「これからは両親の面倒はあんたたちが見てね」???

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昨日は私と長男だけ両親と姉のところに行き、いろいろと打ち合わせ、情報収集をしました。まぁ、今までもいろいろと聞いていましたが、実際に我々がマレーシア上陸をしてから聞くのとは随分違う感じがします。他人事じゃありませんから。(笑)

ヨメさんはホテルに留まって早速洗濯じゃなんじゃと始めています。ヨメさんて本当に不思議な人で、ゴールドコーストでもそうですが「引きこもり」で、外に出てあちこちに行くことが好きじゃない。買い物も私が買えるものは私に頼むし、どうしても自分で確かめたいものじゃないかぎり、自分では買い物にも出ない人。かつてはそんな感じじゃなかったんですが、やっぱり「乾癬」という病気にかかってからまるで別人のようになりました。買い物に行っても「知り合いと会うのが怖い」っていうんですから。

ヨメさんはマレーシアに上陸し、ミッドバレーの中に滞在しながら、このホテルの近辺やメガモール、ガーデンモールがどうなっているのかどんな店があるのかを自分で歩いて見てみようという気も起きない人。日本に行ってもそうで、用がなければホテルの中にいるほうが好きな人。

変わってるでしょ~~。無理やり連れて出ようとすると怒るんですから。(笑)

で、我々男どもはサウジャナに行って家族会議みたいなことを延々やっていたのですが、案の定、予想通り、途中で私と父と怒鳴り合いが始まりました。(笑)

父は自分のミスをミスとは絶対に認めず、相手が悪いと決めつける人。世の中が自分の思った通りにならないのは世の中が悪いと思うタイプ。(笑)

だからなんでも私が悪いような言い方をするので、仏のダボもやっぱり切れるわけです。(笑)

そこに長男が入って、まぁまぁ、落ち着いて・・・みたいな感じで話を続けました。ま、とりあえずこの先、1,2年はこれで行こうと言う大筋は決まりましたが、この金利安の時代にどう対処するかの決定的解決策は無し。私自身が資産運用は消極的な考え方を持っているし、歳をとった父も「安全第一」ですからアグレッシブな案は一切出ず。でもま父の資産は父のものだから好きな様に決めて、そのとおりに我々が代行、管理するってことになるんでしょう。

そんな話をしつつ、姉と二人だけで話すこともして、姉の本音や姉がマレーシアをどう見ているか、今後どうしたいのか、我々に対する助言などを聞いていたんですよ。

ダボ 「これからは姉貴もちゃんと自分の時間が取れるようにするからね」

姉 「え?これからはあんた達が両親の面倒を見るんじゃないの?」

ですと。(笑)

これって冗談のようで冗談じゃないというか、私としては冗談であって欲しいのですが、ではなぜ自分はそう思うのかってところに問題があるのがわかりました。

これからは親孝行をしたいなんて偉そうなことを言いながら、同居して面倒を見るなんてとんでもないと思う自分がいる。これを偽善っていうんでしょうねぇ。

我が家は我儘のヨメさんがいて、それだけでもやっていくのが大変なのに(ヨメも同じことを考えているはず 笑)、我儘さでいえば表彰状を上げたいぐらいの両親と同居だなんて絶対に無理。ダボ家は間違いなく崩壊する。

でも両親の面倒を見ている姉の生活もすでに崩壊していると言って間違いがないはずで、どうして姉は両親を見る義務があって、我々にはそれがないと自分は考えているのか。おかしいですよねぇ。

姉は当然私より年上ですし、姉だっているどうなるかわからない。

でもま、とにかく私と息子で一族の将来を切り開いていかないとならないわけで、それが出来ないような環境になると非常にうまくないし、当分はこのままでやっていくしかないと思っています。

父の我儘って半端じゃ無いんですよ。とにかく施設に入るなんてそんな「とんでもないこと」は考えていないし、「子供が親の面倒を見るのは当たり前」と考えています(でも自分は親の面倒は見なかった)。それどころか私に言うんですよ。「◯子は俺達の面倒をみてくれているけれど、お前はなにもしてくれない」って。

子供二人に面倒を見ろという親って私は聞いたことがなくて、正直びっくりしています。でも姉に対する感謝の気持ちが無いのかというとそんなこともなくて「◯子がいなければ俺たちは生きていけない」という状況はちゃんと理解しています。でも本来はここもおかしいはずで、「誰かが面倒を見てくれて当たり前」という考え方があるんですね。

我々みたいにゴールドコーストで長くいますと、そういう家庭ってほとんどなくて、老人は老人のコミュニティに入って自分で生活するのが普通。「介護は家族の義務」と考えはなくて「介護は社会の義務」という考え方がある。そして個人個人が自分の老後に責任を持つ。

そんな世界にいましたし、私の子供たちもそれが当たり前だと思っていて、私たち夫婦は動ける内にどこかの「ホームが併設されたシニアマンション」に入るつもりでいます。

私はいつも冗談で息子に「俺が歳をとったら頼むぞ」「俺はお前の後を追いかけていくからな」というのですが、彼の顔は笑わない。(笑)

ま、人生いろいろ、人それぞれですが、我らの両親は恵まれていると思います。娘と同居して我儘言いたい放題だし、息子夫婦も身近に移り住んできて、何よりも大事で大好きな孫まで来てくれた。日本の田舎ではよくある光景かもしれませんが、まさか海外で皆が合流するなんてね~。ましてやマレーシアなんて10年前には誰一人想像さえもしていなかった国なんですから。

昨日も皆でショッピングセンターに行きましたが、私は(大好きな)母の手を握りながら歩いていました。そして

「俺が小さいころ、お袋はいつも手を繋いでくれた。これからは俺がお袋の手を繋ぐから」

と言ったら嬉しそうな顔をしていましたっけ。でも内気な子供だった私が信頼していたのは母だけで、本当に幼いころ、母と手をつなぎ、見上げればいつも優しく微笑む母の顔があった。その安心感が私が生きてこられた原点だと言っても良いくらい。母にはどれだけ感謝してもしたりない。

ま、完璧な人生なんてあり得ないけれど、皆がそれぞれ笑顔で、誰かに負担が集中したり、我慢を強いられたりすることなく、ゆるやかに時間が過ぎていけば良いと思います。

ただそれは表面的なものでしか無くて、私と息子はマレーシアで勝負を掛けます。その為に環境が適しているマレーシアまで来たんですから。

どうなりますかね~~~。乞うご期待。

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