MM2Hのビザを取得したり延長したりする時に、私達の手伝いをしてくれるエージェント/コンサルタントがいますよね。その協会(Malaysia My Second Home Consultants Association =MM2HCA)が私達MM2Hホルダーのサーベイをはじめました。
SURVEY INFORMATION These questions are for the MM2H particip…
MM2HCAが協会としていつか政府/イミグレと会合したり、あるいは彼らが正式に申し入れをする時に、「現存のMM2Hホルダーはこういう風に考えている」という資料は非常に重要な資料になると思います。
まず質問事項が多いのに驚きますが、何も難しいことを聞いているわけではなく、この質問に答えることによって【我々MM2Hホルダーは一体何を考えているのか】をまとめることが出来るはず。
質問の中には「新MM2H条件のどの部分をどう思うか」という細かい項目もあるし、「新MM2Hの条件はどうあるべきか」「新MM2Hを取らなかったらどの国へいくか?」とか、非常に大事で、そして面白い質問もある。
そして最後には「意見」を書く場所があって、私は「新MM2Hの条件は見直すべきであり、また私はマレーシアに裏切られた気持ちでいることは忘れないで欲しい。」と書きました。(^_^)v
すべて英語ですが、もうMM2Hを取ってマレーシアに住んでいるわけですし、英語は・・・なんてことは是非おっしゃらずに、辞書を片手にでも絶対にこのサーベイには参加するという強い意志を持って頂きたいと願っています。
なーんてことは心配しなくても、お知り合いに手取り足取り教えてくれる人は必ずいるはず。
ここからはいつもの余談ですが、【新MM2Hの条件は私達がビザの保持で許されていることに比べて「異常なほど」ハードルが高い】と思います。
ハードルが高い滞在ビザがあっても構いませんが、それは少なくとも
◯ 永住権への道が開かれている
◯ 就労が可能
◯ 社会保障の一部にアクセスできる
などの準永住権保持者のような【権利】も必要だと思うんですよ。皆さんが今までに見聞きした「他国のハードルが高い滞在ビザ」は殆どがそういうビザであり、「長期旅行者用ビザ」でしかなく権利らしい権利もない新MM2Hビザは、もしかしたら「過去にも世界で一番厳しいビザ」と言えるかも知れない。
「思い上がり」と言ったらマレーシアには悪いと思うけれど、この原案を出した担当者に会ってみたい、どれほど自信過剰のやつか見てみたいと本当に思うんですよ。
何を決めようとそれはマレーシアの勝手で、外国人の我々が口出しできることは皆無だけれど、「世界の例を見てみろ」「マレーシアの世界での立ち位置を考えてみろ」ぐらいのことは言いたい。
新MM2Hに移行することによって、「多くのお金持ちの外国人が押し寄せる」ことが起きれば、そりゃマレーシアにしてみれば最高だけれど、私はどう考えても今回の新MM2Hの条件は「墓穴を掘る」としか思えないんですよ。
今の時点で更新の時期が迫っている人には「一年の猶予」があるらしいけれど(新規の申請中準備中の人たちにも救済策は必要だと思う)、その一年の間に「世界から新MM2Hに応募する人がどれだけいるのか見てみたら良い」と思いますよね。
私が知っている限り「条件が厳しくなっただけ」で、【新たな参加者のメリットが追加されたわけじゃない】。ということは、「近年のMM2H取得者・申請者数より増えることはありえない」んじゃないですかね。
「ボス。これでMM2Hビザが我が国の経済発展に寄与することは間違いない。私を昇進させてください」なんてやってるアホが居るような気がしてなりません。イミグレの新卒組に「なにかアイデアを出せ」と言っても、こんな馬鹿げた案は出てこないと思うんですよね~。私が上司だったらこんな馬鹿げた案を平気で出す部下がいたら、首にするか左遷は100%確定ですわ。
ま、冗談はさておき、こういう企画立案をする時には必ず「予算」が対になりますよね。
内務省として手数料収入がどの程度見込めるのか、また定期なり、不動産購入なり、生活費として落とす金額も入れて国としてどのくらいのメリットがあるのかの試算は必ずしているはす。それを是非見てみたいです。
いくらなんでも「取らぬ狸の皮算用」をするほどいい加減だとは思えません。
我々の知らないところで、金持ちの中国人、香港系、台湾人がとんでもない数、申請を出そうとしている動きを掴んでいるのか。新MM2Hの申請手続きはデジタルで全て出来るようだし、中国大陸の金持ちはとりあえず「取っておくか?」みたいに簡単にアクセスできる可能性はあると思うんですよ。もしかして中国大陸で大々的な宣伝をする案もあるのかもしれない。
定かな情報ではないですが、今、中国は海外に出る渡航者を絞っていると聞きました。でも他国の永住権なりそれに準じるビザを持っていれば問題なく出られるらしい。マレーシアの生活費の安さは彼らも知っているだろうし、「ヨメさんと子供」だけでもマレーシアに住まわせようかと考える中流中国人はまだまだごっそりいるかもね。当然、厳しくなったと言われる「海外送金も枠がない、広がる」なんてことがあるのかも。
ま、そんなのは妄想でしかないけれど、仕掛ける網の目を大きく、荒くするのは【小物は無視しても大物が獲れる目論見があるから】で、そんなことでもなければ、こんな新MM2Hを考える担当はやっぱり狂っているとしか言いようがないと思うんですよ。当然、上司だって「これじゃ無理だろ」と言うと思うのだけれど、上司も同調しているとしたら「あの条件でも大丈夫だと言える、なにか理由がある」としか思えない。
あるいは、MM2Hの存在自体を潰したい勢力が存在するのかと思ったり。
もし根拠らしい根拠がなくてこんな決定をする国だとしたら、私達の将来を賭けたり、ビジネスを展開するのは「非常に危険な国」としか言いようがないと思う。