【家庭菜園】「ミツバ」の移し替え&熱すぎる太陽光ではなくてLED照明を使う

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マレーシアに来て家庭菜園をやるつもりなんて全く無かったんですよ。でもカイワレ大根とかミツバは常時欲しいし、イタリアンパセリやコリアンダーもあれば助かる。だからちょこちょこっと小さな鉢をベランダにでも置いて育てれば良いと思っていたわけです。

ところが簡単にはいかないのは何度か書いたとおり。orz

私が欲しいものは殆どが「涼しい気候」で育てる植物。市場に出回っているものの多くはゲンティンハイランドで育てられていて、あちこちで聞いてもクアラルンプールでは難しいと言う人は少なくない。

こうなると諦めるどころか俄然やる気が出てくる性格で本当に困ってしまいます。(笑)

ということでいろいろトライしていますが、まずは今までの経験とか知識は一切忘れて、マレーシアにはマレーシア流があるはずですから、それを一つ一つ探って行こうと思っています。そんな足取りもブログに書いておこうかと。

ミツバですが、これも簡単に育てられるはずなんですがうまく行かず、簡単に枯れてしまう。ま、イタリアンパセリにしてもコリアンダーにしても「マレーシアの直射日光は強すぎる」(温度が上がりすぎる)ことによってうまく育たない様子。

またもしその日光や熱に耐えたとしても「美味しくないと意味がない」わけで、そもそもああいう葉物は日が強いと固くなったり良いことはないんですね。かと言って「日陰」で育つわけでもない。だから「明るい日陰」が良いのですが、我が家にはそういう環境はないので、かつてやっていたように室内で「明かりを照らして」育てようと思っています。

ま、その件は後で書くことにして、とりあえずミツバの話。

日本から取り寄せた種の発芽実験は終わっていて、無事に発芽はするのがわかりました。

これとは別の、土を入れた大きめのポット、あるいはプランターで育てるための第二弾は今まさに発芽しようとしている所。小さな芽が出始めているのが見えますかね。

そしてその後、マレーシアでどう育てるのかがわかってきたら「水耕栽培」に移行しようと思っています。最初からやっても良いのですが、また失敗、悩み、またトライ、失敗というのを繰り返したくないので、まずは「普通に育ててみる」ところから入ろうと思っています。

ですので、この発芽実験で生まれた子どもたちはこのまま食べちゃっても良いのですが(笑)、これはこれでまた実験をしてデータを得ようと思いました。ということで植え替え。こんなプラスチックの容器で育てます。容器は二重になっていて、中の容器には穴が開いています。のちのち、必要があれば中の容器に台をカマせて浮かせて、その分、水を入れて長期で育てます。培地は「ピートモス+パーライト(白く見えるのがそれ)」でかなり水はけも良いし、空気の循環も十分なはず。

20株ほど植え替えてみましたが、この中で3株ぐらい生き延びてくれたら良いなと。また植え替えですが、ただでさえ育てるのが難しいマレーシアですからやらないほうがよいのですが、結構、苗が小さい内は大丈夫だというのは経験則でわかっていますので、このトライアルをしてみました。

丸一日経ちましたが、みんなヘナヘナになっているかと思ったら元気で頑張っている様子。

これが生き延びたとしても容器が小さいので長期で、また大きく育てるのは難しいですので、ま、2ヶ月ぐらい様子を見てどんな風に育つのかわかればそれで良いと思っています。

これはイケアで買ってきたLEDを当てていますが、きっと外に出して直射日光に当たると暑すぎて「煮える」状態になるはず。ですのでとりあえずある程度までは電照で育てて、強く育っているのが確認できたら、ほんまものの日光(笑)がちょっとだけ当たる場所に出してみようと思っています。

ということで、LEDを使って育てる話。

かつて地下室で野菜工場もどきをやっていたころはLEDの時代ではなくて、結構高価な照明器具を使っていました。葉物はまだ簡単なんですが、電照だけでトマトやキュウリを作るのは結構大変で電球も600ワット程度のものを並べていたり。

