金(ゴールド)が突如、大きく下落。投資・トレードの重要なポイントとは?

アイキャッチ
古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください

金(ゴールド)が調子よく上がっていて、上がり過ぎでそろそろ「調整に入るか」、どうするべきかブログに書いた日を境にして暴落と言っても良いような動き。

Dabo's life in KL, Malaysia

古いエントリーが表示されているかもしれないので、是非、「投稿日」を確認してください 「金投資」戦略だなんて、ダボは「投資…

注意ですが、いつも皆さんにわかりやすいようなチャートを出していますが(誰でも同じものが無料で、ネットで見られる。www.tradingview.com)、この設定は「大きな流れがわかりやすいように」設定してあります。つまり【平均足】というインジケータが掛けてあるのですが、これは大きな流れが見やすい代わりに「小さな動きはまとめる」というインジケータ。ですから実際の動きとはズレが生じますし、トレードする時には【必ず平均足を外したチャート】を見る必要があります。

平均足を外したチャートはこれ。下落が始まったのは8月7日です。ただ前の日記は8月7日付けですが、投稿したのは7日の午前4時16分でその頃は下落の兆候は全くありませんでした。でも金曜日の7日は陰線で終わり、そして大きく動いたのは週明けですね。

大事なことは、「注意が必要」「行動する必要があるかもしれない」と思った時には【短い足を見て、ポイントを逃さない】ようにすること。

例えばこれは4時間足。これで10日の夜、11日の朝(アメリカ時間の10日)が非常に大事なときであったのがわかるはず。

意味がわかりますよね?

やっぱり大事なことは、「何か起きてから考える」のではなくて、「いくつかのシナリオとその対策を決めておく」のが重要だという良い例になりましたね。

驚くこと無く、予定通りのことを進めるだけ。

さて今後はどうするべき?

そんなことはいくら考えてもわかるわけはないので、これもまた「動きを見ながら」「いくつか想定したシナリオ通りに行動する」しかないんじゃないですかね。一応、今の見どころは【どこで下げ止まるか】【その後の陽転の力強さ】でしょうか。

大きな上げトレンドはまだ壊れていないわけですから、「積極的にショートをすることはない」にしても「ロングポジションを持っているべき場所」でもない。でも私が書いたように、「ロングポジション+ヘッジ玉」を持ってどちらに動いてもプラスも無いマイナスも出ない状態(ポジションがないのと同じ)で「次の動き、チャンスをうかがう」のはありだと思っています。

気になるのはここのところ、世間では「金投資」に関してのニュースやコラムを見ることが多かったこと。

それで「金でも買うかぁ」と思った人って結構多いのかもしれない。そして、大きく下落。

こういうことって古今東西、同じことが繰り返されるのね。

「皆が注目しだしたら【そこが(目先の)天井】だ」という考え方は私は正しいと思っています。

皆が買うから値が上がるわけで、【じゃぁ、その後は誰が買うのか?】ってのが問題。こういうアタリマエのことも考えられなくなるから【儲けたいという欲望って恐ろしい】のね。

私が若い頃によく言われていたことは、「家庭の奥さん、OLが株の話をするようになったら、売り逃げる準備をしろ」ってこと。これっていつの時代でも同じじゃ無いんですかね。

そこで問題なのは、高値で買ってすぐに値が下がった時にどういう風に考えるか。

多くの人は【長期投資で買ったのだから、目先の下落は気にする必要はない】と、「自分で言い訳を考えて、無理やり納得する」ケースがある。その様にアドバイスするコンサルタントも少なくない。

これと同じことをいう「有名投資家」もいるわけで、自分はそういう有名投資家と同じスキルが有るわけじゃないのに「我慢も大事なんだよ」と自分に言い聞かせる。

では私は聞きたい。「ではどういう風になったら【売るべき】だと考えるのですか?」と。実はこの答えを持っていない人も多いのね。

要は「買って、持ち続けていれば、いつか儲かるに違いない」と自分に都合よく考えているだけで、そういう人は「売るべきところとは?」という問いに対する答えを持っていないのが普通。買うときはなんとなく雰囲気に乗ってしまって買って、儲けることしか考えていないから「いつ売るべきか」も考えていない。

もし思惑通りに値上がりしても【いつかそれを売る事によってのみ、利益を得られる】わけですが、「どうなったら売るべきか」という戦略がないと結局はダラダラと持ち続け、「あの時、売ればよかった」なんて思いながら月日が過ぎるばかりで、もちろん損切りもせずに何年でも持ち続ける。

これが大多数の一般投資家の姿で、これで儲かるなら、貧乏人は世の中にいないと思うくらい。

やっぱりコンサルタントに頼りたい気持ちは誰しもあると思いますが、値も安く皆が注目していない頃、あるいは動き出した頃に【これからは金投資を考えるべき】というのが、私の考えるコンサルタントのあるべき姿。多くの人が買って、値もかなり高くなった頃に「金投資を真剣に考えてみませんか?」なんてのはコンサルタントの価値はないと思う。というか、多くの人がそう思う頃に「背中を押す役目をしている(そして谷底に落とす)」のかもしれないし、業界としてはそういうコンサルタントが増えて、もっと多くの人達がトレードに参入してくるのが良いんですね。

