デサスリハタマスにある「光屋」に行ってきました。
このお店は去年の11月にオープンしたらしいですが、主の諸井氏とは9-10年前に知り合いました。私達が初めてマレーシアに来て、初めて行った和食店(天ぷら専門店)が彼の店でした。
その後、店を閉めたというのを風の便りに聞いて、またその後はシンガポール、中国で活躍していた様子。そして再びマレーシアに返ってきた。
京都の老舗に生まれ、天ぷらに青春をかけ、そしてマレーシアに渡り自分の家の屋号(光屋ではない)をつけた店を開いていたんですね(当時のお店のブログはいまだに存在している)。彼の心の中は見えませんが、店を閉める時にどんな思いだったのか、そしてその後、各地を渡り歩きながら何を考えていたのか、想像するのは決して難しくないと思っていたんです。
そしてまたマレーシアに返ってきた。
リベンジでしょう。
こういう表には出てこないのが普通だけれど、彼の中に沸々と湧いている思いを想像するだけで応援したいと思います。
でもネットで光屋の評判を見るとどうも「鰻」が美味しいとのこと。
ヨメさんが鰻好きなので楽しみにしていたのですが、私の心の中では「あの店で絶対に鰻は食うまい」と思っていたんです。だって「鰻が美味しい店」といわれるのは諸井さんとしては本意ではないはずと思ったから。
でも本人に話を聞いてみると私が想像していた「しがらみ」には全く囚われていないようで、彼の心の中は見えませんが、鰻にも注力しているとのこと。
びっくりしたのは「鰻を日本から生きたまま輸入している」ってこと。なるほどねぇ、美味しいわけだ。
鰻を・・・と思った所、残念ながらOut of stock。ところがですね、私としては鰻本体より好きな「肝」があると聞いて。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
鰻の肝を長男は食べたことがないし、私も多分20年以上食べていませんから、それだけでも嬉しかった。
しかしまぁ、久しぶりに飲んで、食べて、話して、盛り上がって、7時頃入店したのに気がついたらもう閉店の時間。
最後の方は何が何だかよく覚えていませんが、鰻も食べなかったし、タラの白子もなかったし、また近々行こうと思っています。
一緒に行った(Step1の社長の)中村さん、(変人で有名な 笑)大西さんと諸井さんは友人だし、そして私達が中村さんと知り合ったのも9年前の諸井さんの店でした。そして日本酒の一升瓶を皆で2本空けたのかな。その後、全員へべれけ状態で乗り込んだのが当時KLCCで店をやっていた大西さんの「やしの実」。
なんだか縁があるのかないのか、そんなきっかけで続いている不思議な交友関係です。
あれから9年、それぞれ紆余曲折の道を歩きながらみんな歳をとりましたが、またこうやって一緒に酒を飲めるって良いなぁと思いました。
でもまだまだ我々には将来がある。大西さんも病気のデパート状態をどうにかして新しい仕事で頑張っていくのだろうし、中村さんもまだまだ先がある。そして、マレーシアにリベンジのために返ってきた諸井さん。そして63歳にして新しい生き方を模索しようとしている私、そんな親をサポートしながらある技術を習得し新しい世界を作ろうと頑張る息子。そして「そんなの関係ないね」といつも幸せで能天気な(いつも変な時に事件を起こす。今回もやっぱり・・・)ヨメさん。(笑)
マレーシアを舞台にまたいろいろなストーリーが生まれていくのが楽しみです。
「このままでは終われない。まだ夢の途中、諦めない・・・」
「諦めない」仲間たち。(笑)