今日は家族三人でイケアに行ってきました。やっぱり新しいコンドに引越しすると、必要なものがあれやこれやあるもんなんですねぇ。
帰りに食事に行こうということになったのですが、ヨメさんが「焼肉を食べたい」と。
もし私と息子だけで焼肉に行くとすれば「韓日館」になると思います。美味しい肉を・・・というより「ガッツリ食べたい系」ですから。
でもヨメさんは「美味しいのを少量」というタイプなので韓日館向きではない。
ふと頭によぎったのはLot10のトラジですが、あそこは美味しいけれどちょっと私は気になることがある店なので「新日本焼肉党@デサスリハタマス」に行くことにしました。
「新日本焼肉党@デサスリハタマス」は美味しくて良い店かというと、あそこも難しいんですね。美味しくないとは言いませんが、いや、美味しいのですが、美味しさを主目的とするととんでもない額になるのね。普通、焼肉店ってどこでも肉の種類がいろいろあって、予算に合わせて選べるじゃないですか。でも「新日本焼肉党@デサスリハタマス」って美味しいか、美味しくないかの2極の肉しか無いと思うんですわ。そして値段の差が大きいですから、美味しい肉を食べたいなんて思っているととんでもない額になっちゃうのね。で、安い肉ばかり食べると、「なんだ?この店」ってなるわけです。
でもそれって牛肉の話で、新日本焼肉党って「牛タン」がメチャクチャ美味しいと私は思っていて、やっぱり牛タン好きなヨメさんなら、とりあえず牛タンを主役と考えればあの店も全く問題ないと考えたわけです。
金曜日の7時過ぎということもあって、大繁盛。場所も良いですが本当にいつ行ってもお客で一杯。凄いですねぇ。予約を入れないとだめ。
いつ行ってもこの店はスタッフが良くて本当に気持ちが良いと思います。ここは並びの焼き鳥の「鶏鬨」と同じ系列ですが、スタッフ教育にはかなり力を入れているのがわかるし、日本的なサービスを求めても外れることはないのね。これって凄いことだと思います。駐車場はないですが「無料バレーパーキングサービス」があるのもグッド。
メニューを見ると「和牛」に力を入れているのがわかりますし、最初のページに「お得なセット」があるので、どうしてもそれを頼みたくなるのね。値段を見ても手頃だと思うし、
例えばこういうの。4種類で400グラム、280リンギですから、これに何かいくつか足せばよいか・・・って思うじゃないですか。
ところがこれは大外れで、美味しい肉はこの中に一種類しかないのね。それはリブロース。(その日によって当たりハズレはあるんでしょうが)
じゃぁ、リブロースだけ追加しようと思うじゃないですか。ところがリブロースだけ頼むと300グラムで490リンギでっせ。orz
私みたいに「美味しければ高くても良い」なんてことは【全く考えないタイプ】ですと、ここで撃沈されるわけです。
だからといって他の安い肉は、それなりの肉で「感激なんて皆無」なのね。
今日はこんなのを頼みました。「切り落とし」です。
我が家は「切り落とし」とか「中落ちカルビ」なんて大好きな部類なんですが、これが運ばれてきた時にはちょっくら驚きました。まさに「切り落とし」でこれは「クズ肉」と言って良いレベル。普通このレベルは煮込みに使っちゃうか、スタッフのまかないに使うんじゃないですかね。もしお客を接待でこの店に連れて行ったとしたら「絶対に頼んではいけない肉」だと思います。こんな酷い切り落としを店で出された経験は過去になかったと思う。
そしてこれまた好きな「ハラミ」。
ま、ハラミらしいハラミで、肉屋でこのブロックを売っていたら煮込み料理に使うことしか頭に浮かばないんじゃないですかね。そこそこの焼肉屋でこの程度のハラミを出すのって珍しいと私は思う。こういうハラミしか手に入らないとしたら、メニューから消すのが誠意だと思うくらい。激安店とは違うんですから。
こういう肉ばかり食べたら「新日本焼肉党」なんて二度と行くか!って言いたくなるんですが・・・。
これが激ウマなのね。ネギタン塩。
この厚切りタンも美味しい~~~~~~~~~~~。
そしてこの店ってキムチやナムルが美味しいと思う。数種類の中から4種選ぶのですが、ここのシイタケは私のお気に入り。ヨメさんも美味しいと喜んでいました。
そして私がいつもご飯代わりに食べる「サンチュ」ですが、それはこの店にはなくて「野菜セット」みたいなのがあるんですわ。これが8種類位入っていますかね。美味しいし、新鮮。
