フカヒレって大好物の一つで、マレーシアに渡ったら結構食べるチャンスが増えるだろうと期待していたのだけれど、こんなニュースを発見。
マレーシア 「脱フカヒレ」じわり 海洋保護、販売中止相次ぐ ←クリック
記事はその内無くなるだろうから、要点だけ抜粋。
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マレーシアは、中華料理の高級食材「フカヒレ」用に取引されるサメの国内漁獲高が世界の上位10カ国に入る。とくにフカヒレの需要が高いのが、国民の約3割を占める中国系だ。春節(中国正月)や結婚披露宴などの縁起ものとして欠かせないメニューで、接待や会食の際のもてなし料理としても重宝される。また、もっと気軽な食事場面、たとえば飲茶レストランの点心類などにもふんだんに使われている。同じく中国系民族の多いシンガポールや香港などと比較するとマレーシアでは低価格で味わえることから、旅行者による“フカヒレ人気”も消費量を押し上げている。
しかし、世界中で海洋保護が叫ばれるなか、当地でも「フカヒレを食べない=ノー・シャークフィン」の動きがでてきた。高級ホテルグループが先頭を切って「フカヒレ料理を提供しない」ことを宣言したのをきっかけに、同業各社も続き、スーパー大手各社がフカヒレを使用した商品の販売中止を決めたほか、消費者側も支持する声がじわじわと広がり始めている。
◆禁漁法制化を検討
世界で捕獲されるサメは、年間7300万匹にのぼるといわれる。国際自然保護連合(ICUN)の調査報告によると、乱獲のためマレーシア周辺海域に生息するサメの数はこの25年間で80%も激減し、絶滅危惧種の一つとしてレッドリストに登録されている。
国内ではボルネオ島・東マレーシアのサバ州がサメ漁の盛んなエリアとして知られる。ここは美しい海に多様な海洋生物が生息し、世界中からダイバーたちが訪れる。ダイビングなどを含む同州の海洋観光収入は、年間1億9250万リンギット(約48億5700万円)に及ぶ。
一方、フカヒレの輸出入業界関連の取引額は約500万リンギットだ。サメ漁の最盛期には、10キロほどの小型サメから体長1.5メートルで60キロ級の大型サメが水揚げされ、ヒレと身に切り分けられる。身の部分は1キロ当たりわずか0.3リンギット程度だが、ヒレの相場は130~150リンギットだ。
サメ漁の禁止を検討しているサバ州政府は、密漁や闇取引を行った違法漁業者には3年の禁錮刑もしくは罰金3万リンギットを科すという詳細まで明らかにしているものの、サメ漁に反対する環境団体と地元漁業関係者との調整に手間取り、法制化には至っていない。
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ツバメの巣はなくなっても一向に構わないけれど、フカヒレがなくなると悲しいなぁ。まぁ、無くなることはないにしても価格が上がっていくのかな。
残念ながらマレーシアでフカヒレを食べたことはないのだけれど、どんな感じかなぁ。
フカヒレ料理っていろいろあるわけだけれど、我ら夫婦が食べたいと思うのは「フカヒレの姿煮」。これのみ。スープだとか点心にフカヒレが入っているとか、そういうのには全く興味なし。フカヒレとは姿煮のことなり!(笑)(でも姿煮もスープの部類なんですってね)
マレーシアのフカヒレ、楽しみだなぁ・・・・・。禁止なんかにしないでよね~~~。