和食店で結構気に入っているBSC(バンサショッピングセンター)の【厨(くりや)】に、シドニーから来た次男坊家族も含め、皆で行ってきました。
でも正直なところ、年末年始の飲食店ってどこも混んでいて、「調理の準備が通常と違う」のか、あまり美味しくなかったのが残念。
私が厨(くりや)で一番好きで必ず頼む料理は「マグロ丼」なんですが(メニューにはない)、これが今までで一番美味しくなかった。本鮪の赤身ですが、ヅケマグロで、これなら自分の家で食べても大した違いはない。
高いお金を出してこれは食べたくなかったなぁ。それにこの器としての丼も極安大衆店の感じ。
きっと作ったのは板場にいる店長の中川さんじゃなくてアルバイトのキッチンハンドだと思う。メニューに無い料理だし適当に作った感が満載。
いつもはこんな感じのマグロ丼で、赤身のマグロそのものが「他の店では食べられない美味しいレベル」で、当然、家で食べられないから嬉しいのに。
また「良い赤身のマグロ」が無いときもあるわけで、そういう時には中川さんは「今日はオススメできません。冷凍物しかありませんから」とか言うのに、ペラペラのヅケの赤身ってことは「駄目になる前にヅケにした」のは間違いないだろうし、本当にガッカリ。
これは息子たちが頼んだ「握り寿司」もそうで、「今日のは美味しくない。シャケはちょっと臭うし」なんて小声で言っていた。また息子やヨメさんが気に入っている牛丼(かなり良い和牛を使っている)のも、「あれ?今日は量が少ない」なんて言っていたし、いつもなら「厨のこの牛丼は本当に美味しいね~」なんていうのに、その一言もなかった。
お土産でもたした「鯖寿司」ですが、これも美味しくなかったと聞いた。
どうしちゃったんですかね。
私は、これは「時期が悪かった」のだろうと思っていて、また入店して中川さんに挨拶に行った時、「今日は入荷したばかりの中トロが美味しいですよ」と言われていたのにそれをメインに頼まなかったのも失敗だったと思う。
厨(くりや)の良いところは「ワガママがきく」というか、店長の中川さんは気さくな人で「上から目線の板前さん」とは全く違うのね。だから何でも聞けば答えてくれるし、お願いも聞いてくれる。
コロナ禍の時には「突然、余儀なく閉店するしか無い」こともあったわけで、当然、日本から仕入れたもの(ナマモノ)が大量に余って困っているだろうと思い、「何か分けてもらえるものがあったら買わせてください」とお願いしたら、「助かります」と言ってナマモノをいろいろ、それも超格安でわけてもらったこともある。また「このことをブログに書いて良いですか?読者も分けて欲しいと思うかもしれないし」と言ったところ、「是非、お願いします」と言ってくれた人。
今回も、「お体の方はいかがですか?」と聞かれて、え?私のこと?と思ったんですよ。私の具合が悪くて入院、手術したことも知っていたし。
こういう人間関係が出来ている店って本当に大事で、「特別扱いをして欲しい」というのではなくて、「ギブ・アンド・テイク」をきっちりできる店なのね。だから「ワガママを言えば、その料理が高くても当たり前」だし、いつもお土産をくれるからこちらもお土産を持っていくし、ナマモノを扱う店は「古いものから出すのが当たり前」だけれど、入荷してすぐのものを出してくれたり、そういうことがあるから「通う」し、「常連となる意味がある」と思うわけです。
でも今回は、全く違う店に感じる内容だったわけです。
本来、あの漬けマグロしか無かったら「今日のマグロ丼はおすすめしません」と必ず言うはずだし。
でも思ったんですよ。普通の客はああいうのをいつも食べているのかって。
それももしかしたら大問題かもしれなくて、でもま、ナマモノを扱うのは「良いものだけを出すのは不可能」なのもわかるし、「真鯛の刺身」にしたって、腹もあれば背中も尻尾もあるわけで、すべての客に美味しい物を出すのは不可能。
だからといって「優遇してもらいたい」とは私は思わなくて、「オススメじゃないのなら、注文しない」という立場でいたいと思うし、特別に良いものがあれば「高くても良い」と思う。だから良い関係が作れるのだと思っていて、そうじゃないと「また、あのうるさくてケチな客が来た」なんて思われるかもしれなくて、それだけは絶対に嫌なんですよ。
今回はがっかりしましたが、またそれをこうやってブログに書いてしまうのも心苦しいのだけれど、提灯記事は絶対に書きたくないし、本当に厨(くりや)は良い店だと思うから本音を書きたいし、読者の方々にも「付き合い方一つで大きく内容が変わる」、また「ナマモノを扱うのは非常に難しい」という店の立場もわかった上で満足できる食事をしてもらいたいし、厨(くりや)をオススメしたい。
