伊勢から志摩・鳥羽へ

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伊勢志摩へ行って楽しみなのは、やっぱり海産物。

どこでたべましょうか?

本来ならあの辺は良い旅館・ホテルがいくらでもあるので、そこに泊まって温泉に入りながら美味しい食事をというのが一般的なんでしょうが、私は一人旅。いろいろ調べたのですが、一人でそれなりの料金で泊まれる旅館は見付ける事が出来ませんでした。

というか、一生懸命探さなかったと言っても良いかも。

数年前に子供達を連れて京都旅行に行ったときにも感じた事なのですが、もう時代は旅館という時代じゃないような気がするのです。いや、そういう言い方は間違いですね。旅館のコストパフォーマンスが非常に悪くなってきたとでも言った方が良いかも知れません。

一泊、一人3万だ4万だと平気で払える方はそれで良いと思いますが、3,4人で行ったり、長く泊まる場合、そんな金額を払ったら大変な事になるので、私には無理。

で、泊まるのはホテル。そして食事は地元で良い店を探す。これが一番だと思うようになりました。京都なんかまさにそれで、有名旅館じゃなくても3万近くするのが普通。部屋も中途半端、料理もまぁまぁ、という感じで、それならホテルに泊まって、有名な割烹料理屋にでも行った方がはるかに安くつくし、快適で美味しいのがわかりました。

ということで、伊勢志摩も楽天トラベルで取ったシティーホテルです。今回は大阪もそうですが、温泉や大浴場があるホテルと限定して探しました。ホテルでもちゃんとした入浴設備を備えて、それを売りにしてるところがいくらでもあるんですね。それも素泊まりで5,6千円。

伊勢でもシティーホテルに泊まりましたが、快適でした。そして、ホテルの人に近くの老舗料理屋を紹介してもらい、いざ出陣。


左は岩牡蠣。右はシマアジとアオリイカ。


鮑の水貝。

かなり古くからの地元では名の通った店のようでした。風格もあるし、板前もきっちりしていて気持ちが良かったです。ただ残念だったのがもう牡蠣の時期が終わっていたんですね。で、これからは牡蠣なら岩牡蠣というちょうど中途半端な時期でした。でも、岩牡蠣は食べることができました。シマアジもあの辺でやっている養殖物ですが、シマアジは養殖物の方が好きな私は大満足。アオリイカも久しぶりで嬉しかった。

その他、地場の魚の刺身、揚げ物、蒸し物など一通り食べて、飲んで支払いはそんなに高い感じはしませんでした。きっと地元としては高いのかもしれません。満足度90%ってところでしょうか。

しかし面白いと思うのは、日本で見る伊勢エビや鮑の小さい事小さい事。ゴールドコーストでも伊勢エビ(ロブスター)や鮑は豊富にあるのですが、大きさがまるで違います。日本のサイズはきっとオーストラリアでは採ってはいけないサイズだと思います。オーストラリアのサイズを大人とすれば、日本の伊勢エビや鮑の大きさは幼稚園サイズに見えます。

ただ、日本の場合はコースの中の一つとして出すわけですし、値段も考えれば、クソでかい伊勢エビや鮑じゃ出す方も食べる方も困るわけですよね。

ま、これが伊勢で食べた海産物。

その後、鳥羽、志摩へ移動するわけですが、本来ならこちらの方が楽しみだったのですが、結果は逆でした。伊勢志摩はかつての栄華もなく、廃れきっていました。まぁ、行ったときが時期ではないと言えばその通りなのですが、あちこちに大きなホテルがお化け屋敷のようになったままで売り出されていたり、同じく立派な保養所みたいなところに売り物の看板。草ぼうぼうなんてのがいくらでもありました。

街道筋に何か良い店でもないかと運転しながら見ていたのですが、あの光景はちょっと他では見た事が無いような感じ。つまり、店という店がことごとく閉まっているんです。土産物屋さえも閉まってる。開いているのはコンビニとガソリンスタンドだけと言ってもいいくらいでした。