つまり、「彼らは誰のために仕事をしているのか?」「彼らの収入源は何か?」というのを常に見ていないと駄目なわけですよね。金(ゴールド)なら金が上がって世間で注目を集めだした時に、「金投資のすすめ」なんて言い出せば、本も売れるしメディアへの露出する機会も多くなるわけで、それで彼らは食っていける。

ネットも同じで、視聴者からお金はもらえないにしろ、アクセス数が上がるだけで「収入が増える」というシステムになっている。

そもそも儲け話なんてのは「我々をカモと見て儲け話を持ってくる」と考えるのが間違いがなくて、「XXXを買えば儲かります」なんて、なんで見ず知らずの他人に教えます?本来は誰にも教えずにどうにか自分で資金をかき集めて静かに買い進むんじゃない?そして適当なところで「XXXを買えば儲かる」なんて公言するようにして、どこで売り逃げるか考える。

こういうことが昔から、そして世界中で起きていて、一向に被害者は減らない。

でも悪いのは「それに乗る人」だと私は思っていて、「すぐに、しかも簡単に儲かる話は無いか」と嗅ぎ回っていればいつかどこかで釣られるのも当たり前。ビットコインでやられた人も多いんじゃない?

じゃぁどうすればよいのか?

実はここに正解はないんですね。「XXXを買えば儲かります」という誘い言葉に乗って大正解のときもあるんですから。

でも私が思うのは、他人の話なんか一切聞かずに、チャートを見ていれば良いんじゃないかってこと。

チャートを見れば、将来はわからないにしろ「過去と現在」は【誰にでもわかる】し、相場の世界の【事実】はそのチャートに出ている値だけなんですね。

値動きのトレンドを見て、出来高の増減もチェックし、「今までの動きとは違う」「様子が変だ」と感じたら「何か起きているのかの情報を探す」ので十分じゃないでしょうか。そして「他人の言う甘い期待」は無視するのは非常に重要で、「上がって欲しい人」は「他人の上がるだろうという読みばかり探すようになる」のが普通。また逆に不安を持っている人は「もう売るべきだという読みを探す」ようになる。

こういう「誰かに背中を押してもらいたい願望」「自分は本流に乗っていると信じたい願望」って誰にでもあるけれど、それとはきっぱり縁を切って、冷静に自分で判断できるようにならないといつまで経っても「世の中の噂に流される」ことになるのは間違いがない。

でもそういう「赤信号、みんなで渡れば怖くない」という心理を我々は間違いなく持っていて、実はそれを相場業界のプロはみんなよーく知っていて、それを利用して「一網打尽で大量捕獲を考える」のが昔から普通に行われている。証券会社もコンサルタントも、そっち側の人だと思った方が良くて、我々は「どうやってその裏をかくか」を常に考えないと駄目じゃないんですかね。

相場の世界って海千山千の金亡者が集まる世界で、詐欺まがいのことも普通に起こる世界。これは「情報戦を戦っている」のだからアタリマエのことで、騙されない、乗せられない、釣られないのと同時に、どうやって詐欺師から儲けてやるかぐらいのしたたかさが必要なのかもしれませんね。

さてさて、金(ゴールド)はどう動くのでしょうか。

これがわかればビルゲーツぐらいの資産を持てるわけで、私にはさっぱりわかりません。(笑)

だからいくつかのシナリオを考えて、こう動いたらこうする、ああ動いたらああするというシナリオを3通り程度持って、どう動いても「損が出ないような(ここが大事)戦略」を考えておくべきだと思います。

悩みがあるとすれば、それは「これからどうしよう」ではなくて、「自分が用意したシナリオに合致しない場合」とか、「どのシナリオか見極めができない」という点で悩むべきなんですね。でもシナリオが見えれば、「どうするべきかはすでに決まっている」状態を保っていなければならないんでしょう。

もし今の時点で株だろうがなんだろうが、「ポジションがある」人は、「どういう風になったら利益確定するのか、損切りをするかを自分で決めているかどうか」を考えてみてください。

「その時が来たら考える」というのは駄目なんですよ。

自分が有頂天の時、あるいは後ろは断崖絶壁、あるいは四面楚歌の時に「私はどうするべきか」なんてことを冷静に考えられる人はほとんどいない。上がっていれば上がっていたで「もっと上がるかもしれないから持ち続けよう」という思いに勝てる人は決して多くはない。

だから自分が冷静である内に計画は練るべきで、「欲望あるいは恐怖」が出ている状態で、どうするべきかは考えないほうが良い。

また事前に決めるにしても、それは【どんな値になったらどうするか】だけじゃなくて、【チャートのインジケータやパターンで(値は関係なく)決める】のも重要。

でも人間って面白いのは【事前に決めておいたことなのに、それが実行できない】事が多いってこと。

トレードは「敵は常に自分の中にのみ存在すると理解するのが基本中の基本」だと思います。これにどう対処するかが勝敗を決めるポイントで、チャート分析、現状分析そのものは意外と簡単なのかもしれない。

システムトレード、ルール化が大事ってのはこういうことなんですね。

「欲望と恐怖」で判断を続ける限り、カモ状態がいつまでも続く。10年20年頑張って勉強し、経験を積んでも思うように勝てないのはそれが理由。(でも「裁量も重要」なのは間違いがないと私は思っていますが、その話はまたいつか・・・・)

 
 
 

「にほんブログ村」のランキングに参加しております。是非、応援のクリックをお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ マレーシア情報へにほんブログ村 海外生活ブログへにほんブログ村 海外生活ブログ ゴールドコースト情報へ