神戸牛 in KL

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長文好きの私がこれ以上の長文はちょっと珍しいと思うくらいの日記を昨日書いたわけですが、その中で触れたKLの神戸牛の話をちゃんと聞かせてくれとコメントがありました。 (T.T)

ちゃんとも何も、あれが全てわかるはずなんですが・・・。

えーとですね。まず和牛とは何か。ここから行きましょうか。まずはWikipedia(クリック)から抜粋。

和牛(わぎゅう)とは明治時代に日本在来の牛に外国種を交配・改良した、食肉専門4品種の牛のこと。主なものに但馬牛(神戸牛、松阪牛、近江牛などの素牛)がある。日本国産の牛を「和牛」と言うわけではない。

神戸牛も和牛なわけですが、では神戸牛とは?これもまたWikipedea(クリック)から抜粋。

神戸ビーフ(こうべびーふ)あるいは神戸肉(こうべにく)は、兵庫県で生産、飼育された但馬牛(兵庫県産の黒毛和種の一種)が、兵庫県内の指定された食肉市場で処理され(一部特別行事により、例外あり)、かつ規格がAもしくはB4以上(BMS6以上)に格付けされた場合に呼称される牛肉。 つまり、兵庫県生まれ、兵庫県育ち以外は神戸ビーフ・神戸肉には当てはまらない。 日本三大和牛の1つと呼ばれており、海外では高級和牛の代名詞として非常に知名度が高い。 別称として神戸牛(こうべぎゅう、こうべうし)がある。

つまり、海外産の和牛は存在しても、海外産の神戸牛はあり得ないってこと。ここまではOK?

オーストラリアは牧畜業が盛んで、日本にもオージービーフとして大量の肉が輸出されていますね。そして近年オーストラリアで和牛を飼育する業者も増えてきています。これが日本に輸出されているのかどうかは私は知りませんが、韓国、香港、マレーシアなど昔から牛肉を輸出していた国々に対してオーストラリア産和牛の輸出が始まっています。

で、神戸牛なのですが、これは日本においては商標登録されており、誰でも勝手に使える名前じゃないんですね。では、外国ではどうなのでしょうか。私はその件に関しては全くわかりません。ただ、オーストラリアに於いては KOBE という商標登録がなされていないようで、複数の会社が自社の和牛にこの KOBE という文字を付け加えています。KOBE WAGYUであるとか、MASTER KOBE であるとか。中には KOBE ブランドの和牛も存在します。

この肉が海外に輸出されて店に並ぶとどうなるでしょうか?

KOBE WAGYUは漢字で書けば神戸和牛になってしまうでしょ?

店によってはオーストラリア産だとちゃんと表示しているとか、あるいははっきり公言している店がありますが、あえてそれを書かずに神戸牛とすれば、あるいはメニューに KOBE WAGYU とあれば誰だって日本の正真正銘の神戸牛だと思うじゃないですか。

KLで本物の神戸牛を扱っている店も多分あるとは思いますが、食べてわかるはずはないし、でも調理前の肉そのものを見れば見分けがつく人もいるかもしれませんが、一般的には肉を見たり食べたりしてそれがどこ産なのかわかる人なんかほぼいないと言って良いはずですよね。

まぁ、だから日本で売っている神戸牛には証明書が添付されたりするわけですが、店に証明書を見せろなんていう客もいないでしょうし、まぁ、面白い商売が出来ちゃうんじゃないでしょうか、という話です。日本ならこれは犯罪ですが、外国ではどうでしょうか。

これは本物の KOBE BEEF ですか?と聞けば、ハイと答えても問題が無いわけです。生産者のオーストラリアの会社はKOBEという名前を付けて売ってるわけですから。

KLで言うとメリディアンホテルの中のPRIMEという、ステーキでは有名な店がこのオーストラリア産KOBE BEEFを扱っています。彼らはその肉を MASTER KOBE と読んでいるのは昨日の日記に書いたとおり。また彼らはオーストラリア産であることを隠していませんから、日本の神戸牛だと勘違いして喜ぶのは客の勝手。

以上が昨日書いたものの要約。って要約になってないか。www

ところで昨日買ってきたKOBEブランドのWAGYUですが、美味しく頂きました~~~~。でも神戸牛とはほど遠いだろうと思います。そもそも神戸牛なんか食べたこと無いしーー。神戸牛とか松阪牛とか超有名じゃないけど美味しい和牛って全国にいくらでもあるんですよね。そういうマイナーな美味しい肉を探して安く食べるのが好きです。

ご馳走してくれるなら神戸牛でもなんでも食べます。連絡お待ちしてます。

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