網元直販なんて大きな看板のある店も、閉めてから随分月日が経っているような感じがしました。


でもどこへ行ってもあの地域はこのような綺麗な景色が広がっていて、場所としては最高なんですよね。

食事をした店の板前とちょっと話をしましたが、かつてのバブルの頃は凄かったようです。今では車もまばらにしか走っていない街道も、休みには渋滞するほどで、どのホテルも別館を増築したり、新規にホテルを開業したり、漁師は漁師で網元なんて言う名前の民宿を建てたり、まさに大きなバブルがあったようです。でもそれが去った後は悲惨で、大きな傷跡が残ったまま、今に至っているようでした。

地方は疲弊しているという言葉を良く聞きますが、それを伊勢志摩に行くと実感します。まだバブルの精算もされず放置されたままで、かなりの距離を運転して見て回ったのですが、XXXXパークウェイみたいな道路がなければ隣町に行くにも車が二台すれ違うのがやっという道しか無く、公共事業の大切さ、それを待ち望む地元の声もわかるような気がしました。

と、同時に、民間の節操のない投資も酷かったですし、公もバカな投資をしたのがわかります。山道を走っていると、突然巨大なアリーナ、競技場のような大きな複合施設が現れてびっくりしました。なんでこんな国立競技場みたいなのが山の中にあるんだ?みたいな感じ。当然それは閉鎖されていましたし、その手の施設も何カ所かありました。

伊勢志摩は地形的にも最高なんですが、道を走っていても、意外に綺麗な展望が開けた場所がないんです。そういう場所にはことごとく建物が建っているんですね。環境整備とか、保護、規制の大事さも見たような気がしました。

しかし、あれほどまでにメチャクチャに手を入れてしまったあの地域を整備するのはこれから何十年も掛かるような気がします。また、いつかのようなバブルでも来ない限り、あの地域が再生するのは難しいように思いました。

熱海も一時期酷い事になっていましたが、熱海はあの一角だけなんですよね。ところが鳥羽、志摩の場合は広大な地域にあれが広がっていると考えればわかりやすいと思います。

残念です。

車を飛ばして二見浦も行ってきました。有名な夫婦岩。


ここは神社になっていて、この岩そのものがご神体になっているようです。ちょっと長めの時間ここにいましたが、この岩からは何も発していないようでした。でもこの沖になにかあるような雰囲気があったのが面白かった。

夏至だかなんだかに、富士山とこの岩と、日の出が一直線になるとか言ってました。詳しい事は忘れた。でも、ここに神社を建てたのはそんな理由じゃないんですね。他にもっと重要な意味があると私は想像しています。

世の中にお寺や神社がありますが、そこに建てたら便利だから建てるんじゃないと思っています。そこに建てるべき理由がそこに存在するから建てるのでしょう。

パワースポットなんて言うとまたバカにされますが、多くの神社仏閣にはそれを感じるところも多く、それの正体を調べるなんてのも非常に興味があります。あるいは、そこに何かがあったというのではなくて、あえてそこに何かを封印したなんてこともあるんでしょう。

結界を張るなんて言葉がありますが、昔の人はそういうこともごく当たり前にやっていたのだろうと思います。風水しかり、それを調べる元になる物は何か。ここが問題ですね。今の時代には忘れられてしまったある何かの存在があると私は考えていますし、それが存在することに確信を持っています。

ま、異常と思われる趣味かも知れませんが、そういう視点から海外を回ることが楽しみです。特に古代宗教に興味があります。南洋にはムー大陸の遺跡らしき物が発見されたなんてウソみたいな話もありますし、そんなところへ行って、自分なりにいろいろ調べてみたいです。

海や空、岩や木に両手を広げて掲げてじっとしている変なオヤジを見付けたら私かも知れませんよ~。

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