マンダリンオリエンタルホテルの「エリートクラブ(あの大きな割引があるシステム)」からの勧誘が半端じゃない。でもこのシステムは無視できない。

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マンダリンオリエンタルホテルの会員制クラブ「エリートクラブ」に入っていたのは何度か書いています。

これってどこのホテルでもやっている「(有料)会員になるといろいろと値引きがある」ってやつね。1年毎の更新。

この手の会員になるのって「そのホテルが好きなら」かなり使い出があるんですね。まずレストランは一人で行けば25%オフ。二人なら50%オフとか。ホテルのレストランって高いですが、50%オフになるなら話は別で、ゴールドコーストでもかなり使っていました。家の近所にあるホテルの「和食レストラン」でお寿司だ刺し身だ、水槽の活魚(伊勢海老、アワビ)を食べてもその割引なんですから。お店は赤字なのは間違いがないはず。これを使う回数は無制限。

その他に10人ぐらいまでは半額になるバウチャーやその他のホテルのサービスが無料、割引、そして1泊無料券とか、宿泊割引券がごっそりついてくるのが普通。だから間違いなく会費の元手は取れる。

でもそのホテルのレストランがイマイチだったり、あまり行かないようなホテルだと「捨て金になる」のね。

マンダリンオリエンタルってかつては流石だなぁって思っていたんですよ。中華の「Lai Po Heen」は美味しくて、「ここが半額になるあの会員制クラブはないかなぁ」と探し続けていました。そんな時に読者から「存在する」ってのを教えていただいて「やった~~!!」と舞い上がったくらい。

ところが・・・・・

マンダリンホテルのレストランはいろいろ行きましたが「こんなだったっけ?」みたいだし、オーストラリアからの友人夫婦がマレーシアに来た時に「モザイク」に招待したのですが、正直なところ恥をかきました。

どうしてこんなになっちゃたんだ?と思うけれどしょうがない。私としてはこの割引の権利がありますから、KLCCに行った時にはマンダリンで食事も良いと思っていたんですよ。ところがヨメさんも長男もマンダリンには行きたくないなんて贅沢を言う~~~~~~~~。バカヤロ~~~~。(T_T)

ま、そんなこんなで一応一通りのレストランは行きましたし、「Lai Po Heen」でも数回その権利を使ったのですが、使いこなしたかと言うと全然駄目でした。でも会費分は損はしていないと思います。

この会員権が2月末に終わったのですが、2月に入ってから「延長しませんか?」の電話が半端じゃないんですよ。週に2,3回かかってくる。もう更新しないと言っているのに食い下がってくるんですわ。

しょうがないんで「もうすぐマレーシアを出て海外に住む」と嘘を言ったんですよ。そうしたら「いつ行くんですか?それまで使えますよ」とまだ食い下がってくる。

頼むからもう電話はしないでくれ。私の名をリストから消してくれといったのに、その後も何度か掛かってきました。

そして会員の期限も終わって3月に入った。

でもまだ電話が掛かってくるんですよ。

今日も電話があって「海外に出るからもう興味はまったくない」と言ったのに、「それまで使えますよ」と。「いやいや、もう数週間の内に出国するんだよ」と言ったら「いつまた帰ってくるんですか?マレーシアに来たときには使えますよ」とか「誰か紹介したい友人はいませんか?」とそれでも食い下がる。

「忙しくてそんなことに構っていられないし、頼むからもう電話はかけないでくれ。私の名をリストから消してくれ」と言ったらようやくわかりましたと電話を切ってくれました。でも多分、違う人から電話が来ると思う。(笑)

凄いですよ、あの押しの強さ。そこまで真剣なのか?ここは本当にマレーシアか?なんて思いました。あれだけ一生懸命にやればこの国はあっという間に先進国になるだろうに。

でもあれだけしつこいってことは、販売手数料がごっそり入るんでしょうね。当然、上からもプレッシャーが凄いんでしょう。

でもこういう会員権ってあちこちのホテルがやっているのと「ほぼ内容は同じ」なのね。どうしてあっちもこっちも同じなのかと思ってかなり前ですが調べてみたことがあるんですよ。するとこれってそのホテルグループがやっているのではなくて、広告宣伝やマーケティングをやる会社がそういうパッケージを作ってホテルに売っているんですね。だからどのホテルも右へ習いでほとんど内容は同じ。

これでホテルは採算が合うのかって思いますが、採算が合わない部分は「広告宣伝費」と考えるんでしょう。

でもその効果があるのかというと疑問に思うわけで、そして現場のレストランは決してこういう客を快く思っていないのね。ゴールドコーストで良く使っていた店ですが、その店にはもっと昔から通っていたし、板さんは昔からの友人だし、本当に良くしてくれましたが、マネージャクラスはやっぱり面白くなさそうなのがわかるんですよ。彼らは売上や利益率に関しても上司からガンガン責められているわけで、そんな時に半額の客に大きな顔をして来られたらムッとするであろうことは簡単に想像できます。友人の板さんにも「なんで採算が合わない本マグロを仕入れる必要があるんだ?」と再三、上の方から(オーストラリア人)問われていると聞いたこともあるくらいですし。

それを半額で食べる客がいるんですから、現場のマネージメントとしては腹が立つなんてもんじゃないと思います。

実は他のホテルのレストランで嫌な思いをした経験も無くはなかったです。

一般的には板さんと言えども給料をもらっているサラリーマンで、ホテルが決めたそういうシステムにただ従うだけで自分にはなんの損もないわけですが、露骨に嫌な顔を他のホテルのレストランでされたことがあって、二度と行くか、バカヤローと思ったこともありました。