ま、電気代が恐ろしいことになって、「随分高い野菜ね」なんてヨメさんに嫌味も言われ、ある程度できるようになると「興味が薄れる」私の本来の性格もあって、ある時、一切の水耕栽培をやめることにしました。

でもま、知識は残っていますし、近年はLED栽培も盛んで、かつてはLEDでトマトやキュウリは無理と言われていたのも今では出来るようになった。当然、かなり明るいLEDを使わないとならないのですが、LEDは電気代も安くかなり普及してきているし、商業ベースの「野菜工場」でも使われるようになった。

「強い光」が必要ではない葉物ならそれこそ白色電球でいえば10ワットの消費電力のLEDでも十分育つので良いかと。

でもどうせやるとなるといろいろ育てたくなるので、いくつかの照明器具が必要となりますが、結構使えると思ったのが、なんとイケヤで売っている照明器具とLEDの電球です。

デスクトップ型のARÖD。これ(クリック)

これは60ワットまで大丈夫とのことですが、LEDで60ワットなんてとんでもない明るさでそもそもそんな明るい(このタイプの)LEDは売っていないはず。

電球は別売りですが、LEDの1000ルーメンの物。普通の電球で言うと70ー80ワットぐらいの明るさですが、LEDなので13ワットしか電力消費しません。ここをクリック

これをどう使うかですが、強い光が必要な場合はここまで近づけます。でも熱がほとんど無いので問題なし。

明るい日陰を再現するとなれば1メートル以上離せば良いし、光の広がりがありますから、これだけで1メートル四方程度の「農場」なら(笑)十分なはず。

え?白色電球でいいの?と思った人は栽培に詳しい人だと思うのですが、一般的に栽培用のLEDはそれにあったスペクトルの電球を使うんですね。今では多くのLED電球は「白」ではなくて「青+赤」の二色です。またこの手のものはイケヤみたいなところで売っていないので、専門店から手に入れるしかありません。(重要:自然光と同じように見える白色ですが、植物の生育に非常に大事な【赤系】がなく、これだけで育てるのは難しいらしい)

それはそれで入手するつもりですが、それらの専用電球を使って照らした場合、全て紫色に見えるんですよ。だから「見た目が美しくない」のね。(笑)

私は家の中で「育つのを見ながら生活する」のを大切にしたいので、見た目が紫ってうまくないわけですよ。そりゃ「育てるのだけが目的」ならその方が良いのですが、私は今後「花」も育てるつもりでいますので、これをリビングでも自分の部屋に置くにしても「白色電球」で「普通に見える状態」にしたいと思っています。

とりあえず今後育てようと思っているのは

カイワレ系

◯ 大根
◯ ブロッコリー
◯ 韃靼そば
◯ 豆苗

モヤシ(発芽したら伸ばさないですぐ食べる)のも上記の種でやるよてい。今の時点では大根とブロッコリーだけですが、実はこれだけでも消費するのが結構大変でヨメさんがブツブツ言っています。(笑)

ハーブ系

◯ ミツバ
◯ イタリアンパセリ
◯ コリアンダー
◯ (もしかしたら)大葉

大葉も欲しいと言えば欲しいのですが、美味しい大葉を作るのは私には難しいのがはっきりしていますので(過去には周年栽培をしていたものの大しておいしくなかった)、悩んでいます。

そこそこ育てて収穫、あるいは周りから葉を順次取っていくような育て方をするのは

◯ 小松菜
◯ バターリーフレタス(サラダ菜)
◯ サンチュ

これらは「土を使う栽培」はせずにハイドロポニックス(水耕栽培)で育てるつもり。ただ、土を使わないと言ってもいろいろ方法があるのですが、今回は面倒なことはしたくないので、出来るだけ「放置」で育てられるように「底面給水方式」で行こうと思っています。ただ水が悪くなるであろうことはわかっていて、水の交換もせずにどのくらいできるのかはまだ未知数。

