こだわりのカレーうどんを作ってみた

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大好物っていろいろあるんですが、カレーうどんも大好物。出来ることなら鴨肉が欲しいところですが、自分の家では無理。

でもこだわりました。

何にこだわったかって?

カレーうどんへのこだわりって、そりゃいろいろあるんですが、

○ 鶏のもも肉が入っていること
○ 刻みネギをたっぷり入れる
○ 一味唐辛子をこれでもかと振る
○ カレールーは必ず2種類以上使う
○ うどんは腰のある讃岐うどん(冷凍で売ってるやつ)

ま、私のこだわりってこんな程度です。すいません。

でも時間はたっぷりあるし、横からああでもないこうでもないと言い出すうるさい人も居ませんから、ちょっくら実験してみました。

我が家ではカレーうどんのためにカレーを作るということは皆無で、カレーうどんとは余ったカレーで作るものという決まりみたいなものがあります。これって我が愛するカレーうどんに対する侮辱であり冒涜でありますので、カレーうどんのためにカレーをまず作ることにしました。

でもこれって簡単なのね。カレーうどんにはカレーとしての具がいろいろない方が私は良いと思うくらいですから、

1 玉ねぎを2個刻む。
2 それを油をちょっと入れた鍋で炒める。
3 玉ねぎに焦げ目ができそうな手前でチキンストックを入れる。
4 中火で煮込む。
5 カレールーを2種類投入。
6 そばツユを入れ、味を整えて(コンソメも入れました)中火で煮込む。

これだけです。え?これだけ?鶏肉は?って思うでしょう。そこなんですよ、今回やりたかったのは。カレーの基本が出来上がって、うどんはうどんで別の鍋で茹で上がった時点で、カレーに鶏のもも肉を投入。弱火にして温度は75-80度程度を維持して(絶対に沸騰させない)約10分。出来上がり。それをうどんと合わせるだけ(うどんを入れて煮こむことはしません)。

鶏肉もそうだけれど、肉類って美味しい温度と火を通す時間があるじゃないですか。まぁ、海鮮物もそうだけれど、(煮込み料理は別にして)鍋にいれてグツグツ煮込んでしまったら美味しくないし、もったいないですもんね。

でもカレーそのものの味付けにそれだと問題があるのね。コクが出ない。これは寄せ鍋とかもそうだけれど、我が家では食べるものと味付け用の「生贄」と呼ぶ材料を別個に用意します。特に海産物はそうなんだけれど、エビにしても牡蠣にしてもすぐ硬くて小さくなっちゃうでしょ。でもそこまでしないと味は出ない。だから一番最初に「生贄」として少量を投入し放置するわけ。それは食べない。あるいは後で気がつかないで食べちゃった人がいればそれはそれでOK。(笑)

実は最近、普通にカレーを作るときもこの考え方で作ることがあります。野菜も「生贄の肉類」も入れて、ベースはちゃんと作るのね。で、食べる用の肉は別に調理して合わすって感じ。私はこれはこれで美味しいと思いますわ。安い肉を使う時には速攻で煮込んじゃうけれど、良い肉があるときでも煮込んだらもったいないですもんね。でも別に作って合わす方法を取れば、高級牛肉を美味しくカレーで食べられることになる。例えば、牛肉だとすれば安くてコラーゲンたっぷりの頬肉を使って煮込んで、最後にはミディアムレアに焼いた良い肉を投入するみたいな。牛肉カレーでとろりとした柔らかい頬肉(これも大好物)と、ステーキみたいな美味しい肉と両方楽しめる。あるいはスジ肉カレー(これも大好物)を作って食べる直前に焼いた良い肉を投入するとかも良いですね。

じゃぁいちいち生贄を使わないと駄目なのかってことになるんですが、そこで出番なのはやっぱりスープストックなのね。これで味は良くなるし、またどうしても物足りない時には顆粒状のストックを入れることもあるけれど、ミンチ肉を使うといいのを発見しました。豚、鶏、牛でもミンチでスープを作ると少量のミンチであっという間に良いダシが効いたスープが取れる。ま、料理人に言わせたらとんでもないって言うだろうけれど、我が家の舌レベルではこれで十分。ちなみに出汁取りに使ったミンチだけれど、豚肉は炒めても使い道があるけれど、鶏と牛は駄目ね。味が抜けてパサパサするだけ。

ですから、今日のカレーうどんもチキンストックを使いましたから、カレーそのものも十分美味しく、投入した鶏からは出汁がでなくてOK。柔らかくジューシーな鶏でした。

美味しかった~~~~。

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