モントキアラの韓国村ソラリスにある「ラーメン居酒屋 和司」ですが、気にはなっていたんです。ネットでもそこそこの評判ですから。
でもラーメン居酒屋って何?って思っていたわけ。
昨晩、友人と私ら夫婦3人で行ってきました。飲ん兵衛3人。
良いですねぇ。店に入った感じはラーメン屋じゃないし、でも居酒屋でもないし、私の印象では「昔の駅前の中華屋」って感じ。
でも海外に出ていますとこの「駅前の中華」を食べたくなるんですよね。マレーシアに限らずオーストラリアでもアメリカでも海外にある中華料理屋って味は「ホンモノの中華」が多い。でもそれって私達が慣れ親しんだ「中華」とは違う。
だからこれだけ街にはごっそり中華料理屋があっても「日本の中華を食べたい」って思いは20年以上持っています。
ゴールドコーストにも日本人経営の中華料理屋があって、そこもまさに「日本の中華」で大繁盛していました。「ハッピーハウス」という店。でもその後はサウスポートで和食をやったり、今は店の名前は忘れちゃったけれどサーファーズパラダイスからシェブロンアイランドへ行く道の角にある。我が家では店の名前ではなくて「南川さんのところ」といつも言っていましたっけ。南川さんってゴールドースト在住の日本人にはかなり有名な人。
で「ラーメン居酒屋 和司」ですが、メニューはいろいろある。中華だけじゃなくてハンバーグもあったり。なんでもあるって感じだけれど「刺し身、寿司がない」だけ。でも刺身や寿司がないのが欠点になっていない。
座ったら黙っておツマミの盛り合わせが出てきました。一緒に行った友人がいつもそれを頼むからでしょう。煮豚、メンマ、味付け煮玉子、キムチ。
美味しい。日本の味だ~~~って思いました。\(^o^)/
これでビールを飲みつつ、おしゃべり開始。
それと「日本の中華」って言えば筆頭は「エビチリ」ですよね。早速頼みました。
うーむ、私が想像していたものとはかな~~り違うし、正直な所がっかり。でもそれこそが私が望んでいた「駅前中華」でもあると思いました。家で作るほうが遥かに美味しいものができるけれど、駅前中華はこれでOKなんですね。
タコの天ぷら。
これも美味しいタコってわけでもなくて、切り方が「ぶつ切り」じゃなくて「刺し身とぶつ切りの真ん中」みたいな感じで歯ごたえも残念でした。でもこれもまた「日本の味」で問題なし。
そしてお約束の「麻婆豆腐」。
なんというべきか、まさに「田舎の駅前の中華」そのもので、嬉しくなっちゃいました。いつも拘る麻婆豆腐とは全くの別物ですが、この店で本格的な麻婆豆腐が出てきたら「場違い」だと思います。これでOK。
そして「餃子」。
ありゃらや、写真を撮り忘れた。でもま、普通の日本の餃子。
食べる前に餃子を一つ箸で割って中身をチェック。豚ミンチらしいものは見つからない「これぞ日本の駅前中華の餃子!!」
決してイヤミで書いているんじゃないんです。餃子も家でいろいろ凝ったものを作りますが、実は私が一番食べたいのはこのブログにも書いたことがありますがこの手の「昔ながらの日本の駅前中華食堂の餃子」なんですわ。ホンモノの中華の餃子って肉がごっそり入っていて、私に言わせるとあれは餃子じゃない。これはこれできっちり美味しいと思うし、実はこれって家で作ろうと思ってもこの美味しさを出せないんですよ。本当に不思議。
そして「(鶏肉の)チンジャオロース」。
チンジャオロースってこれじゃないと駄目なんですよ~。ヨメさんも喜んで、これをお代わり。
その他、何を頼みましたっけね。お酒は「いいちこ」に変えて、簡単に一本が空になりました。
おしゃべりで飲ん兵衛なのが3人ですから結構盛り上がっていましたが、最後に私は「タンメン」を頼みました。
このタンメンこそが、私がいつも食べたい・・と思い続けていた「駅前中華」のツユソバなんですわ。この日本の味が欲しかった。(もやしソバもあれば食べたい)
でもね、ちょっと塩っぱい。これは他の料理も同じで、「ご飯が欲しくなる味付け」なのね。だから飲ん兵衛にしてみると、もうちょっとあっさり作って欲しい。今度行った時にそう頼んだらやってくれるのかな?
この店って私にしてみるとまさに「駅前中華」で、でも昨今の美味しい中華でもないし、「王将」とも違っていて、昔はどこの駅に行っても駅前にあった「普通の中華」だと思う。若い頃にラーメン餃子やチャーハン餃子を食べたような、あるいは学校の部活の帰りに必ず行った駅前の中華。
それぞれの料理が美味しいとかどうかじゃないのね。これぞ「日本の伝統的中華」だと私は思うわけです。
あえて言えば、もうちょっと頑張ってくれたら・・・とは思う。でも私には今のままで十分OK。こういうお店は貴重だと思う。
家からも至近距離。ゆっくり歩いても15分ぐらいかな?でもマレーシアでその15分を歩くのが私たちには苦痛以外の何物でもありません。ましてヘベレケになって歩いて帰るなんて不可能(上り坂だし~)。でも近いことに間違いがなくて気軽に行けるので楽しみです。
今回は長男はオーストラリアに帰っていますのでいませんでしたが、あいつにここの中華を食べさせたらなんていうのか楽しみです。
3歳からオーストラリアで育ちましたから、こういう「日本の普通の、当たり前の、駅前中華の味」ってのを彼は知らないはずなんですね。
あいつが帰ってきたらすぐに連れて行こうと思います。レバニラも食べなくちゃだわ。
「ラーメン居酒屋 和司」との出会いに感謝。
ご馳走様~~~~~。
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