客家料理って結構癖がありますよね。客家系のレストランに行くと料理はいろいろありますが、客家系の料理を頼むと「こんな中華は初めてだ」って思うようなものばかり。
「擂茶(レイチャ)」もその一つで、初めて食べた時には「なんだ?これ」って思ったし、もう二度と食べたいとは思わなかったんですよ。
でも最近は「たまに擂茶(レイチャ)も良いね、食べに行こう」なんて言うようになりました。息子も「擂茶(レイチャ)」が大好き。
美味しい~~~~♫っていうんじゃないのね。でも健康的で、そこそこ美味しいし、これを毎日食べていたら病気知らずじゃないかなんて思うくらい。
かならずこのお茶というかスープが着くのだけれど、これまた美味しい~~ってことはないのだけれど、ないと困るみたいな。
これの決まった食べ方ってあるのかどうかも知りませんが、我が家はまずご飯+野菜を混ぜます。
それをそれぞれのお椀にとって、お茶(スープ)を掛けたり、お茶(スープ)は別に飲んだり。
これがなんとも言えないんですわ。日本の「大根の葉」を炒めたものをご飯に混ぜて食べるのが大好きなんですが、それをいつも思い出します。(マレーシアで葉が着いている大根を見つけるのはかなり難しい)
でもこの「擂茶(レイチャ)」ってのはそれだけで完結させないところが大事だと思うんです。
初めて食べた時にはこの「擂茶(レイチャ)」も一つの料理、一人が食べる様に食べたんですよ。つまりこれだけ食べたのね。
だからつまらない料理だと思ったんだと思うんです。それこそ日本で言えば、「お茶漬けだけかよ~~?」みたいな。(笑)
でもこの「擂茶(レイチャ)」はみんなで分けて食べるのが良いと気がついてからはこれの大ファンになったんです。
これだけ食べていると健康的ではあるものの、物足りないのね。だから中華で何品も頼むときと同じで、「擂茶(レイチャ)」を「ご飯」として食べて、おかずはその他いろいろを食べるようにすると、このルイチャの良さが出るんじゃないですかね。
ルイチャってさっぱりしていますから、ちょっと味の濃い客家料理らしいものと一緒に食べるとかなりいけるんじゃないかと。
例えば、豚の角煮とか。
卵の蒸し料理とか。
何でも良いと思うんですよ。炭水化物ものじゃなくて、鶏肉でも豚肉でも一品料理を「ルイチャと食べる」ことによってルイチャも生きるような気がします。
でも数人で行って、「オレは麺が良いなぁ」「あたしはこの豚肉のランチにしよう」なんて話になって、「じゃぁ、私はルイチャにしよう」なんてルイチャだけだと丼ぶり一杯のお茶漬けを食べることになるみたいな。(笑)
それこそ焼き飯を皆で食べるみたいな感じで「擂茶(レイチャ)」を食べるとその良さが引き立つみたいな感じがします。
そうやって食べると本当に美味しいし、「これで今日も健康だ~~~」みたいな気になるから面白い。
もしかしたら毎日「擂茶(レイチャ)」でおかずはその日その日にいろいろってのが理想の食事かもしれないなんて思うくらい。
この「擂茶(レイチャ)」の野菜の組み合わせってなんなんだろうか。
これ、家でも食べたいと思う。