消費税 朝まで生テレビ

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田原総一朗氏の朝まで生テレビってありますよね。昔はかなり好きで、結構無理して見てました。でもこの20年はほとんど見ず。

でも最近、ネットで見ることができるのでたまに見るようにしています。やっぱり長時間の討論会ですからかなり深いところまで話が進むので面白いと思いました。

で、8月30日の放送分。「緊急激論!ド~する消費増税!断行?先送り?1%刻み?」

これを見て良かったと思いました。

一番印象に残っているのは、私の大嫌いな「竹中平蔵氏」への見方がかなり変わったことです。以前から私は彼のアメリカべったりの「新自由主義」思想にはうんざりしていて、それで経済が良くなったとしても日本という国が壊れると思っていました。

で、朝まで生テレビの中でも彼の主張はまさにそれなんですが、もしかすると嫌でもそうしなくてはならないところまで日本は追い込まれていると考えるのもアリかと思うようになりました。彼のいうことは筋が通ってる。そして現状はかなりまずい状態で、もう後ろが無いのは誰しもがわかっていること。

彼の一連の考え方は日本を壊す考え方であるのは間違いがないと今でも思うのですが、もう壊すしかないのかもしれないと、私も思うようになったということ。

でも彼の主張することが通らない現状があるようで、前の私なら、そりゃ当たり前だろうぐらいに思うのですが、彼の主張を拒む勢力の強さ、これは日本を守っているのではなくて、この勢力こそが日本の脱皮を拒んでいる姿がこの番組ではっきり見えたような気がします。つまり、日本を守るようなことを言いつつ、実は既得権益を守ろうとしているだけだということ。竹中氏の言うことどころか、誰の言うことに耳も聞かない勢力の存在がある。民間、官僚、政治家、皆同じ。

私の理想論としては竹中氏とは違うわけですが、理想論はただの理想論でしかなくて現実的にそれを実行するのは無理なのは私もわかっていて、それってただの空論でしかないのだけれど、俺は愛国者だという変なプライドにしがみ付いている自分がいるのがわかります。

労働市場の自由化は昔から彼の持論だけれど、こんなことをしたら世の中が滅茶苦茶になると私は思うわけです。いらない人は簡単に首が切れて、安い賃金でも外国との競争を考えれば受け入れなくてはならないなんて、そんな非人道的なことが許されるわけが無い。ではどうするかという代案は自分の中にはないし、組合が強いような、また経営者も含めて人の流れが滞るような会社が勝ち残れるわけがないのが今の世界。

働く人も、老人も若者も、そして弱者も全員が豊かでありたいと願うのは当然だけれど、それには金が必要で、そしてその額は「無限大」である必要があって、金がなければどこか切らなくてはならないのは必然。でもこの痛みを受け入れることによって、社会そのものが活性化し、強くなり、全体としてのコマが大きくなれば税収も上がるし、社会保障も良くなるという竹中氏の考え方はきっと間違えていないし、「そうするよりどうにもならない時代」に入っているとも思うんです。

私の理想論はやっぱり綺麗ごと盛りだくさんの自己満足でしかないのか、そんなことを感じました。竹中氏が多分正しい。

でもその竹中氏の思うようにも動かない。

つまり、私の理想論も竹中氏の改造論もどちらも実行不可能。それに反発する既得権益を持っている連中を崩せないというのがいつの時代でも一番の問題点だということなのでしょう。

国よりも、他人よりも、自分が可愛い。

アベノミクスも簡単にはいかないだろうなとこの番組を見ていて思いました。世の中がどうなると言う前に、彼の望む体制そのものが作れるのかどうか。

外野がああじゃこうじゃ言うのは簡単だけれど、政治って難しいのがこういうのを見てもわかりますね。リーダーシップがあるとかないとか言うのも同じで、「俺のいう事を聞け」でどうにかなる政治システムでもないし、妥協妥協の連続で結局何も出来ないのが延々続くのか。

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