KLに来てから何をしているか?食べてばっかり。
もちろんいつも頑張ってやっていた「糖質制限」は解除。食べ過ぎ~~~~~。
本日3日目はいろいろと用事を済ましホテルに帰ってきてから息子と二人で夕ごはん。ホテルの隣のワンウタマで食事ですが、小籠包を食べようという話になりました。
で、鼎泰豊。
普通の小籠包10個、カニ入り小籠包6個。その他、紹興酔鶏、担々麺など大好きで定番のものばかりを注文。
美味しかった~~~~。久しぶり~~~~~~。
そこそこ満足したところで、さて小籠包のお代わりを注文しようとした時に、あるアイデアが・・・・
「ドラゴンアイの小籠包をチェックしに行こう」と。
早々にマイタンを済ませてからワンウタマの中のドラゴンアイへ。
ここで頼んだのはあえて鼎泰豊で食べたのと同じようなもの。小籠包と担々麺。
美味しかった~~~~~。
さて、どちらが美味しいか?
私としてはドラゴンアイに一票。ところが息子いわく、鼎泰豊の方が良いと。まず皮が違うと言います。ま、確かにこだわりの鼎泰豊の方が薄いくせにしっかりしていて、透明度もある感じで見た目も綺麗。かたやドラゴンアイの方は強いて言えば野暮な感じがしないでもなし。でも2つ並べたとしてもそんなに違いがあるほどとは思えず。
でも中に入っている餡が違いますね。鼎泰豊の方がお上品な感じ。これは味付けもそうで、また他の料理もそう感じました。あっさり系。でも中華香草の香りが強いのは鼎泰豊で、中華香草(五香粉みたいな)に弱い人は駄目かもしれない。
ところがドラゴンアイは味がしっかりしている。その他の料理もそうで、担々麺には大きな違いがあると思いました。私はドラゴンアイの担々麺が好きです。
結局、好みの問題でしかなさそうで、プロやグルメの人からすれば違いがはっきりあるのかもわかりませんが、我々レベルですと、どっちが好きかどうかってことでしか無いと思いました。
ドラゴンアイではナマコの炒めたものも頼みましたが、やっぱり味がしっかりしているのね。御飯のおかずにはバッチリという味付け。鼎泰豊の方はそういう感じではないのね。一品一品が薄味で上品で完結しているような気がしました。
でも私はドラゴンアイの方が好きで、またメニューが豊富なんですよね。ドラゴンアイに行きますと、あれも食べたいこれも食べたいとかなーーり悩みますが、鼎泰豊のメニューはさほど悩むほどはないような感じがします。
息子いわく、鼎泰豊で小籠包だけを食べて、その後、ドラゴンアイに移動して色々食べるのがベストかな?なんて言っておりました。(笑)
ま、どちらも美味しいと思います。私としてはドローかな。
ただ、私は行ったことがないのですが、小籠包はブキビンタンのマリオットの「上海」が一番美味しいという口コミが多いようで、実はそれもあってブキビンタンのホテルはマリオットにしました。(笑)
明日はマリオットに移動です。
楽しみ~~~~~~~~~~~~~~
実は小籠包は自分でも作りますので、どうにか似たものが出来ないか、どんなふうな味付けにするべきか考えながら食べていました。真似をするとしたらドラゴンアイの小籠包で、鼎泰豊はかなり真似が難しそうというか、どう作ればあんな感じになるのか想像もできません。餡もミンチに細工がしてあるようで、歯ざわりがちょっと変わっているんですね。なんと説明した良いのかわかりませんが、あの歯ざわりは出しようがない感じがしました。でもドラゴンアイの方は、まぁ、普通のミンチにゼラチンで作れそうな感じはします。
それとですねぇ、私も自宅でよく作る「紹興酔鶏」ですが、味付けは非常に我が家のと似ているのですが、濃さがまるで違うのに気が付きました。自宅のほうが濃くて、どぎつい感じ。鼎泰豊のを食べて、ああ、この程度に抑えるから美味しいんだと思いました。
それとやっぱり鶏肉の火の入れ方。私はご存知のように低温調理じゃなんじゃと凝っていますが、鶏肉って本当に難しいんですね。鼎泰豊の鶏を口に入れた時に、鶏の総体としては私は「火の入りすぎ」だと感じました。ちょっとパサ付き、しっとり感も少ない。
ところがですね、皮が絶品なんですね。
低温調理でどうしてもうまくいかないのがこの皮でして、身と皮の火の入り具合、ちょうど良さってまるで違いますから、身もジューシーでしっとりさせて、皮はプリっと美味しく・・ってのが私にはできません。身を重視すると皮がブヨブヨで生みたいですし、皮を重視すると身はパサパサになります。
でもさすが鼎泰豊の紹興酔鶏はそんなことはないわけで、本当にうまいところで均衡が取れているんですね。特に印象に残るのは皮のうまさで、あれが出せないようなら「紹興酔鶏」は失敗のはず。鼎泰豊のシェフにどういうふうな火の入れ方(茹でているはず)、そしてそれをどう処理して最終的なものにするのか、ぜひ聞いてみたいと思いました。
ややこしく難しい調理ではないはずで、火の入れ方、冷やし方だけわかれば誰にでも作れそう。
ユーチューブには多くの中国人シェフの動画レシピが出ていますが、それらと全く同じ作り方をしても今日食べた鼎泰豊の「紹興酔鶏」みたいには、特にあのプリッとして美味しい皮にはなりません。不思議だ・・・・・・