マレーシア料理って苦手だ・・・と思っていました。まず甘すぎるのが私には駄目で、火が通り過ぎていたり、香辛料もピンと来ない。そんなことを感じていました。
ちゃんとした店で食べていないからだ、なんて言われそうですが、その通りで、数カ所の「パパリッチ」に何度か行っては裏切られて(オーストラリアのパパリッチは美味しくて有名)、マダムクァンの方が良いよと言われてもその機会がありませんでした。
有名店もいくつかあるのは知っていて、いつか行ってみたいと思ってはいたんです。
シドニーから次男坊がガールフレンドと来ていて、「マレーシア料理を食べたい」と。
私はどこへ行くべきか全くわからなかったのですが、ヨメさんと息子は日本から友人が来た時に連れて行った「良い店」があると。へーー?どこ?と聞いたら「Bijan Bar & Restaurant@Jalan Ceylon」ですと。ブキビンタンというかチャンカットブキビンタンのちょっと上の方。ジャランセイロンね。
「ふ~~ん」と気乗りはしなかったのですが、行ってみることに。
結論から言うと、「かなり美味しい」と思いました。今までのマレーシア料理に対する印象がガラッと変わった。
店は良い雰囲気だよと聞いていたので期待していたのですが、私が想像した「自然を感じる豪華さ」っていう意味ではなくて、なんていうのかなぁ、マレーシアを感じさせる作りとでも言うべきか。
グーグルの写真。
店はかなり暗くてメニューも良く見えずに、スマホのライトが必要でした。(ここに出す画像は全て明るく処理していますが、店はかなり暗いです)
注文は私が見ても何がなんだかわからないし、過去に来ているヨメさんと息子に全て任せることに。
5人共腹ペコで飲む気満々でしたので、まずはビールをジョグで頼んで乾杯。
とりあえず、5種類ぐらい頼みましたが、美味しい~~~~~~~~~~~~~。びっくりしました。
最初に出てきたアペタイザーですが、これで感激。(笑)
ビールはちょっとしか飲めないヨメさんですし、ここは白ワインでしょうと、オーストラリア産だったかな白ワインをボトルで注文。いや、赤でしょうと長男は文句を言っていましたが無視。
エビですが、このカレーが美味しいこと美味しいこと。
我らが夫婦の不得手なラムですが、これも美味しい~。
この牛も美味しかったなぁ。見よ!このマレー料理らしくない火の入れ方!
驚いたのがこのイカなんですが、海産物にこんな微妙な火の入れ方をマレー料理でするのかと思ったくらい。
どれが美味しいと言うより、全部美味しい。\(^o^)/
ただご飯がないと食べられない感じで、白ご飯を注文。
腹ペコが5人ですからあっという間になくなって、追加注文。ビールもジョグで追加。白ワインも追加。
盛り上がってきました~~。
これもエビ。
これは牛をトロントロンに柔らかく煮込んだもの。美味しかった~。ソースをもっと欲しかった。
ご飯は白ではなくてスパイスなんとかってのを注文。これのほうが美味しいと思ったけれど、ヨメさんに言わすと白とこれと両方あったほうが良いとさ。白とこのスパイスとは味付けが違うだけじゃなくて、全く異なるものというべきでしょう。付け合せも全く違うし。
ご飯は結局、白とスパイスと全部で4つ頼みましたが、やっぱりこれらの料理はご飯のオカズですね。酒のツマミにはなり得なくて、中華みたいな食べ方は出来ない。でも全部美味しかった~。
満腹!
いつもはデザートは食べないのですが、若者たちが食べたいと。
味見をして美味しいと思ったのがこれ。パンダンの味がするプリン。マレーシアらしさを感じました。
私にはなんだかわからないけれど、これも美味しかった。
みんなでヒーヒー言って盛り上がったのがこれ。ドリアンのチーズケーキかな。
ドリアン好きは一人だけで、長男。彼はブルーチーズだとかあの手のものが大好物。(笑)
いやー、あれもこれも美味しくてお腹一杯で全員大満足。マレーシア料理の株が大幅に上がりました。(笑)
ところで店はかなり繁盛していて、客の3割が白人。5割が日本人って感じ。(@_@)
あれれ、マレー人らしきグループはいなかったような・・・。
このお店には「中華系」「インド系」の料理はないみたい。麺類もなければ、「ナン」みたいなパンが欲しかったのだけれどそれも無い(はず)。
このお店のシェフは「ランカウイ出身のマレー人」だそうです。大したもんだ。
ご馳走様~~~。美味しかった~~~。
会計ですが、5人でかなり食べて「飲んだ」のでRM1000ちょっと。マレーシアの感覚だとちょっと高いと感じますが、この料理ならリーズナブルじゃないでしょうか。お酒を飲まなかったら半額ぐらい?ビールをジョグで2杯。白ワインをボトルで2本頼みましたから。
マレーシア料理を食べたい時に行く店というより、海外からお客さんが来た時に連れて行く店って感じかな。
「Bijan Bar & Restaurant@Jalan Ceylon」のホームページはここ(クリック)。