嬉しいこと

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日本で嬉しいことがあって、なんとなく気分が良い。

何があったかって?

安倍さんが自民党総裁に選ばれたこと。

私は石破さんも良いと思ってきたけれどでも総裁、首相に適任かというと疑問を持っていました。ある意味、硬いところと柔らかいところを両方持ち合わせていて、本当はそれが良いのかも知れないけれど、私の保守という見方からは軟弱に感じたし、妥協、悪く言えば迎合しているように見えることもなくはありませんでした。

安倍さん。

実は総理だったころに「美しい日本」とか、この人何を言っているんだろうかと思っていたのは確か。途中で投げ出したのも変に見えたし。

でも辞めてから、死んだ中川さんにしても保守としてこの人しかもう残されていないように思うようになって、また返り咲いて欲しいと願うようになっていました。

でもねぇ、物腰は凄く柔らかいけれど、この人が考えていることって結構強烈なのね。って、日本として当たり前のことを当たり前に言っているだけなんだけれど、今までの総理にそれを言えるだけの人はいなかったからかなり目立つ。中国、韓国からしてみると一番嫌なやつが次期政権を(多分)握ることになるわけで、かなりの反発が出てきそう。

そこが心配。

でもそこが心配と思う自分こそ、今まで長い年月を掛けて骨抜きにされてきた日本そのものだと思うんです。

当たり前のことを言い、当たり前のことをするのに遠慮する。躊躇する。これが今の日本。

日本人の良さとしての、おもてなしとか配慮、相手の立場で考えるという世界的には非常に稀な性格があるのは間違いがなく、それが様々な分野で力を発揮してきた原動力であると私は確信を持っているのだけれど、外交でもそれを出すと相手の思う壺でしかないと思う。

世界の動きを自分の感性で見るとみなさんしたたか。半端じゃない。昨今の領土問題では本当に中国はたいしたもんだと言いたい位、国民、世論をうまくコントロールしているし、国民をもそそのかしたりなだめたり、誘導したり押さえ込んだり、国としての目標、戦略がはっきりしていてそれに向かってあっちもこっちもうまくコントロールしていてブレがない様にさえ見える。その点、韓国は間抜けと言って良いくらいで、戦略らしい戦略は見えず、下手に騒ぎを大きくしているだけで墓穴を掘っているようにも見える。

でもそれ以上にどうにもならない馬鹿が日本だと感じるわけです。

領土問題ってのもこれは実は外交じゃなくて内政問題なんだなぁというのが中国や韓国を見ていて感じるのだけれど、では日本に取っては?一体なんなんだろう。振り回されるだけで芯にあるものが何も見えてこない。

これって領土問題だけじゃなくて、経済問題も同じで、戦略が見えないのね。そんなものは全く無いとは思いたくないけれど、もしかしたら本当に無いんじゃないかと思うことも無くは無し。ビジョンも無ければ、計画も無し、行動力も無い、最悪の状態に私には見えます。

でもそれもまたマスコミにうまく作られたイメージでしかなくて、そう思わされているだけで日本ってそんなに酷い状態ではないのだろうとは思うのだけれど、一歩ずつ前進している強さは全く見えず、慌てふためく無能な集団としての姿が目に映ります。

日本には骨がない。今日明日食うためにああしろこうしろという勝手な経済界の声ばかりが大きく聞こえるのだけれど、日本の将来がどうあるべきかがそこにはまるで見えてこない。

そもそも今の企業って国籍があるのかというとそうでもなくて、株主比率を見てみると、国際企業なんだとわかる企業が多い。そういう企業が日本なり、祖国なりがどうあるべきかを中心に考えるはずもなく、株主の利益を彼らは代弁しているだけなんだろうと思う。その株主とは決して愛国心のある日本人ではなくて、経済活動を優先するだけの人たち。

個人も企業も生きていけなければその土地から動いて移るしかないのだけれど、そこに愛国心がなければただお金の匂いを嗅ぎながら移動を続けるジプシーみたいなもので国は弱体し、いつか消滅するはず。

国が何をしてくれた?という人は少なくないけれど、それって、親が何をしてくれた?というのに似ていて、何かを得たからそれに返すという考え方そのものを私は認めたくないし、国が何もしてくれていないように感じて国民が生きていける状態こそ、実は素晴らしいことなのかもしれない、なんて思うわけです。

国があるから私達は生きていけると思うのだけれど、それが独立戦争をしたこともない、他国から侵略を受けたことも無い日本人にはその感覚が希薄なんだろうと思う。国も家族も自らが守ることをせずに放っておいたら流されるだけ。何もしなくてもそこに存在し続けるような気がしてしまうのは、自ら稼いだこともなく親からの遺産で生きている平和ボケしたお気楽者の考え方と同じじゃなかろうか。

これと同じことを私は日銀に感じ続けていて、頭も良くて真面目なのはわかるけれど、自分の足で立って生きたことの無い幼児性が見えるような気がするんです。あの物腰柔らかい総裁が、ニコニコしながら半ズボンをはいて両手を腰に当てて、僕、頑張ってます、という姿が目に浮かぶ。

生きることそのものって戦争となんら変わることがないってことなんだろうと思うわけです。自分は正しいことをしていればいいなんてことはなくて、相手がいるんだからその相手の出方によってこちらもやり方を変えるのが当たり前なのにそれをしない。

その緊迫感を失った経営者、政治家、官僚に一体何ができるのか。幸せムードで生きて行きたいと願うのは能天気な国民だけで良いわけで、指導者も同じじゃ困る。これが顕著だったのが私としては民主党政権だと思うわけで、確かに国は国民のためにあるのは間違いがないのだけれど、ワガママな国民の言うことを第一にするのは間違えていると思う。国民は天下国家のことを考えないから、だからこそ政治家にそれを託すわけで、権力に反発する生き方をしてきた市民リーダーには国を動かすことはできない。

国民って本当にワガママで近視眼的で、何もわかっちゃいない。これは自分も含めてそうで、またマスコミもワガママな国民視点で報道するから大事なことが見えてこない。これは他国を見ていると良くわかることで、今回の領土問題でいかに国民ってうまく扱われてしまう存在なのかってのが良くわかる。これはかの国の国民だからそうだということじゃなくて、そもそも国と国民とはそういう関係なんだろうということに気がつく。日本も同じだし、アメリカだって同じ。

権力者は無知な国民をうまくその気にさせるのが仕事なんでしょう。あっちに泳がし、こっちに泳がし、それをコントロールしながら世論を無視できないと自分の行動を正当化する。まぁ、どっちもどっちの狸と狐のだましあいみたいなものを権力者と国民の間に感じるのだけれど、一つ間違いがないのは、無知でアホかもしれないけれど我々が権力者を選ぶことができるってこと。

私としては今、安倍さんを選びたい。

私は政治家の演説を聞いて感動したことなんか過去に一度もないのだけれど、今回、思わず感動してしまった自分がありました。

メモも読まず、これだけ長く、そして内容的にも聞くものの心を掴んで離さない政治家の演説を聞いたことがありません。それも日本人で。(笑)

この人には夢はあっても行動力指導力、あるいはうまく戦術を組み立てられるのかどうかその辺が全くわからないのだけれど、私としては基本的な政治家、指導者としての考え方が一番気になるわけで、そういう意味で、私はこの人を押したいな~。

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