あと酒のツマミに頼むちょっとしたものも美味しいのね。これはポン酢牛タン。ここのユッケやスジの煮込みも美味しいと思う。
レバー、シマチョウもまぁまぁ。
ま、こんな感じで頼むわけですが、これじゃ足りないのね。そしてやっぱり肉を食べたいって思うわけですよ。でもこのお店で美味しいと思う肉は一種類しかなくて、490リンギでっせ。(T_T)
ここでも再び悩んだのですが、根性無しの私は「肉はもう良いや。石焼ビビンバで終わりにする」と宣言。ヨメさんはこの時期の特別料理の「雑煮」を頼んでいました。
この雑煮がですねぇ、またハズレだったんですわ。美味しくないとは言わないけれど、どの家庭でもこの程度は作れるってレベル。出汁はイマイチ、鶏肉は硬い。
そして私の石焼ビビンバが来ました。
これを混ぜてみたのですが、お焦げが全く無いのね。私は混ぜてからお焦げが出来るようなのが好きなんですが、温度が低すぎて全く駄目。これって石焼ビビンバの意味が無いじゃないですか。
ジュ~~~~っなんて音もしないのですが、このまま放置して様子を見ていたんですよ。
すると(かなり感じの良い)日本人の女性スタッフがちょうどテーブルまで来て、「いかがですか?」なんて我々の様子を聞くもんだから、私も言ったんですよ。
「この石焼ビビンバは残念だと思う。温度が低すぎてお焦げができない。だから悪いけれどこのままで5分ぐらい火に掛けてもらえませんか?」って。
するとその女性はすぐに反応して
「大変申し訳ありません。すぐに【作り直します】」と言いつつ、その石焼ビビンバを持って行ったんですよ。
私は彼女の後ろ姿に「作り直す必要はありませんからね~~。そのまま火に~~~~」と言ったのですが、聞こえていたのかいないのか。
その後、彼女が持ってきた石焼ビビンバは作り直したもの。
写真ではわかりませんが、かなり石鍋も熱くなっていて、水分、油分がジュージュー音を立てていました。
これを混ぜてみたら、良い感じにお焦げが・・・。\(^o^)/
テーブルに「コチジャン」をこの店は置いているんですが、ここのコチジャンって結構美味しいと私は思っているんですが、それを石焼ビビンバに混ぜて食べたら・・・。
うま~~~~~~~~~~~~~~~~~~。\(^o^)/\(^o^)/\(^o^)/
ちょっと近頃これだけ美味しいのは食べた覚えが無いくらい美味しくなりました。
味見をした長男も、おお~~、これだけ食べてに来てもいいね。タン塩があれば完璧だと。
お会計が終わって帰る時には、かなり大げさに「石焼ビビンバが美味しかった~~」とその女性スタッフに伝えました。そして「(やり直してと言われたであろう)シェフにもヒジョ~~に美味しかったと伝えて欲しい」と。
あの石焼ビビンバならまた食べたいけれど、この次は「ガンガン熱くしてくれ」って言うつもり。今日食べたものよりもっとお焦げが出来ても良いくらいだし。(笑)
しかし、当たりハズレがあったり、メニューの不思議さもそうですが、ややこしいでしょ?このお店。(笑)
かなり美味しいものがあるのは間違いがないのだけれど、全体として完成されていないどころか、なんだか片手落ちのメニューに思えるんですよ。
だから焼肉が売りのこの店で美味しい肉を食べようと思うと非常に難しくなるのね。あれやこれや食べてもイマイチだから、やっぱりしょうがない、これにするかと300グラムで490リンギの肉に誘導されてしまう。
でも私はそういう誘導には乗りたくないので我慢。(笑)
まさかそんな作戦をこの店が持っているとは思えないし、またこの肉以外は美味しくないと思う私がおかしいのかもしれないのですが、私の大好きな絶品のネギタン塩や厚切りタンを食べてもなんだか欲求不満になる不思議な店なのです。
ところでヨメさんは今日がこの店は初めてだったのですが、私が行く前に「牛タンがメチャ美味しい店だよ」と言ったのをあてにしすぎたんでしょう。
「あんたが美味しい美味しいなんて騒ぐもんだから期待しすぎちゃったじゃないの。だから確かにあのネギタン塩は美味しかったけれど感激するほどじゃなかったわ」ですとさ。
私はケチだからどんなに美味しくても300グラムで490リンギのリブロースは食べたくないのです。サービス料と税金がつきますし。またもしそれを受け入れたとしても他に美味しい肉がない、中間の肉もないっておかしな店だと思うわけです。
焼肉屋なのに焼肉を選べない、食べられないという、本当に私にとっては難しい店。
またいつか行きますが・・・。(笑)