昨日はワンウタマで鼎泰豊とドラゴンアイをはしごして小籠包を食べました。
私としてはどちらも美味しく甲乙つけがたいというか、比べようがないと感じました。小籠包は小籠包でも毛色が違うんですね。
鼎泰豊はお上品。ドラゴンアイは下品ってわけじゃないですが(笑)、味付けが濃くて豚肉が主張しているのね。私はどちらかといえばドラゴンアイのほうが好き。
で、口コミではKLでは一番かもと言われるマリオットホテルの上海の小籠包を試さずにはいきませんよね。
ということで早速行ってきました。
ところが店に入った瞬間、「ヤバイ」と思いました。さすがマリオットホテルの中の中華料理店ですから「高級店」。でもここでしり込みするわけにも行かず(笑)、どこ吹く風と当たり前の顔をして席につきました。
席につくと目の前のテーブルを綺麗にセットアップするんですよ。まずこれだけで余計な(笑)料金を取られるだろうと覚悟。
そしてメニューを見た瞬間、あえなく撃沈。(笑)
というわけにもいかず、冷盤はアヒルの卵(ピータンではない)、またもや紹興酔鶏、そして小籠包10個、その他、なんじゃかんじゃと頼みました。
面白かったのは小籠包。テーブルにセイロを置くわけですが、蓋はしたまま。で、ウェイターがいちいち一個ずつ我々の器に乗せてくれるんです。一個食べて、他のものを食べて、さてまた小籠包を食べたいなぁと思うと、それをちゃんと見ていてテーブルまで来てまた一個乗せてくれるというサービスが過剰。(笑)
3個目をよそってくれたときですが、ヘボのウェイターが小籠包を破いちゃったんです。だからスープがセイロの中に溢れて小籠包じゃなくなってしまった。みずみずしさを失ってしぼんだおバーチャンみたい。(笑)
するとウェイターは「もうしわけありません。新たに作りましょうか?」と聞くわけです。なこと言われても一個だけ作りなおしてもらってもしょうがないじゃないですか。だから「結構です」と答えましたが、そう答えるしか無いですよね?
本当に申し訳ないと思うなら、いちいち聞かずにすぐに裏に連絡して黙って持ってこいっつーの。(笑)
で、その小籠包ですが、なるほどこれだからこの店が一番と言われるのかと思ったのは、皮の薄さ、そして美しさ。まるで皮がシルクの様で中が透き通って見える。味はかなり上品で豚の味が強いドラゴンアイとは大違い。方向性としては上海のは鼎泰豊と同じですね。
では鼎泰豊と上海とどちらが美味しいかは、正直なところ私には良くわかりませんでした。ただ店の雰囲気、サービスを考えれば上海のほうが遥かに上ですが、私に言わせれば小籠包なんか気取って食べるもんじゃないわけで、なんだかこの店で小籠包って違和感があるとさえ思いました。
ということで、料金も考え合わせると上海の負けという結論が出てもおかしくないですね。小籠包だけ食べて帰ってくるってわけにもいきませんし。
ところがですね、我々は夕食で食べたわけです。でもこのレストランは昼は飲茶をやっていて、飲茶のメニューを見せてもらいましたらもちろん小籠包もあれば、普通の飲茶の定番はいろいろあるわけです。
つまり、夜の「お食事」ではなくて昼間の気軽な飲茶として食べればかなり良いんじゃないですかね。
でも料金が・・・・気軽じゃない(笑)。飲茶の一セイロの料金は16-18RMとかそんなですから、やっぱり面白く無いですね。
でもかなり美味しいんだろうと想像しています。この店の飲茶は一度はやっつけてみたい。
小籠包ですが、私はやっぱりドラゴンアイ派です。ちょっと味が濃くて野暮ったいと感じますが、私はその方が小籠包らしいと感じます。
ただ、やっぱり同じ店でも場所が違うと味も違うようで、ドラゴンアイじゃ鼎泰豊じゃと言ってもどこのモールにある店かで違いがあるのかもしれませんね。こればかりは食べ慣れないとわからないはずで、旅行者の我々にはわかりようもなし。
でも中にはハズレの店もあるかもわかりませんが、とりあえずワンウタマの鼎泰豊、ドラゴンアイは美味しかったし、前に来た時に他のモールでも食べましたがやっぱり美味しかった。だから我々の結論はどの店も「素晴らしく」美味しいという結論で良いと思うし、どの店のでなくちゃ駄目、どこが一番なんてことはどうでも良いと思いました。
少なくともこんなに美味しい小籠包はゴールドコーストにはありません。小籠包という名の皮が分厚くて硬い、そしてスープなんか入っていない、小さな肉まんはどの店にもありますが。(笑)
私としてはゴールドコーストへ帰ってから、自分のベロに刻み込んだこれらの美味しい小籠包の味に近づけたものを自分で作れるかどうか、それが気になります。でも私が難しいと思うのはやっぱり皮ですね。あの薄さで破けないように作るのは神業に近い。
さてと、明日は朝からKL散策。ボランティアの方々にお願いして連れて行ってもらうことになっています。
楽しみ~~~~。