橋下徹氏 1万5000円“インバウン丼”に「日本人にとって目指すべき値段」

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私は実は「アンチ橋下徹」なのですが(笑)、この記事は全くそのとおりだと思いました。

橋下氏は「日本人にとってこれが目指すべき値段」ときっぱり。「確かに観光客がちょっと高めのものを買ってるってのはあるかもしれないけど、世界標準で見ると丼にしてもラーメンにしてもヨーロッパは3000円ぐらいでしょ?それが世界標準の金額」と言い切った。

ここからは毎度の私のウンチク。

世界的なインフレが半端じゃない。

日本も凄いことになっている様だけれど、世界的に見るとそれほど酷くはないと感じます。でもま、この辺は実際に日本に住んでいない、行くことも少ない私には「実感」としてはわからない。

今、住んでいるマレーシアも「インフレが進行している」のがやっと最近になってわかってきたようなボケジジーですが、それとて「お隣のシンガポール」に比べればまだまだなんてことはない、と思っています。

つまり「日本もマレーシアもギリギリセーフ」みたいに私は思うわけですが、「大きなインフレは対岸の火事」なのかどうか。

私としては「周回遅れ」で日本もマレーシアも恐ろしいことになるんじゃないかと心配しています。

また、日本は「長期間のデフレ」という非常に珍しい状態にあって、今では「インフレを知らない世代」も多く、かつては日本人の多くが考えていた【インフレ対策】を自ら経験したこともないし、「インフレの恐怖」も知らない。

いやいや、今、体験している最中だなんて声も聞こえて来そうですが、今、世界で起きているインフレやかつての日本でもあったインフレの凄さって、「今の日本やマレーシアのインフレどころじゃない」と私は思うのね。

私の感覚でいうと、今の「日本やマレーシアのインフレ」って、【最近、天気が悪いよね】みたいな感じで、世界の、そしてかつての日本のインフレは【間違いのない暴風雨】だと思うんですよ。

つまり、今の時点であたふたするようじゃ、本当にインフレの嵐が吹き荒れるようになったら「アウト」なのを意味する。

また、日本のインフレ時代って私は「田中角栄の時代」だと思っているのだけれど、まぁ、「値上がりのスピードが早い」なんてもんじゃなかった。今回の世界的インフレも同じ。

ところがですね、「収入アップのスピードも早かった」のね。これは「私より上の世代」が経験しているはずで、月給2万円だったのが、3万、4万、5万とどんどん増えたはず。

「経済は間違いなく拡大していた」

だから意外に「当時のインフレは恐怖ではなかった」と言うことも出来るはず。

ところが今のインフレって「コストプッシュ型」だと私は思っていて、「景気が良すぎるインフレ」とは【全くの別物】だと思うんですよ。と同時に「リーマンショック以降、世界中の国々がお金を刷りまくった(それプラスコロナ対策)」が影響していて、有り余ったお金が起こすインフレなのに景気は良くないという状態じゃないんですかね。なおかつ戦争、紛争の影響も大きい。

つまりとんでもなく恐ろしい「スタグフレーション」というべきであって、でも政府も専門家もメディアもその言葉は使わない。それもまた当然で、責任追及されるのも困るし、「国民を驚かせても良いことはない」と考えるんじゃないですかね。

だから日本国民は「海外は恐ろしいことになってるね~。もうハワイには行けないよ」とか、「インバウンド価格が凄いことになってるね」なんて【他人事】みたいな感覚を持っているように感じます。

つまり「茹でガエル状態」と言っても良いのかもしれない。

「円安が問題なんだよ」なんて声も大きいですが、では「円高にするにはどうしたらよいか」を考えると簡単には済みませんよね。

そりゃ日本も金利を大幅に上げれば随分変わるでしょうが、そんなことをしたら「政府は大打撃を食らう」「円安で利益を出していた企業群が壊滅する」「借金経済は崩壊する」「ローン地獄が始まる」わけで、「行き過ぎた円安」は困るにしても、では「円高が良いのか」というとそれは違うはず。

また全てを金利や為替のせいにすることも出来ないわけで、どうなればよいのか。

ま、そんなことを私みたいなゴミみたいな存在がどう考えたところで日本は変わらないし、どうなるのかもわからない。

ただ一つ間違いないであろうことは【一度上がった物価は下がることはない】ってことじゃないんですかね。

だから「ハワイにはもう行けない」と思うのであれば、「行ける日は待っても来ない」ということじゃないかと。

また円安にしても「もっと円安は進む」という専門家もいるわけで、本当に何がどうなって、これからどうなるのかなんて全くわからない。

日本はサラリーマンが多いから、「企業に身を委ねるしか無い」と考えがちだけれどそれでよいのかどうか。

「だから新NISAで頑張るんだよ」なんて言われてもそう簡単に行くのかどうか。そもそも「本来の買い時である株価が安い頃」には全く興味も持たず、「本来なら利益確定を考えるべき株価が高い時」には「私もこの流れに乗らなければうまくない」なんて考え出す。

