さてさて、ゴールドコーストの魚ですが、あれも美味しくないこれも駄目だと文句を言い続けて何年経ちましたかね。でもやっぱり慣れてしまうもんで、贅沢は言わずに地元の魚や日本食材店の魚を食べてきました。
地元の魚ではやっぱり「アルファンシノ」(多分、キンメ)が一番美味しかったと思います。刺し身でも焼いても煮ても美味しい。でも当たり外れがあって、ある日本食材店でニュージーランドから入荷したものをごっそり買ったことがありますが、食べられるようなレベルじゃありませんでした。でもいつもこのブログで紹介している日本人の魚屋=Real Fishのものはハズレなし。
アルファンシノ。
それとOrange Roughyって化物みたいな顔をしている魚も美味しかった。
Orange Raughy(ヒトウダイ)。
あとはお馴染みのバラマンディ(スズキ目・アカメ科)だの真鯛(パサパサで美味しくない)だのありますが、私はそれらには興味がありませんでした。
意外に一番お世話になったのは「お財布にメチャ優しい」BASAですかね。スーパーでもフィッシュアンドチップスの店でも一番安い魚がこれ。白身で美味しいと思うんですよね~。日本でもお弁当とかの白身フライはこれが使われているケースが多いと。でもねぇ、「ナマズ」だなんて聞くと食欲が失せますよね。でも私はこれは結構好きでした。日本風に調理するのも良いし、安いから多めに買ってすり身にしたり。
アンコウ(Monk Fish)も見つけると買いましたっけ。でも日本のアンコウをイメージすると全く別物で、火の通し方が難しくて下手をすると硬くて美味しくもなんともない魚。
刺し身系でいうと、やっぱり「本マグロ」ですね。インドマグロなんでしょうが、釣りで釣られるものもあれば、オーストラリアでは畜養をやっていまして(子供を捕まえて育てる)、日本に入っているオーストラリア産本マグロってほとんどがこれのはず。
それとヒラマサ(King Fish)は抜群に美味しいと思います。でも大型で脂が乗っていないと駄目。
鮭?鮭は子どもたちが好きでしたが、何はなくても鮭だけはあるってのがジャパレスも魚屋も同じで、私としてはどうでも良い魚の部類。飽きました。でもこれでフレークを作って常に冷蔵庫いれておくのは我が家のお約束。(笑)
オーストラリアにはいろんな魚がいて、美味しいのもいくらでもいるんでしょうが、商業ベースに乗らないものは獲らないんですね。基本的には大きな魚で三枚におろして「フィレ」の状態にならないものは獲らないし食べない。アジとかイワシを食べるオージーってかなりの変わり者で、普通、アジ、イワシは「魚釣りの餌」でしかない。
基本的にナイフとフォークで食べられる魚じゃないと駄目なんですね。小さな魚を「箸」を使ってたべるなんてことはしない。
また根魚もいろいろいるんですよね。カサゴとか。でもそういうのってイタリア人、ギリシャ人はどうにかスープにしたりするんでしょうが、大きな切身になりませんから漁師も獲らない。売っていても売れないんでしょう。
それとですねぇ、安い魚の筆頭は上に書いたBASA(ナマズ)ですが、ニュージーランドから入ってくるHoki、タラの仲間。これも安い。どうもマクドナルドのフィレオフィッシュはこれらしいし、安い「魚のフライ」と言えばこれ。
そしてそして、もう一種類、安くてどこででも売っている魚があります。それはFlake。鮫。
私は小さな頃に鮫を食べて、アンモニア臭くてひどい思いをしましたから、鮫?と聞くと食欲が失せるんですよ。ですからオーストラリアに来てから、売っているのは気がついても絶対に食べませんでした。でも去年?今年かな?日本人の魚屋=Real Fishで売っていたので、フライにしてもらった食べたんですよ。
結構食べられるじゃ~~~ん。
日本のあの鮫とは全くの別物。臭みもなし。
ということで、今日は鮫のフライを食べてきました。それとバラマンディも。どちらもオーストラリアを代表する魚。(笑)
あと食べず嫌いだったのがMullet(ボラ)です。これも私みたいな東京育ちに言わすと、食べるような魚じゃないんですね。東京湾の川の河口付近にいる魚で臭いなんてもんじゃない。
でも日本でも高知産だったかな、ボラの刺し身を食べて美味しくてびっくりしましたし、きれいな水のところにいるボラは美味しいんでしょうね。ということでこれも去年だか今年だか、初めて食べたんですよ。こわごわと口に入れましたが、全く問題なし。
ま、そんなこんなでゴールドコーストの魚の食べ納めは「鮫」のフライでした。いい思い出になると思います。
魚達にもいろいろお世話になりました~~。有難う~~~~~~~~~~~~。