年末にシドニーからマレーシアに「結婚の報告」に来た次男坊夫婦ですが、「マレーシアでは何を食べたい?」と聞いたところ、すかさず答えたのが
酉玉~~~~~~~~~
でした。シドニーにはああいう焼き鳥のお店はないとのこと。
私がこのブログでいつも絶賛しているパブリカにある焼鳥屋さん。「酉玉」
彼らが到着した日に酉玉で待ち合わせ。そしていつもの通りの焼き鳥を食べ、いつものように焼き手のリキちゃんとおしゃべりもしたのですが、そのおしゃべりの中で嬉しいことを聞きました。
私のことを知っているお客さんが来たと。彼は私のブログを見て、来ようと思ったらしい。
そのお客さんは日本人ではあるものの、どこの在住者かは聞き忘れましたが、中東を含め仕事で世界を行き来している人とのこと。そしてたまたまマレーシアに来たので、「酉玉」に来たと。それもマレーシア滞在中の数日間に2度来たというんですね。
そのお客さんは私のブログを見て、「ダボは自分の好みに似ている」と思ったそうです。だから酉玉に行こうと思ったと。
嬉しいですねぇ。
私はいつも書いている通りグルメでもなんでも無くて、ただ自分が納得するものを、納得する店で、納得する料理人が料理するものを食べたいだけ。それは決して高級品でもなんでも無くて、当たり前のことを当たり前にやってくれればそれで十分。素材も普通で十分で、しかしわけのわからないものは食べたくない、食べさせられたくないと思うだけ。
こんなワガママジジーが書くことに興味を持ち、しつこく勧めるお店に行ってみたら大当たりだったってことですね。こういうことを聞くと本当に嬉しいです。たった一人でもそういう人が現れれば、私はそれだけでこのブログをやっていた意味があると感じます。
ただ今回、酉玉の様子がちょっと今までと違うことに気が付きました。
詳しいことはここに書くべきではないと思うので書きませんが、今現在、急いで「使える焼き手」を育てているのは間違いがない。
前にいた二番手はおらず、いつもはリキちゃんが焼く焼き物の一部を一人の新人に焼かせていましたから。
力ちゃんは彼をしっかり見つつ細かく教えているんでしょうが、焼き方の違いって客にはわかっちゃうのね。
常連じゃなければわかるわけもないですが、いつも食べているものの焼き方が変わればすぐにわかる。
早く普通の、今まで通りの酉玉になったら良いなぁ。
ところで、私がしつこく酉玉を勧めるのを見て、「良し、行ってみよう」と思う読者がいたら嬉しいのですが、とりあえず酉玉に行って、「普通の焼き鳥」や「セット物」は頼まないほうが良いと思います。
このことは何度もこのブログに書いていますが、酉玉の良さって「正肉」「ねぎま」「手羽」「つくね」とかそういうところじゃないんですよ。って言ったら怒られそうですが、そういう当たり前の焼鳥じゃなくて「そろばん(これが我が家の一番のお気に入り)」「ちょうちん」「心残り」とかちょっと変わったものが美味しいと私達は感じています。
もし普通の焼き鳥が好きならデサスリハタマスのあの店とか、スバンジャヤのあの店の方がもしかしたら良いかもしれない。メニューも豊富だし。
もし酉玉に行ったら、「なんだこれ?」みたいなのがいろいろメニューにありますからそれらを食べてみて欲しいと思います。リキちゃんの絶妙な焼き方と相まってそれらが美味しいからこそ、酉玉は「他の店とは違う」ってことだと思ってます。
またどんな店でも同じですが、「美味しい時」と「そうでもない時」ってどうしたってあるんですね。仕入れや在庫の問題、また焼き手の都合もありますから。
だから酉玉に行くとしたら、是非、二度は行ってみて欲しいです。初回でも大当たりするかもしれませんが・・・。
また酉玉の良さは「焼き手のリキちゃん」の人柄も大きく関係しているのは間違いがないので、是非、彼に話しかけてみてください。彼もおしゃべりは嫌いな方じゃないはずですから面白いと思います。でも当然、忙しいときには話しかけないのはお約束。
どの店でも同じですが、私達が行くのは大抵オープン直後です。この時間帯はどの店も混んでいないのが普通で、酉玉も同じく。客は私達だけ、みたいなこともある。ガラガラですし、リキちゃんの真ん前に席をとってもらうのが毎度のこと。予約は必ずしますが、この席が取れないときには行きません。
早く行くといつもこんな感じ。
でも私達が帰る頃には満席になるのが普通。
今回は次男坊夫婦が私達夫婦に大好きなお酒をお土産で「一本ずつ」持ってきてくれました。それを酉玉で受け取ったのですが、我が家に二本は必要ないので(どうせヨメさんが全部飲んじゃう)、一本を酉玉で開けてキープしてもらうることにしました。
久しぶりのロイヤルサルートは美味しかった~~~。なぜか1リットル瓶なのでそうそう簡単には空にならない。\(^o^)/
年末に家族揃って良い食事ができました。
有難う~~~~~~~~~~~~~。