これで上手くいくなら世界から貧乏人はいなくなるし、多くの人達が投資で失敗するのはまさにこういう「逆のことしか考えない」からじゃないんですかね。

バブルを体験した人が減っている時代ですが、あの1980年代から1990年代の絶好調な時に、皆は何を考えて何をしたのか想像できますかね。

答えは簡単。「この流れに乗り遅れるな」と猫も杓子も株式投資に向かった。

だから「あの様な高値が着いた」んでしょう。

そして「皆が株を買った後、一体誰がもっと株を買って高値を押上てくれるのか」ということは誰も心配しないのね。

だからバブルは崩壊する。それが下のチャートのAの部分。日経225の長期間の動きです。

これは「たまたまそうだった」と考えては駄目で、こういう「サイクル」が存在するのは世界共通。そして日本の場合は日銀も政府も対策を間違えたことから、バブルを抑え込むために「全ての息の根を止めてしまった」と言っても良いと思っています。

あの時は「資産バブル」であって、決してインフレが凄かったわけでもないのに。

そして暗黒の時代が始まり、日経平均株価は高値の「5分の1」まで下落した。5分の1ですよ。信じられます?なおかつ、元に戻るためには「30年以上の年月を必要とした」わけで、駄目なリーダー率いる国はこうなってしまう。でも世界史の中でいくらでもある「国が破産しなかった」のはまだ良かったのかもしれない。

景気も同じ、株価も同じで、「サイクル」なるものが存在するのを忘れてはうまくないんじゃないですかね。下の図の説明は(このユーチューブ動画)にあって非常にわかりやすい。

こういうサイクルを無視せずに、「今はどの時点か」というのは常に意識するべきことじゃないでしょうか。

でも「誰にも転換点はわからない」と考えるべきで、いつどういう変化が起きるのかは誰にもわからない。当然、「警鐘を鳴らす人は常にいる」わけで、また「もうこの辺で終わりでしょう」なんて皆が考えても、そこから「何倍にも上がる」なんてこともあるわけで、後になってから「俺の言った通りだ」なんて大当たりする人は「常にいる」わけです。誰かの予想は必ず当たるわけだから。

実際に今の高値を追う動きの日経平均にしても「高過ぎじゃね?」という専門家もいれば、「まだまだこれから」という専門家もいる。

私はPERから見ても、今の日経平均が高すぎるとは全く思っていなくて、日本経済がうまく動いていけば、5万、6万どころか10万円になっても全くおかしくないと思うんですよ。

でも日本経済の実態はどうなのか。緊縮財政派、増税派が固めた今の政権で日本の景気は良くなり、企業も拡大し、一般国民の所得も増え、「株価はもっと上がる」とはとうてい思えない。

どちらにしても「株価を決めるのは実体経済ではない」のであって、「人気投票でしかない」と思えば良いと私は思っていて、大事なのは「市場参加者の考え方一つでどうにでも変化する」ってことじゃないんですかね。当然、「海外の投資家の置かれた状態、考え方」も大きく影響するわけで、やっぱり「将来のことはわからない」という大前提を持つことが重要で、ああじゃこうじゃと予想をしても「予想遊びになってしまう」と考えるのが良いと思う。

しかし「何もせずに流れを見るだけ」というのはうまくなくて、サラリーマンなら「企業に身を任す」しかないにしても、副業なりなんなり真剣に考えないと厳しい時代に入るかもしれない。新NISAも利用すべきだとは思うけれど、どういう考え方で何にどう投資するかで「天国と地獄」に別れるはず。

どちらにしても「何もしないで観察しているだけ」というのは非常にまずいと思うし、まさに「インバウンド価格」は【世界の常識を見せられている】と考えるべきだし、それに乗れないとしたら、「世界の中でも、日本の中でも置いていかれる」という危機感って重要じゃないんですかね。

ではどうするべきか。

それに関しては上に紹介した動画の中でも語られているし、このブログでも私の考え方はしつこいぐらいに書いてきました。

「行動を起こす時は来た」と思います。

でも【どう行動するのか】が何よりも大事ですよね。

階段を一歩ずつ登っていくのか。それとも多くの人達と一緒に「断崖絶壁から飛び降りてみる」のか。

 

 

 

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