タイムラプスの小道具(ソフト)

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カメラ関係の話です。常連さんはパスしてください。

タイムラプス関係でこのブログに飛んでくる方が結構多いので、たまに何か情報があると書くことにしています。

今日、偶然面白いソフトを見つけました。

Panolapse  ← クリック

タイムラプスってその機能のあるカメラも多く出ていますし、誰でも簡単に撮れるようになりましたね。ただ、前にも書いていますが、「レベルを上げよう」と思うとやっぱり結構難しい世界。

色々なポイントがありますが、今日は「Ken burns effect」に関して。

これって日本ではなんと呼ぶのか知りませんが、いわゆる「映像のパンとかズーム」です。普通、タイムラプスは視点が一点ですので単調になりやすいですね。また目立たせたい被写体とかあっても、編集時に作るパンとかズームってそれなりのソフトじゃないと無理。凝っている人たちはアドビの高いソフトを使ったりしていますから簡単にできますが、私みたいにちょっとかじっている程度だとそこまでのソフトには手が出ません。

そんな人に良いんじゃないかと思うのがこのソフト。Panolapseです。まず撮影地点を移動せず、パンやズームもせずに撮った普通のタイムラプス映像をいじって、このように変化を加える事ができます。水平・垂直方向の角度だけではなくて、シフトもできますし魚眼レンズで撮ったようなエフェクトも付けられます。その逆も可能。

こんなことが出来るソフト。

開発者の説明。

ただし、重要な点ですが、このソフトは「動画としてのタイプラムスを編集するソフトではない」ということ。つまり、タイムラプスは数百枚~数千枚の「画像」から作るわけですが、このソフトはその「画像」をいじるソフトだということ。

いわゆる画像一枚一枚に少しずつ変化を付けていくんですね(この方が「映像を」デジタル加工するより出来上がりは綺麗なはず)。そういうソフト。ですから、最後はそれらの画像でタイムラプスとしての「映像」にするのは別仕事ということです(後記)映像が生成される確認ができました。どうもすいません。(本当は【映像】が出力されるはずなのに、画像の連なりしか出てきません。どこの設定が悪いのかわからず。でも変更を加えられた画像が出てくるだけでも十分)。ここがちょっと面倒ですが、それは考えようで、映像屋さんが作るタイムラプスは知りませんが、写真屋である私達は画像そのものをいじってからタイムラプスの映像を作りますから、アプローチ方法としては納得が行くんじゃないでしょうか。

前にも紹介したことがありますが、LRTimelapse(ここをクリック)というアドビのLightroomというソフトと一緒に使うソフトと考え方は似ていると思います。LRTimelapseは画像の「画質」を少しずつ変えていくソフトですが、このPanolapseは「画角」や「パン」「ズーム」を少しずつ変えていくソフト。考え方は同じですね。ただこのPanolapseはLightroomから動かすソフトではないということ。

私もちょっといじってみました。

1400枚近くの画像から前に作ったタイムラプス映像。カメラはGoPro2で、Lightroomで画質を調整しています。

これを作った元画像と同じものを使って、それらをPanolapseに読み込ませ、変化をつけて出てきた画像で作ったタイムラプス映像です。とりあえずのテストですので、映像の最初に「ズームイン」をしてみました。

この映像は720pでしかもズームインしているから解像感はかなり落ちます。

ただ、ズームインした時にアスペクト比の調整を忘れましたので、ズームイン後16:9のアスペクト比になってしまっています。 ^^

いやいや、アスペクト比は標準の3種類しかなく、カスタムには対応していない様子。つまりワイドは作れない。

このソフトは無料ユーザーの場合は1280×720まで。有料はUS85ドルですが、それですと4Kはもちろんそれ以上でもOK。

私のサンプル映像ですが、元画像の解像度が低いので、それをズームインしたらもっと画質は落ちるわけですが、解像度の高い元絵を使うとズームインしても解像感のある良い映像が作れそうです。

機能ですが

Panning. Simulate rotational panning with perspective correction.
Zooming. Animate a lens zoom in or out of your scene.
Blend frames with RAWBlend. Interpolate RAW metadata like exposure, contrast, white balance, saturation, and more.
Deflicker. Smoothen changes in brightness.
Autoexposure. Get perfect exposure no matter what camera settings you’re at, analyzing changes in aperture, shutter speed, and ISO.
Combine JPG images into a video. Export to high-quality images or video (jpg, mp4, mov).
Fisheye Lens support. Works with both normal lenses and fisheyes.
Animate stitched panoramas. Supports 360° equirectangular panoramic images.
Fisheye Effect. Convert timelapses to fisheye perspective for added artistic effect.

これを見るとわかるように、Ken burns effectだけではなくて、フレームをブレンドして変化をつけたり、フリッカーを抑えるなどの機能があり、Lightroomを使うLRTimelapseとかなり似ているのがわかります。

使い込んだわけではないので良くわかりませんが、ちょっといじった感じでは「LRTimelapseより機能は上」だけれど「細かい設定はLRTimelapseの方が上」のようです。この2つのソフトは「どちらかあれば良い」ではなくて「両方必要」だと思いました。でもどちらか一つだとしたら、このPanolapseの方が良いかも。

何かタイムラプス関連で面白い小道具があったら教えて下さい。

--------(後記)----------

動画としてレンダリングされるはずが変更された画像が生成されるだけでおかしいと思っていたのですが、そのフォルダーの中に動画が作られているのがわかりました。どうもすいません。

 

 
    

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