春菊ですが、これはネットで見たわけでもなく、春菊好きの私が「春菊で作ってみよう」と思っただけだったのですが、これが大正解なんてもんじゃなくてかなり美味しいのがわかって、時々作るように。
それも白菜と混ぜるとか、ニラやネギを入れることもなく、春菊の香りを邪魔するものが無い方が良いと思い、野菜としては春菊のみ。そして醤油、お酒、ごま油、ニンニクと生姜、そして味の素、塩コショウ、砂糖。あとは隠し味でオイスターソースをちょっと入れたりする程度。
ちなみに刻んだ春菊に塩をして「水分を抜くことはしない」ようにしています。決して水分が多い野菜じゃないし、春菊の香りと味を捨てたくないから。
失敗したくないので、餡を作り上げる時に3度味見をしながら調整しました。また最近美味しく作れない鶏の唐揚げも、この「真剣さがない」からだと思ったり。
基本的には薄味で、醤油かポン酢で食べるのが我が家では普通。
そして今回は「初めての餃子の皮」を使いました。
我が家は皆、薄手の皮が好きなんですが、こちらのスーパーで売っているローカルの餃子の皮って「厚手のもの」ばかりで、「水餃子には良い」にしても日本風の餃子には合わないのね。
今回はB.I.G.の日本食品売り場で売ってるのを偶然見つけた「薄手の皮」で「薄さを売り物にしている」みたいな皮。これは昔からビレッジグローサーで売っている日本の餃子の皮とは違うもの。
ただ日本の餃子の皮って「小さい」んですよね。やっぱり家庭用で小さなお子さんが食べるのを前提としているのでしょうか、私としては一回り、二周り大きいのが欲しい。
日本ではいろいろな種類を売っているようですが、マレーシアで自分が好きな皮を選ぶほど種類はない。だから自作しようと思うし、自作を読者の方に勧められることも多かったのですが、我が家は最低50個は作りますし、自作の皮って面倒なんてもんじゃない。でもパスタマシンがあれば作ってみたいとは思うのですが・・。
今回の新しい皮は確かに薄く、小さすぎる(普通の大きさ)でしたが、かなりいい感じでした。
私は「餃子は完全食品」だと思っていて、餃子を食べる時にはご飯も麺類も基本的には食べません。餃子だけ。でもヨメさんは必ず白米と食べる。
でもま、若干のオマケは作るって程度。
いや~~、本当に美味しくてヨメさんも息子も大絶賛。ヨメさんは後でLineに「美味しかった。有難う」なんてメッセージをくれたほど。
餡を作る時に、野菜類を混ぜる前にちょっと取っておいて、それを後に「ワンタン」に使うのですが、それも美味しかった。肉を多めにするのもよし、私はペランペランの皮が好きなので、あえて(昔の日本の駅前中華みたいに)肉はほんのちょっぴりにして「皮を楽しむワンタン」にしたり。これも大満足。
皆さんにも是非作ってみてほしいなぁ。野菜は春菊だけの餃子。茎のコリコリ感がこれまたたまりません。(笑)
ただ春菊って「すぐに香りが飛ぶ」ようで、餡を作ったらすぐに作って焼いたほうが良いかもしれない。餡を一晩寝かして次の日に作ると全く香りが飛んでいたり。冷凍も合わないかもしれない。
私としては、美味しいと思ったものの決して100点満点ではなくて、豚肉は普通のミンチを使いましたが、ちょっと硬さを感じたし、やっぱりミンチも自分で作ったほうが良いと思いました。どうも「豚トロのミンチで作ると美味しい」なんて情報もあって、それもやってみようかと。
しかしたかが餃子ですが、この満足感はかなり大きくて、「高級店で食べる高級な料理だけが美味しいのではない」というのをはっきり感じました。
もしかしたら、今回の「美味しい~~~」という感動は今年に入って一番かもしれない。
今まで、なにか勘違いしていたのかな、みたいなことも感じたし、こういう満足感のある生活をしたいな~とつくづく思いました。
いつもは「値段は正直」なんてことも良く感じるのですが、この餃子のコストなんてメチャ安いわけで、それなら「美味しくない。満足感がなくて当たり前」ってことになっちゃいますよね。
やっぱり人生って「裏道で見つけたちょっとしたものに感動して生きる」のが一番良いんだと、餃子を食べてもそんなことに気付かされました。
人の行く 裏に道あり 花の山
今回は餃子に一つ大事なことを教えられたような気がします。
ただし、ご飯(炭水化物)をドカ食いしたわけでもないのに、食後一時間の血糖値は190mgにも達していました。こんなのは初めての経験。
今後はいろいろと真剣に考えないとうまくない。ハァ・・・・。
次回はこれを参考に作ってみようと思ったり。
ま、基本は一般的なものと同じなのですが、「水を多くいれて柔らかい餡にする」「牛脂を使う」「生卵を入れる」ところが気になって、同じ様に作ってみたい。
このユーチューバーはかなり気に入っていて、彼の作り方を真似することは結構あります。