武田邦彦教授の雑学

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武田教授をご存知の方は多いと思いますが、私はこの先生が大好で、彼の話を聞くといつもハッとすることがあって、自分の頭を出来る限り柔らかく保つ努力をするためにも大切な人だと思っています。

でもまぁ、地球温暖化は起きないとか、ゴミの分別は意味がないとか、エネルギーは当分枯渇しない、タバコを吸っても癌にならないとか「とんでも」の部類の話を良くするのでキチガイ扱いする人もいる様子。ま、真偽のほどは別にしても彼の考え方、発想は私は重要だと思っています。

特に福島の原発事故以来、原発や放射能に関する彼の考え方は私は正しいと思うし、それを元に微力ながらいろいろ行動してきました。

で、彼の本質がどこにあるのかというのが見えるような対談がありました。

『「正しい」とは何か?』 動画は1時間04分。

「正しさ」は一つじゃなくて人の数だけあるという主張はその通りだと思うし、「自分が正しい」と信じないと人は生きていけないものの、それに拘ると道を誤るのでしょう。

個人的な、思想的な「正しさ」は横に置いておくにしても、ビジネスにおいても多くの価値観を認めること、自分が信じる方向では無い方向からの見方が非常に重要であることは常に意識する必要があって、進みたい方向ではない方向を良いと仮定してチェックする癖が大事だと思っています。

私が定期的に自分の内部改造をするのはこの日記にも書いたことがありますが、自分の中にある価値観を全て捨てて再構築するのは簡単そうで難しいし、「改造したつもり」になるのは「改造しない」ことより危険なわけで、注意しつつも実はうまくいっていないのかもしれないし、でも努力をやめたら自画自賛の塊になってしまう恐怖があります。

自分と正反対の価値観でも理解しようとする努力が大事だと思うのですが、私にとって非常に重要である「自虐史観の正体」「東アジアの近現代史」「あの戦争は何だったのか」を考える上でもそれが大切で、「好きな情報を集める」ことなく「信じたいことを信じる」ことなく見ていく必要があると思っています。で、そのつもりで見渡してみると「どちら(右派左派)の言うこともおかしい」のが見えてくる。

武田教授は本当に変な人で、物理学者であるのにこういう話をしたり、歴史解釈に関しても面白い見方をしてそれを喋る人で、興味が尽きません。

彼の話に、私は彼の私利私欲を全く感じないこと。そして本当に人や自然、地球を愛している人だというのがわかります。「自分を捨てることが出来た人」みたいな感じがして、私が彼の話に耳を傾けたいと思うのはそれが理由かな。

しかしこの動画の表題である「バッシング?全然平気です」というのは笑ってしまう。私もそうだから。(笑)

相場の格言で「大衆は常に間違える」というのがあるけれど、これって相場に限らず全てにおいてそんなもんだと思うようになりました。だから皆が良いということは疑ったほうが良いし、仕事でも皆が賛成することって注意したほうが良いと思う。大衆というか人間って「信じやすいことを信じようとする」のね。ややこしいことは苦手。それと「楽しいこと」「夢のあること」を信じたいというファンタジーを追いたい幼児性を誰しもが持ってる。自分もそう。問題は、大衆がそうであることを利用する奴がいるってこと。

武田教授がいう「皆が赤信号を渡っているときに、今信号は赤ですよと言うと叩かれる」。人間社会、全てがそれって気がしないでもないね。そしてそれを一番嫌がるのが権力者なんでしょう。これは政治家って意味じゃなくて、長とかリーダーとか名の付くものはみんなそうかもしれない。家長もそうだし、会社も小さなコミュニティも同じ。

長いものには巻かれろじゃなくて、長いものはちょんぎってしまえ、みたいな生き方をあともう少し続けたい。(笑)

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