次に行くときにはまずWhtasappで「美味しい赤身マグロ丼を食べたいので、いつが良いか教えて下さい」とか聞いてみようと思う。また少人数で行った時には中川さんが立っている板場の前のカウンターに座るのも良いかも(今まではいつもテーブル)。そして中川さんと話をしながら「注文するものを決める」のがベストでしょうね。
でも中川さんの奥さんもフロアで働いている(唯一の日本人かも)し、また奥さんも腰が低くて感じの良い人だし、奥さんに「今日のおすすめは何か中川さんに聞いてもらえますか?」と一言いうだけで、「災難は避けられる」かも。(笑)
どんな店でも「美味しかった時には美味しかった」と言い(その料理の名を出すのが重要)、駄目だと思ったらそれも文句を言うのじゃなくてちゃんと伝えることが重要だと思うのね。そうじゃなければ「何を出しても大丈夫な客」になってしまうし、店も意外に気がついていないこともあるはずだから。そうやって関係が出来てくると「良いものが入ったら教えて下さい」と言っておけば、「XXXXの良いのが入りました。オススメです」とWhatsappも来るようになる。でもそれも難しくて、そういう連絡を無視できないこともあるわけで、そういう意味でもギブ・アンド・テイクは重要だと思う。
本当に仲が良くなって家族ぐるみの付き合いをするようにもなるし、お互いにもっと言いたいことが言えて、助け合いも出来るようになると面白いのね。「何曜日の何時頃は忙しいから来ないでください」とか「X曜日は暇だから来てほしいな~」なんて話もできるようになる。(笑)
私はゴールドコースト時代はそういう付き合いが多く、一緒にゴルフをしたり飲みに行ったり、他の友人家族を招いて我が家で大きなパーティをしたりしていましたが、なぜかマレーシアに来てからはそういう付き合いは一切無いです。ま、コンドミニアム住まいだからかもしれないけれど、陰キャの生活をしています。(笑)
ということで話が長くなりましたが、久しぶりのBSC(バンサショッピングセンター)ですから、スーパーにも行って買い物をしました。
ヨメさんが必要なものを買っている間に、私は当然、「肉売り場」に直行。(笑)
品揃えが良いですね~~~。私がいつもいくモントキアラのB.I.G.やビレッジグローサーとはかなり違う。でもG階のスーパーはB.I.G.と同じ経営。品揃えが良いのは他の売り場もそうで、やっぱりバンサ地区は欧米人が多く、商圏も広いから多彩な客がいるのかもしれませんね。
BSC(バンサショッピングセンター)って高級志向だから「高い」ような気がしますが、私はそれはないと思う。それは昔からそうで、特に肉売り場は安いものも多く取り揃えていたのね。
なんだかモントキアラって「どこへ行ってもボラれている」ような気がしないでもない。というか、「高価格帯の物」だけ揃えても売れるんでしょう。バンサ地区には激安ローカルスーパーもあれば商圏が広くてありとあらゆる客層が来るからちょっと違うのかもしれない。
前にも書きましたが、同じビレッジグローサーでも店の場所によってまるで取り扱う商品が違うのね。私が行ったサイバージャヤ(だと思う)のビレッジグローサーの肉売り場には本当に驚きました。ワンモントキアラと全く違うのね。
その時のレポート。
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 今回は「断水」をきっかけにプトラジャ…
サイバージャヤまで行こうとは思わないけれど、ちょっとモントキアラとは離れて各地域のビレッジグローサーを見て回りたいと思う。
というかBSC(バンサショッピングセンター)も頻繁に行きたいと思うのだけれど、やっぱり「遠くはないけれど近くもない」のね。行くのが面倒。(笑)
あああ、BSC(バンサショッピングセンター)には「美味しいレストラン」もいろいろ入っているから、「月一」ぐらいで行けばよいか。で、その時に買い物をする。
中にある「The Ming Room(名城酒家)」という中華も我が家のお気に入りなんだけれど、もう何年も行って無いわ。ここはオーセンティックな広東料理。
「The Ming Room(名城酒家)」は「Oriental Goup」の一店舗で(全部で15,6店舗ある)、このグループ店舗は我が家の一番気に入ってる中華。どの店舗もちょっと高いけれど、中華にはうるさいような人を連れて行っても全く問題ない良い店だと思う。でも「(高いから)日頃使える店じゃない」とも思う。(笑)
BSC(バンサショッピングセンター)には同じグループの「Rui(如意)」という店もある。行ったことがないから行ってみようか。う~~む。ちょっと調べたら「現代的な中華」らしいけれど、「短パンとTシャツ」で行ける店じゃなさそう。(笑)
The Oriental Group…