でも私もジジーになりまして、今ではそんな顔をされてもなんとも思わないし(笑)、ホテルのそういうレストランで「常連顔」するつもりもないし、美味しいものを安く食べられれば全く問題なし。

だから今でもこのシステムって嬉しくて、どこか良いホテルは無いかなぁと思っています。

ところがですね、「行きたい店があるホテル」はそういうシステムがないのね。世の中うまくできています。

やっぱりこういうシステムを導入するってことは「経営が芳しくない」からだと私は思うわけで、結局、そういうホテルに行っても面白くないのね。マンダリンオリエンタルの「Lai Po Heen」もかつては凄いと思った店が随分変わったのは、コスト削減やメニューの見直しもやっているからだと思うんですよ。マンダリンオリエンタルの「モザイク」なんて本当に「これがホテルのバッフェ?」「これがマンダリンオリエンタルか?」と思ったくらい。

でもマンダリンオリエンタルも頑張っているのは間違いがなくて、世界的に有名なシェフを呼んで催し物を逐次やっているようで、マンダリンオリエンタルを悪く言いたくはないのですが、コスパを考えると半額でも「どうかなぁ、微妙~~」って感じがします。

でもこういうシステムってどこも大っぴらに宣伝していないんですね。口コミとか突然勧誘の電話が掛かってきたり。

ま、そりゃそうだと思いますわ。マンダリンオリエンタルだってヒルトンホテルにしたって、「二人で半額になるシステムがあります」なんてテレビや新聞雑誌で宣伝できるわけもない。

でもそういう客でも必死に集めようとしているのが現状。

ところでこのシステムって年会費が必要ですが、ホテルの割引に関しては「クレジットカードについている」ところもあるのね。

私がマレーシアに来る前から、「絶対にMaybankの【Maybank 2 Cards Premier】」というクレジットカードを手に入れると騒いでいたのはこのブログの読者はご存知のはず。このカードって二枚組なんですが、私にして見れば世界最強と言っても良いくらいで、航空会社のポイントも嘘みたいに貯まるのね。

その内容は過去の日記に詳しく書いてありますので、興味がある方はそれを見てください。ただし、最新の情報はMaybankのHPで必ずチェックしてみてください。(ここをクリック)

この手のクレジットカードを手に入れるときの注意点ですが、どこでも「収入の枠」の規定があるんですね。年収XXX万円ないと駄目、みたいな。これって若い人や退職者にはクリアできないケースが多いですが、「人質の定期預金」を作れば大体OKのはず。例えば100万円の定期を入れておけばそれが「毎月のカード利用限度額となる」わけです。ではいくらなら良いのかとか、そういうのは支店で聞かないとわからない。ホームページには書いていない。

このカードを使ってホテルのレストランで安く食べよう~~なんてニヤニヤしていましたが、実はもう1年以上なるのにまだ一度も使っていません。ホテルで言えばシャングリ・ラ、スターウッド(ウエスティン、シェラトン、メリディアン、セントレジス)で割引がある。和食で言えばシャングリ・ラの「Zipangu」。この店って日本のなだ万に関係がある店らしい。その他、シャングリ・ラの中華である「Shang Palace」も二人で行けば50%オフ。そしてウエスティン、シェラトン、メリディアン、セントレジスでも使えるわけですからかなり面白いカード。

ところがですねぇ、そのホテルの中のレストラン全てで使えるかというとそうじゃないのね。これを読んで、一瞬、セントレジスの超高級寿司屋を思い浮かべた人もいるかもしれませんが(笑)、あの店は対象外。残念でした~。

ま、使えない店も結構あると思ったほうがよくて、そしてこれって結構変更になるんですよ。使えたはずが使えなくなったり、「生簀の生鮮ものは除外」とか。

この辺の情報はMaybankのサイトに細かく書いてありますのでチェックしてみてください。いやいや、さほど詳しくないか。やっぱりホテルのそのレストランに個別に聞くのが一番。

こういう会員権やクレジットカードを上手く使うと経費節減は間違いなく出来ますね。

CIMBのカードですが、これと提携している店って結構あちこちにあって、人数は関係なくて20%オフなんてところが結構ある。これって注意していないと気が付かなくて全額払ってしまうなんてこともありますから、お店に入ったらレジ周辺をよく見てみることが大切かと。大抵、書いてあります。またCIMBのカードのサイトにも詳しく書いてあるのかもしれません。私はチェックしていませんが。

ま、あの手この手を使えば経費削減はかなり出来ると思います。

今、私が考えているのはこのマンダリンオリエンタルホテルの「Elite Club」と同じ様な、ヒルトンホテルの「Hilton Premium Club」です。でも今の時点で「ぜひ行きたい店」ってのがなくて中華のチャイナは美味しくなくなったと聞いていますし、和食の池輝はとんでもなく高くて驚いたのを日記に書きましたし、Chambers Bar & Grillのステーキは焼き方には感激しましたが肉自体は大したことがなかったし、でもどうにか使えるかもしれないみたいな予感があるんですわ。

とりあえず全ての店に行ってみてから決めるのも良いと思いますが、実はChambers Bar & Grillに行ったときには6人でいきましたし、その時の支払いを考えれば、先に会員になっていたほうが良かった。それだけで元は取れた計算でした。大失敗。(笑)

ヒルトンの「Hilton Premium Club」に関してはここを(クリック)

こういうシステムは「Privilege system」と呼ばれています。一年ごとに年会費を払うシステムで、各ホテルがやっている「ポイントが貯まる会員システム」とは全くの別物です。これに関しても前の日記に書いていますから興味があるかたは過去ログを検索してみてください。

 
 
 

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