あはは、やっぱり駄目だわ Worldmark

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しかし、タイムシェアとかリゾート会員権の世界ってなんか変というか、常識では考えられない事が起きてますね。

タイムシェアって不動産に似ている部分があるけれど、法律的に不動産とは同等ではなくて売買に関しても業者のやりたい放題という面がある。またメインテナンスフィーにしても、例えばマンションやコンドミニアムがそうであるように、毎年上がるにしてもその内容、理由はちゃんと説明されてオーナーの了解の元にそれがなされているんでしょうか。タイムシェアの場合はどうも運営会社からの一方的な押しつけで、実際にオーナーがそれに絡んで決定の場に座っている事は非常に希のように思われます。

たとえば、ヒルトンが毎年メインテナンスフィーを上げてくる場合でも、その内容、理由は事前に説明されて了承を受けているのかどうか。ユニットには52人のオーナーがいて、それの集まりでリゾートが出来ているわけで、オーナー抜きに諸経費の値上がりが決められて良いはずがないですね。オーナーとはオーナーであって、単なる利用者と違うんですから。

ヒルトンはどうなっているのか知りませんが、あるリゾートではちゃんとオーナーが選んだ人達が運営委員となって、メインテナンスフィーを決めたり、修理、改善、改築をしているところがあるのは知っています。本来それが当たり前ですよね。

で、前に紹介したWorldmarkでもやっぱりいろいろあって、裁判沙汰になっているのがわかりました。Wordmarkというのも実はそれはクラブのことであって、オーナーはまさにウインダム。で、そのウインダムがいろいろ勝手に決めて大もめにもめている。RCIも裁判で係争中だし。もしかしたら世界最大のタイムシェア会社のウインダムですが、RCIの親会社もウインダムだし、もしかしたらこの会社ってとんでもない会社なのかも。

余談ですが、私が最近フト感じる事なんですが、世の中の会社ってやっぱり倫理観を持ってやっているはずだという何か甘い期待があるんですよ。でもそれはもしかしたら大間違いじゃないかという気が最近するんですわ。特にそういう意味で日本人ってお人好しで、すぐ相手を信用するし、大会社がそんなめちゃくちゃなことをするわけがないと思いがちですが、たとえばこの一年世界が揺れに揺れたサブプライムにしてもそうだし、頭の良い連中が、本来やるべきでないことでもうまく仕込んで儲けようとする、そんなのが当たり前の時代になったのではないかと最近思うのです。そんなのは昔から当たり前だと言う人もいるかも知れないけれど、なんだか寂しいなぁ。

たとえば毎年のメインテナンスフィーですが、このグラフを見てくださいな。


この値上がりの異常さ。まさにこれはウインダムがこのリゾートクラブをテイクオーバーしてからの出来事で、古くからの会員は大騒ぎですわ。そりゃそうでしょうねぇ。また、今までこのように上がってきたのがこれからどうなるのか。今後は横ばいだなんてことは起きないと考えるのが常識的でしょう。正直なところ、このグラフを見たとたん、私の買う気も一気に萎えました。こんなの危なくて買えるわけがない。

かといって、ロケットみたいに値上げを続けることもあり得ないような気がするんですよ。新しい会社がオーナーとなれば、利益構造も改善しようとするのは当たり前の事だし、ウインダムが考える健全な経営をする為に、ある一定のレベルまでメインテナンスフィーを上げようとしたとしても全く不思議でも何でもない。でもそれも良い方に考えすぎかもしれないし、今後どうなるかは誰にもわからない。ウインダムは一体どんな計画を持っているんでしょう。

クラブを大きくして、物件も増やして会員も増やして利益を出そうとするより、既存の会員からお金をふんだくる方が簡単なわけで、おだてたりすかしたり、適当に飴を出したりして、こういう事を平気でやるのはとんでもないと怒ってる会員も少なくない。じゃぁ止めてしまおうというわけでもないのがこのワールドマークの面白いところだと思います。怒っている会員も他のタイムシェアみたいに、止めたいのに止められないというのではなくて、このまま使い続けたいからこそ、ちゃんとやって欲しいという怒りなんですね。そこが他との違うところ。

