TPPより腹が立つ話が進行中

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まったくよぉ、どうなってるんだぁ?

日本は一番最初にアメリカに話を付けて、TPP交渉参加の切っ掛けを作ったわけだけれど、やっぱり「入場料」あるいは「口利き料」に相当するものを要求されいているという話。

それは「並行協議」。

どういう内容かと思ったらとんでもない内容で呆れて開いた口がふさがりません。

1 日本国内における自動車販売はディーラー制になっている。これにいちゃもんが付いた。

アホぬかせ~。ベンツだってBMWだってそうやって売ってるじゃないか。また私は並行輸入でアメ車を日本で売っていたこともあるからわかるけれど、ディーラーじゃなくてもメーカーが直で卸してくれるならいくらでも輸入する業者はいるって。でも売れないものは輸入しない。

2 軽自動車の税金が安いと言う優遇税制に文句。

じゃぁ、軽自動車作くれっつーーの。左側通行を右側通行にしろとか言いなよ。

3 スナップバックを可能にする。何かと言うと、アメリカの関税は乗用車2.5%、トラック25%だけれど、これを10年間このまま維持するということになるはず(TPP)。しかし、もしアメリカの自動車業界に深刻な影響が出た場合、この関税を元に戻せると言う約束。ただし、日本には関税がないので、アメリカだけが得をする。

これを認めてやるから、TPPの後戻りできないラチェット規定を無くしましょう。

4 衛生植物検疫。日本が認可する食物添加物の基準を話し合いたいと。つまり、緩めろという話。

5 著作権の保護期間。日本の50年を70年にしろと。私はこれより二次利用が難しくなるのが問題だと思うんだよね。その話はTPPか。

6 政府調達。公共事業への外国企業の参入を簡単にする。つまり、英語表記をしろってことらしい。

7 簡保と民間保険会社との競争条件を同じにする。これは麻生さんが先手を打って簡保の新商品の認可を認めなかったけれど、これがあるから。

あとなんだっけ。いろいろあるんだろうけれど、覚えているのは

8 自動車の輸入審査を簡単にする車の台数を増やす。2000台から5000台へ。

この内容を聞いただけで、私の瞬間湯沸かし器は一瞬にして沸騰しましたよ。(笑)

そして、そして、そして

これってTPPじゃなくて、並行協議。日米の問題として話し合いましょうってことなんだけれど、まさに今までの日米構造協議やその後の年次改革要望書と同じ。TPPをやるのにまだこれをやろうとしてる。

で、もしもTPPに日本が参加しなくてもこれの内容は有効になるということ。

ハァ・・・・・

アメリカも北朝鮮も韓国も中国も、なんでまぁ日本には言いたい放題なんでしょうか。

でもこれで腹を立ててはいけないんですね。お互い言いたいことを言いましょうってことなんでしょう。

さて、日本からお願いしたいことって何がありますかね。いつも守りばかりじゃしょうがないから要求も出しましょう。

何かあるかなぁ・・・・・。

そっとしといてくれ、ぐらいしか思い浮かびません。 (笑)

しかし、私がいつも彼らは日本市場に入れるわけが無いというのもわかりますよね。今頃こういうことを言い出すって本当にバカとしか思えないでしょ?英語じゃなきゃわからないとか、子供じゃあるまいし、軽自動車が売れているなら軽自動車を作るなり、衛生基準だって各国違うんだからそれにあわせるのが当たり前。

そういうことを今までやろうとしなかったってことですよね。それで売れない売れないって文句を言っていた。ただのバカじゃん。

でも所詮彼らのレベルってこんなもんで、今までの構造協議にしても改革要望書にしても、結局はほとんど彼らの思うように日本に入り込めていないってのがそれを表していますよね。だからTPPにしても、彼らの要求を呑んだところで彼らが日本で売り上げを伸ばすのは決して簡単じゃないと思っています。

もし日本政府が規制緩和をしたとしても、消費者が認めないですよね。

軽自動車の優遇課税が無くなったらバカでかいアメ車を買うか?

文化の無い国が文化の厚い国で何か売ろうとしても無理だってのが本当にわかってないのね。

モンサント社だって規制がゆるくなれば日本で同じように出来ると思ったら大間違いで、消費者が受け入れない。

でもねぇ、5年10年20年と経つうちに浸透しちゃうよね。安ければ買うという存在は間違いなくあるから。これは中国産の野菜もそうで、消費者は買わないと意思表示をしても輸入量は減ってないのね。食品製造会社がガンガン買うから。これは遺伝子組み換え大豆もそうで、大豆そのものや豆腐や醤油は売れないかもしれないけれど、大豆由来の原材料はもうごっそり日本に入ってきているわけですよね。それを買わないという選択を消費者がするのはもう無理な状態になってる。

アメリカって酷いと思うけれど、アメリカを調べてみると彼らがまず被害者第一号なんですよね。大手企業にうまくやられてしまった。でもそれはアメリカの消費者も悪かったと思うんですよ。どんな作り方をしているかもわからないけれど、値段だけは安い牛肉のハンバーガーを買う人がいくらでもいるような国。野菜も同じ。虫が食ったら虫が死ぬようなトウモロコシを平気で買うやつの気が知れない。

そういう点じゃ日本の方が食の安全には消費者は賢いから、また前にも書いたけれど、法律の上に倫理が重要な位置を占めている日本では不買運動なんてされると企業そのものが成り立たないからモンサントみたいな会社は日本では大きくなれないですよね。

今頃になってアメリカじゃ良いものを食べようという動きが大きくなって、諸悪の根源みたいに言われていた世界最大の小売業者であるウォールマートも変わって来た。結局、消費者が買わないと言う選択をしたら、彼らも変わらざるを得ないのはどこの国も同じなんでしょう。

大体、食に拘る文化がなくて、単に低価格、見た目とか調理方法とかそっちばかりに気が行ってしまうような、文化に厚みも深みもない国民が悪いってことだと私は思ってます。

しかし、腹が立つなぁ。

イライラしているときに、もう一つ腹が立つニュースを見ました。

日本の自衛隊機の中国に対するスクランブル発進が増えたことに対して、中国は、挑発だと言い出した。

お前がチョロチョロするからだろうが~~~~~~~~。

日本人って腹が立ってもニコニコしているけれど、ある日突然、怒り狂って手がつけられなくなる民族だってのを知らないの?(笑)

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