家庭菜園が難しい理由は「高温多湿」か?&じゃぁ何を育てれば良いの?

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ゴールドコーストではいとも簡単に育てられた様々な植物ですが、マレーシアに来たらまぁ難しいこと、難しいこと。

そもそも「場所に合った植物」を育てたいわけじゃなくて「欲しい植物」を育てようとしているのですから、上手く行かないのも当たり前ですよね。アスパラガスを沖縄でとか、ニガウリを網走で・・みたいなもんでしょう。

でも私が欲しいのは「ミツバ」「イタリアンパセリ」「コリアンダー」ですから、別に難しいってわけでもなかろうと舐めていました。でも上手く行かない。基本的にこれらは「耐暑性」が強いわけでもなくて、涼しい気候が好きな種類。

最初の頃は「手抜き」には一番の「苗」を買ってきて移植しようとしましたが、移植した直後に「毒でももられたように」すぐにダメになる。段々と・・って生易しいものじゃなくて、「瞬殺」と言って良いくらいあっという間にダメになる。

ま、基本的にはミツバ、イタリアンパセリ、コリアンダーは移植が簡単な野菜ではありませんが、「ポットから出してそのまま移植」しても駄目。これって本当に呆然とします。そのまま植えても駄目なんですから。

要は環境の変化に耐えられないってことですが、私としては一体何が悪いのか良くわかりません。だって移植後、すぐに炎天下に置くわけでもないし、当然、暗がりに放置するわけでもないし。

一番ががっかりしたのがイタリアンパセリでした。3度めのトライアルで、半日陰に置いてうまい具合に育っていたんですよ。新芽も出てきていたし。イタリアンパセリは水が多すぎては駄目とは聞いていましたが、カラカラで良いわけもなく、土の乾燥が進みすぎないように、ある時、たっぷり水をやりました。当然、土は「水はけ抜群の土」を配合して作ったもの。ってポッティングミックスにパーライトを混ぜただけですが。(笑)

ところがですね、水をやった次の日、「私、もうダメ、死ぬ・・・」みたいにヘナヘナになっていました。で、数日後に黄泉の国に旅立ちました。(T_T)

苗はゲンティンハイランドで育てられたもので、クアラルンプールとはかなり環境が違う。ましてやベランダのプランターですから、熱くなったらアウト。だから熱くならないように、しかし陽は少しでも当たるようにしていたのですが、それでも駄目。それこそ陽を当てずに部屋の中に放置していたほうが元気なくらい。

これじゃどうにもならず、では種から育てれば多少は環境に馴染みやすいだろうと思ったわけです。

発芽は順調でした。全く問題なし。

ところが~~~~~~~~~~~~、徒長しちゃう。ヒョロヒョロと伸びちゃうんです。

コリアンダー。

これって太陽を求め探して伸びているはずで、やっぱり日照不足。では陽を当てれば良いかというと、そう簡単に行かないから困るんですね。そもそもマレーシアの日照時間が12時間程度しかありませんし、丸々12時間陽が照る場所は無いし、あったとしても直射日光に当たれば「即死」と言っても良いくらい。まずポットが簡単に50度以上になって「煮物」の出来上がり。(笑)

土、根の部分の温度を上げずに「十分な陽当りの確保」なんて不可能です。

でもどうにか直射日光が当たらない様に、しかし十分明るいところで育てているのですが、結果は「徒長」。ヒョロヒョロ伸びでしまう。やっぱり陽が足らない。でも陽に当てれば死ぬ。

ということで「太陽」をあてにするのはやめて、昔取った杵柄の「水耕栽培」で電照を使うという手に変更。人工光を使うわけですが、近年はLEDが随分普及してきて、栽培用の明るいものも安く売っている。ましてや電気代は昔の3分の1程度で済む。

ということで、まずは普通のLEDを当てて育てたんです。でもやっぱりヒョロヒョロと徒長しちゃう。(T_T)

光を当てると言っても24時間当てているわけじゃないですよね。でも彼らは「夜になっても寝ない」のね。(笑)

普通、夜になれば温度も下がって、苗達も活動が弱まる。

ところがマレーシアだと、真夜中の涼しい時間帯が、本来彼らがガンガン伸びる昼間の温度と同じかそれ以上。

活性という言い方をするのかどうかわかりませんが、私としては「お前ら、早く寝ろ!」というのに、あいつらは真夜中の運動会をしているようなもので、でも光がないから「太陽はどこだ~~~」と伸びてしまうんでしょう。

これってまさに「暗所でカイワレを伸ばす」のと同じ状態が続くってことなんですね。

それの確認をするのに一番良いのがまさに大根、ラディッシュ系で、種を植えてから3日以内に発芽しますし、あとはどんどん伸びますから観察するには最適。

ということで種を植えて、そして2センチぐらいその上に土を載せ、「太陽光+LEDで明るい状態」を維持してみました。

それの結果がこれですわ。(T_T)