ま、これだけあれば野菜はこれだけでも良いくらいで、私としては「安全」でもちろん無農薬で、そして栄養に富んだ美味しい野菜を作りたいと思っています。

これだけでも大変だと思いますが、全部が全部いっしょに育てるわけじゃなくて、適当にルーチンを考えるなり、育てやすさ、味、家族の要望を聞きながらやろうと思います。

それと密かな楽しみにしているのは「花」を育てること。

実は水耕栽培にはかなり入れ込んだ過去がありますが、私は基本的に花を育てたことがないんです。もちろん庭に花を植えて・・ってことはやりましたが、真剣に育てたことはないという意味。

私は子供の頃から花が好きで、幼稚園の頃は家に帰る時、必ず幼稚園の近くにある「花屋」で小さな苗やサボテンを1時間ぐらい観察してから帰る、なんてことをやっていました。ま、そのことに関しても「変わってる子ね~」なんて言われていましたが。(笑)

もう人生も終わりに近づいてきて、昔のことをよく思い出すんですよ。そしてあの当時の自分を取り戻したいとは思わないけれど、自分がそういうことをするのが好きだったのは間違いがないので、いろいろとやってみたいと思うんです。「当時の自分と再会する」みたいな感覚です。

でもマレーシアで花を育てるのも難しいんですね。南洋なら南洋の花を育てるべきですが、私はわがままですから、「自分の好きな花」を育てたい。でも丸一日日が当たる場所もないし、丁度よい具合に優しい日が当たる場所もないし、やっぱり基本は室内でLED照明を使って育てようと思っています。これは人生初の試み。(笑)

今やろうと思っているのは

◯ インパチェンス
◯ ビンカ(日日草)
◯ ポーチュラカ

です。この3種の花は昔から好きで、ゴールドコーストの自宅には「咲き乱れて」というと嘘になりますが(笑)、結構育てていました。インパチェンスは直射日光が当たる場所では駄目で、半日陰が良いですから、LED照明向きだと思います。

ところがポーチュラカはガンガン日が当たらないと駄目で、日が落ちれば花を閉じてしまいますし、それをどうやって家の中で育てるんだ?と思いますが、ま、ここはどうにかチェレンジしてみようかと。マレーシアにはこれが一番合うような気がするんですが、多湿はアウトなんですね。乾燥しちゃって大丈夫かよ、みたいな方が良く育つ。

その中間ぐらいがビンカですかね。見た目はインパチェンスに似ていますが、これも結構日が当たる場所のほうが良くて、これもまた多湿には弱いはずですから、水は絞って室内でガンガンLEDを当てればできそうに思っています。

それぞれの種ですが、そこらで買うのではなくて、プロ用のサプライヤー(小売もする)を見つけました。いわゆる苗(シードリング)を育てて売る業者、あるいは花を育てて切り花にするとか、農家とかを相手にする、ま、いわゆる種苗屋ですね。もちろんマレーシアの会社です。

野菜でも花でも毎年毎年どんどん新しいもの、つまり暑さに強いとか、寒さに強い、色が綺麗、病気に強いとかその他どんどん進化するんですね。そういう種をここでは扱っていますし、ここから種を買うことにしました。

また、さすがこの会社はプロ相手で、種子以外にポットとか栽培用培地(バーミキュライト、パーライトなど)が嘘みたいに安いんですよ。物によってはハードウェアストアやスーパーで売っていものの3分の1,4分の1みたいな価格。良いわーここ。

WHT Wellgrow Seeds | The leading flower seeds distributor in Malaysia.

さーてさてさて、私たちはマレーシアに来てこんな遊び、趣味にどっぷり使った生活をするつもりじゃないわけですが・・・・。

でも野菜や花が育つのを間近で見るって良いですよね。私は小さな命を何時間見ていても飽きないんですよ。会話が出来ないのが残念ですが(笑)、命ってそもそも何か、この宇宙って一体どうなっているのか、同じ命ある生き物として人はどう生きるべきかとか、そんなことも彼らは教えてくれるような気がするんです。

 
 
 

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