韓国ドラマが面白かった~。全134話。長かったけれど、【日本を見直すキッカケ】にもなった。

私は昔から韓国ドラマが結構好きなんですよ。始めは「冬のソナタ」で、世の中が大フィーバーしていたときに「バッカじゃないの?」なんて思いつつ、ヨメさんに薦められて見たら大ファンになってしまいました。

元々が凝り性ですが、冬ソナのBGMも素晴らしかったのね。でも日本に冬ソナが入ってきた時には、著作権の都合でほとんどのBGMは差し替えられていたのですが、韓国の元の冬ソナ(当然、それも見た)のBGMが素晴らしくて、そして大好きなアーティストの大好きな曲があちこちにつかわれていたので、「全ての曲を調べる」なんてこともした。こういう変人って他にもいるのがわかって、どうしてもわからないBGMの情報を交換したり。(ホテリアの韓国版のBGMも素晴らしい)

そして私はヨン様ファン。男性はチェジウファンが多いようですが、私はヨン様。そして結果的にペ・ヨンジュンが出たドラマ、映画はほとんどすべて見ることに。

で、「太王四神記」を見て、歴史ものにハマってしまった。その後は、有名所の歴史ものドラマをみることに。でも不思議なことに大ヒットした「おーなーらー、おーなーらーのチャングム」はさほど面白くないと思ったり。

様々な時代のドラマがあって、見ている内に朝鮮半島+近隣国の歴史も結構わかるようになってきました。そして気がついたことは、高句麗もそうだし、滅びた後に再興した渤海にしても、かなりの強国だったってこと。私が知っていた朝鮮半島ってやっぱり李氏朝鮮から大韓帝国、そして日本の併合、そして朝鮮戦争が主で、「常に近隣諸国にやられっぱなしの国」という印象が強かったんです。ところが高句麗時代はとんでもなく強国で、中国(唐)にやられっぱなしどころか何度も大戦に勝利しているのね。隋の時代もそう。

今回見たのは「大祚榮(テ・ジョヨン)」という韓国ドラマ。全134話というとんでもなく長い、アマゾンプライムで無料で見れるドラマ。でも長いだけに登場人物の細かい性格までわかるし、高句麗が強大で、しかしそれも滅亡し、紆余曲折を経ながら新たな国である「渤海建国」までの年代に沿った移り変わりがわかるストーリー展開は良いと思った。話が134話もあるから、近隣諸国との関係、それの移り変わりもよく分かる。

しかし唐+新羅に高句麗は滅ぼされてしまったけれど、残党が紆余曲折の後、30年後には渤海を建国。この渤海も強大な国で、私が持っていた朝鮮半島のイメージとはかなり違う。でも朝鮮半島そのものは「元は兄弟国」であった新羅が制して取り返すことは出来なかった。

要は「李氏朝鮮時代」に朝鮮は堕落したのではないかと私は思っていて、結果的に日韓併合に行かざるを得なかった。そして朝鮮戦争では韓国は完全に滅びてもおかしくないギリギリのところまで追い詰められ、しかし国連軍(アメリカ軍)によってどうにか北を押し戻して今がある。一時は韓国は「世界最貧国グループの一国」になったり。

この駄目な時代の朝鮮半島のイメージが強いけれど、歴史はそうでもなくて、彼らが「日本を見下す」「プライドの高さ」も歴史を見るとわかるような気がしたり。そして朝鮮半島の中心というのは常に今の北朝鮮の方なのね。そして満州の方にも勢力を広げていた。

そして韓国ドラマを見ていると、日本人には理解できない「朝鮮民族らしい物の考え方」もわかるようになる。昔から同じ。

というか、今の韓国人の価値観で時代劇を作っているからそうなるのかもしれず、事実はわからない。また「歴史を都合よく作る」のは中国大陸も朝鮮半島も同じで、彼らの時代劇は「(自国に都合の良い)ファンタジー」でしかないと言われるのも垣間見ることができる。

ただすぐに分かることですが、戦いの歴史は日本も同じだけれど、大陸や朝鮮半島の戦争を見ていると日本国内の戦争は「内輪もめ」「勢力争い」に思えてきます。いわゆる見た目も文化、価値観も言語も違う「外人」と日本は戦争をしてきたわけじゃないのね。この異民族同士の戦争のむごたらしさは半端じゃなくて、皆殺しなんてのは普通に起きる。それは民、百姓も同様で、生き延びても奴隷となるとか、当然、他国に売り渡されたり、その悲惨さは日本の比じゃないと思いましたわ。

朝鮮半島や中国大陸の歴史を見るとわかるのは、「異民族による侵略が常に起きていた」ってこと。中国も5000年の歴史というけれど、漢民族が建てた国がそれだけ続いてわけじゃなくて、「遼(契丹人)」「金(女真族)」「元(蒙古人)」「清(満州人)」を見てもわかるように入れ代わり立ち代わり他民族が支配してきた地域なのがわかる。そして朝鮮半島も常に異民族による脅威を受け続けていて、とうとう日本の併合により朝鮮の長い歴史には終止符を打たれた。戦後、それは取り戻したわけだけれど、この併合の恨みは1000年続くのは当たり前だと私は思うわけです。もし日本が他民族によって消滅したら、私だって1000年の恨みを持つと思いますもの。

併合に関しては「彼らが求め、承諾し、世界も認めた」なんてのはそれが事実だとしてもそれは日本の都合の良い解釈で、「愛国者は徹底抗戦すべきだった」というのが朝鮮民族が考えることで、未だに「日本に協力した人たち」を糾弾し罰するのも私には理解できる。