タイムシェアもリゾート権利も一生物だということで、中には一生使えると喜ぶおっちょこちょいの会員もいますが、本当はヤクザに捕まって一生逃げられない状態と同じってことなんですね。まぁWorldmarkの場合は前に書いたとおり、リゾートの会員は会員である事を喜んでいる人が多いのは間違いないし、売る場合にも今まで何度も書いているようなわけのわからんタイムシェアよりは簡単に売れるのも間違いがない。でも、問題がないわけじゃなくて、このメインテナンスフィーの値上がりもその内のひとつ。その他、新たな制度を立ち上げて、それに入らないと新しいサービスを受けられないとか、これでもかこれでもかとお金を搾り上げるシステムであるのも間違いがない。

いつも書いているように、ババ抜き経済の末端で我々消費者がババを引くから経済はなりたっているわけですが、その中でもこのタイムシェア業界ってのはそのババ抜き、消費者からむしり取るための最高に磨き上げられたシステムの集大成って感じもしてきます。これほどまでに夢を与えながら、しかし完璧なほどに金をむしり取り、逃げるに逃げられないようなものってヤクザの世界そのものですね。まさに麻薬と同じじゃないですか、これって。

そういう風に考えていくと、どこのリゾートが良いとか、どうやると得だとか、マリオットは素晴らしいとか、そういうことじゃなくて、このタイムシェアというシステムそのものに近寄らないのが一番賢いって気もしてきます。

このブログで何回にもわけて、あーじゃこうじゃといろいろタイムシェアの事を書いてきましたが、皆さん、どう考えます?タイムシェアって本当に良いシステムなんでしょうか?タイムシェアの本質が見えてきたような気がしませんか?お客はいつでも後を向いてサヨウナラを言える状態ですが、一度タイムシェアを買ってしまうと、同じ船の乗り組み員。立場は弱いですよね。運営会社だって会員からむしり取ろうとは思わなくても無い袖は振れないし、どこも生存の危機にあるとすれば手短なところからということもあるだろうし、じゃぁ潰しても良いの?なんて開き直るところもあるかもしれない。(リゾートトラストはどうなるんだろう。大丈夫なのかなぁ)

私は裏技探しが好きな性格ですから、こういう穴がいっぱいあるシステムって楽しくてしょうがないんですが、そういうことをちょっと横に置いて、冷静にこの業界で何が起きているのか、またタイムシェアとはどういう特性を持っているのか、法律的にどうなのか、社会通念上問題がないのか、そんなことを考えていくと、タイムシェアとかリゾート会員権はなにか変な匂いがしてくるビジネスモデルだと思いませんか?

安く遊ぶためにいろいろ考えるのも良いし、虎穴には入らずんば虎児を得ずと言うものの、ミイラ取りがミイラになることもあるわけですね。

ネットワークビジネスもそうですし、いつか私が書いた変なオークションもそうですが、また投資の世界でもFXしかり、200倍400倍なんていうレバレッジの商品が出てきたり、お金をむしり取る商売ってどんどん増えてきますね。で、それぞれが綺麗に着飾って、美味しい話で固めて、なんだか新しい世界に連れていってくれるような雰囲気を出していますが、その裏には牙を剥いて、鋭い爪を伸ばして我々末端消費者であるカモから根こそぎ取ってやろうと虎視眈々と狙っている黒い影がみえてくるような気がします。

昔って世の中はもっと単純でしたね。ビジネスモデルもそうでした。それがどんどん複雑化して、本質的な物が見えないようになってきている。良い物なのかそれとも近寄らない方がいいのか、なかなかわかりずらい。

私はなんでも自分で首を突っ込んでどっぷり浸かってみるのが好きですが、こういう性格はいつか大けがをしそうです。私が買ったラスベガスのタイムシェアですが、メインテナンスフィーもかなり安くて、それでいてポイントも高いので私としては買って良かったと思ってはいるのですが、それこそが実は餌で、いっぱい客を捕まえて置いて、あとはどんどんメインテナンスフィーを上げて搾り取るという計画がすでに出来ているのかも知れませんね。

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