我々の訪馬の楽しみは「和食」にあると何度も書いていますが、今回はチャンスがあったら多くの人が絶賛する「日向」に行ってみようと思っていました。
でも結局はチャンスもなく、また今回はあまり和食を食べませんでした。
いつも泊まるホテルはワンワールドですから、その中にある「蔵」には良く行くのですが、今回はたった一度だけ。それもKLに着いたその日でした。それも私から言うと雲の上の人みたいなご夫婦に誘われたものですから、お初にお目に掛かるし、緊張するわで、何を食べたかも覚えていません。刺身の盛り合わせとか枝豆とかふつうのものを頼んで、ビールをガバガバ飲んだのだけは覚えています。
でも延々4時間も飲んで話に夢中になりましたので、支払いの時はちょっとびっくりする料金になっちゃいました。割り勘だったのですが400リンギットを超えちゃった。二人でですよ。大したものは食べていないのに、値上がりしたのかなぁ。それともビールか。
もちろん写真魔の私でもそのご夫婦の前で料理の写真なんか撮るわけにも行かず、何を食べたのかの記録もできませんでした。覚えているのはお刺身と枝豆だけ。(笑)
他に行った和食の店は友人の大西さんがいる「浜笑」で、そのレポートはすでに書きました。あともう一件行きましたが、それはスバンの「寿楽」。なぜスバンのその店に行くかというと、板長の中島さんが良くしてくれるから。彼は以前、「蔵」にいて、そこから「稔」に移り、そして「寿楽」へ変わったのを我々は追っかけをしているわけです。(笑)
この板さんの追っかけって昔から我が家の癖で、やっぱり知っている板さんかどうかって違いは大きいですよね。好きな食べ物も、好きな食べ方も知っているし、美味しいものを出してくれるし、言葉をかわすのも楽しみの一つ。
そういう意味で「蔵」はホテルの中ですから良く行ったのですが、カウターに座っても全く面白くないのね。日本語が全くわからない現地のスタッフしかいないし、仕事はちゃんとできるのはわかるのだけれど、なんだか駅前のラーメン屋のカウンターに座って食べているのと同じ感覚になります。ただ黙って食べて帰るだけ。これじゃ和食の面白さなんてなーんもないと思います。
と、前置きが長いのは毎度のことですが、寿楽でお任せのお寿司を頼みました。出てきたのはこれ。
お寿司を食べ慣れている人が見ればなんてことのないお寿司かもしれませんが、私に言わせますと、ほぼ完璧です。
ゴールドコーストのお寿司って、例えば1種類美味しくてあとは全滅とか(笑)、そういうレベルなんですが、マレーシアのこのレベルで私は\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/です。
この写真の右端に写っているネギトロですが、これが美味しくてネギトロだけ追加注文しました。このトロってお腹のスジがある場所ですが、あえてスプーンですくったりしていないから歯ごたえがあるんですよ。ベチョっとしていない。でもちょっとスジも入っているのですが(笑)、それはそれでコリっとして美味しい~~~。
至福の時でした。
私はこのレベルの和食で天にも昇る気持ちになりますから、あえて高級店には行かないほうが良いとも思いました。だって良い物を食べ慣れていませんから違いがわからない可能性すらある。(笑)
また良い場所は最後に残しておいて、どうしても我慢ができなくなったら行くのが良いかと。
このお寿司、ほんと~~~~~~に美味しかったです。大満足。
これだけのお寿司はオーストラリアに24年間いて、一度足りとも食べたことがありません。