しかし日本人はそういう中国本土や朝鮮半島、そして世界の「侵略戦争」を自ら体験したことがなく、その怖さも知らないんだろうと思う。

○ 他国から日本への侵略は「元寇の役」のみと言って良いかもしれない。二度に渡る侵略を水際で日本は抑え込んだ。

○ 日本国内の戦いは「勢力争い」でしかなく、国家間の戦争とは違い、徹底的な殺戮、略奪はなく、文化さえも消し去ることはしなかった。

○ なおかつ、早い時期に徳川家康により日本は平定されて、争いのない時代が長く続いた。

○ 明治維新により、アジアの中で日本は唯一の強国となった。

○ 日清戦争、日露戦争で日本は勝った。大国に戦いを挑んで負けていないのは異常とも言える。

○ 第二次世界大戦後、ソ連の南下を北方領土までで防げた。

○ 第二次大戦に負けた後、日本に進駐したのはアメリカであって、ソ連でも中国でもなかった。

○ 第二次大戦後に日本が南北に分断されることはなかった。

こういう日本の歴史って異常なほどにラッキーとしか言えないと私は思うわけで、これじゃ日本国民が平和ボケするのは当たり前じゃないですかね。今の時代は「武力による侵略」は(ほとんど)無い時代になったけれど、「武力によらない侵略」は続いていて激化している。でも日本人の多くは「侵略そのものが気にならない伝統がある」から対抗手段を持たないし、考えない。

そういう意味で、今の「アメリカと中国の激突」を日本は真剣に考えないとうまくないと思うわけです。「どっちが勝つかな~?」なんて対岸の火事のように見ているとうまくない。将来、日本という国が亡くなることはないにしても、「中身は大きく変わる」ことが起きるんじゃないですかね。私はこれが怖い。

でも常に他民族との争いを続けて来た国々は「平和ボケ」したら国が滅亡するのを経験していて、軍事力を含めて国力を上げることに必死になるのは当然で、特に韓国が今でもどういう目で日本を見ているかは簡単に想像がつく。当然、「軍事力が背景にない話し合いだけで決着をつける」なんて夢みたいなことを考える人達じゃないのは当たり前で、歴史の中でも「対話を重視する穏健派」が勢力を持った時に「他国による支配を受ける」ことが起きている。これは理屈を超えて「DNAに記憶されている」と言っても良いんじゃないですかね。

そしてやっぱり気がついたのは、「日本のお城の世界との違い」。日本の城にはもちろん城下町があるけれど、それは「城の外」、あるいは周辺にあるけれど、世界の常識は「城の中」にあるんですよね。ヨーロッパも同じ。韓国も同じ。つまり「人民を外敵から守る」必要があった。ところが日本ではそれは起きなかった。人民とは基本的に土着の「資産」であって、戦争をしても皆殺しにしたり田畑を壊したりはせずに、次の統治者が受け継ぐという形だったんじゃないですかね。

でも外国の戦争は、皆殺しにあったり、略奪は当然で、人民はさらわれて、文化伝統は消滅することが普通に起きた。だから戦争で負けるなんてことは、人民にとっても大問題だった。

ところが日本国内の戦争は、人民は山に逃れて、「どっちが勝つかね」なんて見ていることが多かったという。外敵の怖さを知らない。

日本人が平和ボケしている、安全保障に関しては意識が低いのもそれに関係があるのかもしれないと思ったり。戦後アメリカが進駐してきたら非常に従順ですぐに仲良くなるし、もし同じ様に中国が侵略してきても中国の影響下で普通に生きていけるのだろうと勘違いするんじゃなかろうか。

ま、韓国ドラマを見ていると、そういう意味での日本との大きな違いもはっきりわかる。そして日本人は彼らの「(強者にへつらう)事大主義」をバカにするけれど、半島とか大国の周辺国家はそうしなければ生きていけなかったという事実があるからなのが彼らの歴史をかじっただけですぐわかる。そして「事大主義」は常に「徹底的に恨む」のは対になっていて、強国にヘラヘラするだけじゃないのね。

そして国を守るとか復興する基本にあるのは、やっぱり愛国心というより「復讐心」が目立つような気がします。これは現代ドラマでも同じで、「復讐は容認される文化」があるのがわかる。歴史的にも「これからは過去を忘れて新たな人生を送れば良い」という考え方は少なかったのかも。だからこそ、勝った方は、後々のことを考えると負けた方の当事者、関係者は「皆殺し」にするわけで、それは日本も同じだけれど、彼らの「執着心の強さ」「千年の恨み」があるからこそ、国も復興できたのだろうし、「やられたことは忘れずに、日本に対して常に歴史を持ち出す」のも理解できる。あれこそが彼らが1000年以上やってきたこと。

そういう意味で、もし日本という国が滅ぼされることがあっても、それは琉球王国やハワイ王国と同じ様に、「過去にそういう国があったんだよね」で終わりそうな気がする。日本には「国を守るという防衛意識さえない」と言ってもいいくらいのお人好しだから。そして支配者には常に従順さを示すのが日本人の特徴みたいな。

そんなことを考えながらアマゾンプライムの「大祚榮(テ・ジョヨン)」を見ていました。何日掛かったかなぁ。全134話で、一話は1時間弱あるわけで、半端じゃない長さ。

疲れたけれど面白かった。

さぁて、次に何を見ようかな。

もうすでに何度か見たけれど、ヨン様の「太王四神記」をまた見るかな。「朱豪(チュモン)」も好きなドラマでまた見ようか。あるいは、前にさほど良いとは思わなかった「チャングム」も良いかもしれない。それとも「冬ソナ」か?

冬ソナを5回も6回も見たオヤジって私以外にいるんだろうか。(笑)

 

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