蒸し暑いマレーシアはヨメさんの「乾癬」に良いと思ったのに・・・&マレーシアに長くは住めない予感

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なかなか人生は上手くいきませんねぇ。

ヨメさんが乾癬という病気にかかっているのはなんどもここに書いていますが、乾癬は「乾燥」していると良くないと言われます。一般的には乾燥している冬に酷くなるようで、いつも乾燥しているゴールドコーストから湿気が凄いマレーシアに渡れば良くなるだろうと期待していました。

数年前にヨメさんと二人でバヌアツに旅行したときには、二週間の間に乾癬がスーーっと引いていきまして、湿気が乾癬には良いと思っていましたし。

でも乾癬って原因がはっきりしない病気だそうで、一番の原因は「ストレス」だと言われています。そもそもヨメさんが乾癬に罹ったのは「マレーシア行きを決めたとき」でした。ヨメさんは世界で一番好きな場所がゴールドコーストでマレーシア行きにはずーっと反対していました。

でも好き嫌いでマレーシアを選べる我々ではなくて、我々の将来の為にマレーシアに行くべきだと結論を出しました。それは会社勤めの人たちが「マレーシア転勤」を命じられるのと似ていて、我々の将来の為にマレーシア行きを決めました。

最初はしくしく泣いていたヨメさんですが、それでも状況は理解できるわけで、マレーシア行きに賛同しました。でもその頃からなんですね、乾癬が出てきたのは。自分に言い聞かせることでストレスがどんどん溜まっていったのかもしれません。

水が大いに関係しているのをブログの読者に教えていただいて、飲料水や料理に使う水は全てミネラルウォータにし、毎日入るお風呂は塩素を中和するためにビタミンCを投入し、それによってかなり快方に向かっていたのは間違いがありません。

でもマレーシアにきて、それがよくなるどころか悪化してきました。今まで出来たことがない首の周りに乾癬が広がりだしています。

今、マレーシアに到着し、やっぱりゴールドコーストに帰りたいという言葉をヨメさんは一切発しませんが、ヨメさんの心の中で一体何が起きているのかはわかりません。

乾癬はアトピーに似た皮膚病であるように思われていますが、私はこれは皮膚病ではないと思っています。皮膚に症状が現れるだけであって、原因はわからない。

皮膚に出来るだけならそれを隠せばよいということになりますが、他人の目には触れないようにしても、自分のからだ中に乾癬ができたときの女性の心理は男の私には理解できないものもあります。

また乾癬はどこに出るかわからないんです。ヨメさんの場合はなぜか顔には出ないのがラッキーで、もし顔にできるようなことがあれば、一切、家から出ないようになるはず。

また困るのが足の裏に出来た場合です。足の裏が割れますので全く歩けなくなります。車いすが必要になるということ。

これからヨメさんの乾癬がどうなるのか本当に気になります。それが悪化すれば、他のすべてが上手くいったとしてもその乾癬だけで我々のマレーシアでの生活は崩壊するはず。

マレーシアは車いすで、あるいは年寄りが普通に生きていける社会インフラが全くありませんから、乾癬が悪化しただけで、マレーシアを出ることを考えなければなりません。

ヨメさんの病気に問題がなくても、マレーシアには長くは住めないだろうとこの数日考えています。この国は若い国で発展途上。障害者や年寄りが生きていけるようには全くなっていないんですね。

私もますます歳を取り、膝が痛いだの股関節が・・だのとなればもうそれだけでここには住めない。

この国は「元気なうちにロングステイを楽しむ国」であるとこの数日間、確信を持つに至りました。

私がまだ元気なうちに、もっと歳をとったときに安心して生きていける環境を探し、そこで暮らせる土台を作らなければならないと思っています。その時になればその時どうにかなる、どうにかするしかないという楽観的な生き方は私にはできません。

日本は日本で、年寄りを家族に押し付ける方向性ですし、やっぱり我々は時が来たらオーストラリアに帰ることになるんだろうと思ったり。

ゴールドコーストでは杖を突きながら時速1キロ程度のスピードでしか歩けない年寄り、電動車いすに乗った老人が普通に暮らしていますが、このクアラルンプールの町では一切そういう人たちを見たことさえありません。

道路はもちろん、建物でさえも障害者や老人を考えたつくりにはなっていませんし、この町で歳を取ったら生きていけないのははっきりしていると思います。

マレーシアはロングステイの希望が一番の国ですが、それはそれで素晴らしいとは思いますが、逆を返せば、あくまでロングステイとしてのマレーシアでしかないのであって、いつか帰るのを決めて楽しむ、行ったり来たりで好きなことをする国でしかなく、退職者、それも外人が安心して歳をとり生きていける国ではない。

その辺を楽観することなく、将来の計画、次の計画を練りつつ、マレーシアでの生活を作り上げていこうと思っています。

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