今でも「太陽はどこだ~~~」と横山やすしがメガネを探すがごとく光を探し回っていて、どんどん伸びています。「お前はカイワレ大根じゃないの!ちゃんと大きく育つの!!」なんて言い聞かせても駄目。

ったく、こいつら夜は静かになるように、冷蔵庫にでも入れてしまおうかと思うくらい。それとも24時間、照らしてやろうか?なんて意地悪を考えてみたり。

日中はしっかり陽を当てても、夜にヒョロヒョロ伸びるんですね。大根は成長が早いのでそれの確認が簡単にできます。ヨメさんも面白がって観察していて、「夜と次の日の朝と1センチ以上違う。伸びるの早いね~」なんて言っています。

結局ですね、私は「光」ばかり気にしていましたが、問題点はそこじゃなくて

夜中の温度が高すぎる

ってことなんでしょう。

かなり昔に私の父が洋蘭に凝りだして、6坪ぐらいの温室を作って「夏は冷房、冬は暖房」を掛けていたのを思い出します。人間たちは暑くても寒くても我慢していたのに・・。

大根じゃ、ミツバじゃを育てるのに、人工光を16時間も煌々と当てて、夜は冷房を掛けろってか?

無理だわ・・・・。(T_T)

可愛い私のこの子どもたちを皆引き連れて、ゲンティンハイランドに行ってみるか?なんて一瞬考えたりして。(笑)

マレーシアでは難しいってのはこういうことなんですね。

そんな時にフト、日本の沖縄ではどんな野菜を育てているのか調べてみたんですよ。

すると、カンコン(空芯菜)、カイラン(茎がポリポリしているやつ)、ヒユナ(バイアム、チャイニーズスピナッチ)とか。ん?これって・・・・いわゆる「中国野菜」と呼ばれるアレでスーパーで激安で売っているあの野菜のこと。

この手の野菜をわざわざ家で育てるか?(T_T)

メリットとしては

○ 新鮮さ抜群
○ 農薬無しで安全

だからなんだってんだよ~~~~~。(T_T)

でも調べて見ると面白いと思ったのがカンコン(空芯菜)。お馴染みの野菜だけれど、育てるのが簡単なんてもんじゃないのね。暑くないと駄目で、水も豊富じゃないと駄目。河際、湿地で育てると。まさに高温多湿が彼らの大好きな環境。

これの育つ速さも半端じゃないようで、2株あったら消費するのに忙しいくらいの様子。収穫は根本から切るんじゃなくて「徒長しない様に剪定する」ような感じで収穫する。すると脇芽がどんどん出てきて、それが伸びるとまたそれを切って・・・の繰り返しで、とんでもない大きさに育つ様子。(笑)

ま、一度育ててみるかな・・・なんて思ったり。

種も買ってこようかと思ったのだけれど、挿し木で簡単に育つらしい。それもスーパーで買ってきたものを適当に切って、コップに水を入れてそこに突っ込んでおくだけですぐに根が出るとのこと。マジっすか?

やってみる?

でもなぁ・・・どこでも大安で売っている空芯菜じゃ・・・、って思うわけですよ。

ところが~~~~

空芯菜の栄養価を見てびっくり。あれもこれも「ほうれん草」の数倍ですと。(@_@)

【ビタミン・ミネラルたっぷり】
空芯菜の栄養はカルシウム、ビタミンA・B・C・E、β-カロテン、葉酸、鉄分、食物繊維、カリウムなどが含まれています。それぞれの栄養素は、ほうれん草の約2倍から4倍というから驚きです。
β‐カロテンやビタミンEが多く、どちらも油と一緒に炒めると吸収率が高まります。
ビタミンB1・B2も豊富なことから、糖質を効率よくエネルギーに変えて疲労回復効果も期待できます。
また、ミネラルも豊富に含まれ、鉄と葉酸の相乗効果で貧血予防に期待が出来ます。
ビタミン・ミネラルのみならず、豊富な食物繊維の力で、便通も整えてくれる優れものです。

【ほうれん草よりも食べやすいヒミツ】
栄養素はほうれん草と変わらず、むしろ含有量はほうれん草に勝るとも劣らない空芯菜。
実は、ほうれん草のエグミの素となるシュウ酸を含んでいないためとっても食べやすい野菜です。
シュウ酸がないということは茹でて“アク抜き”するという手間も不要。

参照:食育ずかん

これって良さげじゃないですか?「シュウ酸を含んでいない」ってのがジジーとしては良いなと思ったり。

やってみるか。

超簡単ってことは、そして水が大好き、高温に強いってことなら、「簡易水耕栽培」で出来るはず。つまりペットボトルの廃品利用で十分ってことじゃないですかね。

どこでも安く売っている空芯菜のために「専用のコンドミニアム苗床」を作るのは嫌だし、ペットボトルで簡単な家を作ってやりましょうかね。

その他の野菜としては、ニガウリだとか豆類。

豆苗は育てるつもりで豆の到着待ちですが、どうなりますかね~。

さてと、空芯菜を買ってくるか・・・・・

 
 
 

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